実在のスーパーマンをモデルにした特撮アクション「クンパン」

クンパン/Khunphan


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 アクション作品。サハモンコン・フィルム配給。時は、第二次世界大戦勃発直前の日本軍がタイへ上陸してくる直前の物語。そこでは、クンパン(アナンダー・エバリンハム)率いる警察官とアンハーウィヤルー(クリサダー・スコソーン)率いる盗賊団が熾烈な戦いを繰り広げていた。
 本作は、20世紀初めにタイ南部で実在した警察官クンパンタラックラーチャデート(ブット・パンタラック)/ขุนพันธรักษ์ราชเดช(บุตร พันธรักษ์))<1903~2006年>を描いたノンフィクション作品との報道もあるが、彼を主人公のモデルにしてはいるものの実話を基にしているわけではないようだ。彼は人々を脅かすマフィアを次々と制圧し、銃で撃たれても当たらないしナイフで襲われても刺されないという言い伝えがある。
 トレーラーを観ると特撮アクションという感じなのだが、残念ながら、特撮の一番いいシーンはトレーラーなどの中に全て入ってしまっていた。そのため、作品を観終わって少しがっかり感がある。また、特に列車のシーンの特撮は、タイ映画界の技術力は今ひとつの感を受けてしまう。また、心臓をわしづかみにするシーンは、日本の時代劇・必殺シリーズ「暗闇仕留人」の方がすごかった。
 作品は西部劇(マカロニ・ウエスタン)を意識しているのであろうか(タイでも、西部劇作品が作られている)? 冒頭やラストのシーン、そして音楽はマカロニ・ウエスタンそのものだ。あと、エンド・タイトル中に一瞬出てきた俳優は、アーラク・アモンパシリ(ペー)であろうか? メガネをかけていたのでよく分からなかったのだが(後に調べたが、だれだか分からなかった)。
 そして、作品自体は楽しめるのだが、脚本力が弱い。そのため、ストーリー展開のドキドキ感がないのだ。それと、主人公のクンパンと警察の関係、クンパンとアンハーウィヤルーの関係が分かりにくい。そこにチュポーン・チャーンプルン演じるスア・サンという主役級の悪役が登場してくるので、なおさら分かりにくくなる。クンパン対アンハーウィヤルーの両巨頭対決だけにした方が、ストーリーは盛り上がったと思う。
 すばらしいのは、出演者たちだ。名優アナンダー・エバリンハムは当然かもしれないが、クリサダー・スコソーンのすごい面構えがすばらしい。だが、見せ場がそれほどなかったのが残念。むしろ、もう一人の悪役であるチュポーン・チャーンプルンの方が見せ場があった。脇役陣もいい味を出していた。
 アナンダー・エバリンハムは、日本で公開された「心霊写真(Shutter)」<2004年>、日本の映画祭で上映された「コンクリートの雲 (コンクリート・クラウズ/Concrete Clouds)」<2014年>、「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>や日本でDVD化された「レッド・イーグル(Red Eagle)」<2010年>、「メモリー(Memory)」<2008年>、「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>などに主演している。
 クリサダー・スコソーンは、日本で公開された「レベル・サーティーン(13 Beloved)」<2006年>や日本の映画祭で上映された「マリー・イズ・ハッピー(Mary Is Happy, Mary Is Happy)」<2013年>などに出演している。
 準主役のような存在でクリサダー・スコソーンよりも目立っていたチュポーン・チャーンプルンは、日本で公開された「ザ・ヴェンジェンス (ベンジェンス・オブ・アン・アサシン/Vengeance of an Assassin)」<2015年>、「ロケットマン !(Dynamite Warrior/Tabanfire)」<2006年>、「七人のマッハ!!!!!!!(Born to Fight)」<2004年>で主役を務めた人だ。その他、日本で公開された「マッハ!無限大(トム・ヤム・クン 2/ザ・プロテクター 2/Mach! Infinite/Tom Yum Goong 2/The Protector 2)」<2013年>、「マッハ!弐(Ong-Bak 2)」<2008年>や日本の映画祭で上映された「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>、日本でDVD化された「マッハ!参!!!(Ong-Bak 3)」<2010年>などにも出演している。
 一瞬ヌードを披露したカーンピッチャー・ケートマニーは、「メー・ビア(Mae Bia)」<2015年>で主演女優を務めた人だ。
 興行収入は、61.74百万バーツとヒットした。コーンキアト・コームシリ監督には、日本でDVD化された「裁断分裂キラー スライス(スライス/Slice)」<2009年>、「最強のムエタイ・ファイター (ムアイタイ・チャイヤー/Muay Thai Chaiya)」<2007年>や「パラサイト(Parasite)」<2012年>、「ギャングスター(Gangster)」<2012年>、「ワーイ・ナム・カーム・タレー・ダーオ(Wai Nam Karm Talay Dao)」<2012年>、「ルット・シー・ルット(Lud See Lud)」<2011年>、「アート・オブ・ザ・デビル 2(Art of the Devil 2)」<2005年>などの作品がある。

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娘を殺した犯人を捜す、父の復習が始まった「マキシマム・クラッシュ」

マキシマム・クラッシュ/Zero Tolerance


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 アクション作品。タイの刑事であるピーター(サハチャック・ブーンタナキット)は、ベトナムにいる親友のジョニー(ダスティン・グエン)に彼の娘であるエンジェルが死んだことを告げる。それを聞いたジョニーは、娘を殺した犯人を見つけるために、ピーターと彼の部下であるカーン(プリンヤー・インタチャイ)の協力を得て娘の知り合いの男性をひとりひとり探し出し…。
 本作は、タイによくある肉体派のアクションではない。バイオレンス色の濃い銃アクションだ。本作の特徴でもあり魅力でもあるのは、このバイオレンス描写だ。そのムードを高めているのは、ジョニー役のダスティン・グエンの殺人鬼であるかのような演技であろう。
 全体的には楽しめるのだが、ストーリーの中身が不足している。もっと緻密な内容でなければ、観客はストーリーに納得しないであろう。たとえば、ピーターら三人が捕まった時、なぜ一人はいとも簡単に処刑され、残りの二人は見逃されたのか? 意味が分からない。
 また、ラストにはサプライズが用意されているが、動画が残されていること自体が不自然ではないだろうか? それに、だれもが死んだエンジェルは「美人で頭がいい」と言っているが、とてもそうは見えない。あと、ケイン・コスギの出番はあれだけ? 本作は、バンコクなどで撮影されたとのこと。
 サハチャック・ブーンタナキットは国際派の男優で、日本で上映された「バトルヒート(スキン・トレード/Battle Heat/Skin Trade)」<2015年/アメリカ、タイ、カナダ>、「ルパン三世(Lupin the Third)」<2014年/日本>、「オンリー・ゴッド(オンリー・ゴッド・フォーギブズ/Only God Forgives)」<2013年/フランス、デンマーク、タイ、アメリカ、スウェーデン>、「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛(The Lady)」<2011年/フランス、イギリス>などに出演している。
 タイでは、2015年「Thailand International Film Destination Festival」で上映された。同映画祭では、2012年作品のイギリス映画と紹介されている。この作品は、「エンジェルス(Angels)」<2012年/タイ/Wych Kaosayananda監督>の作品に追加、再編集したものらしい。英題の「Zero Tolerance」とは、「不寛容」という意味。



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9月17日、「映画・チェンネルNEO」でタイでも撮影された実写版「ルパン三世」放送

9月17日、「映画・チェンネルNEO」でタイでも撮影された実写版「ルパン三世」放送


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 9月17日、「映画・チェンネルNEO」で、タイでも撮影された日本映画・実写版「ルパン三世」が放送されます。再放送は、19日と23日です。

 TVアニメにもなったモンキー・パンチの漫画「ルパン三世」の実写版。シンガポールの美術館から、古代オリンピックのメダルが盗まれる事件が発生した。そのメダルを盗んで持ってきた者が、窃盗集団「ザ・ワークス」の次期リーダーになることになっていた。しかし、次期リーダーお披露目の場で、ザ・ワークスの現リーダーが・・・というストーリー。
 実写映画化は、「ルパン三世 念力珍作戦」<1974年/監督:坪島孝>以来のこと。ルパン三世を演じるのは小栗旬。次元大介は玉山鉄二、石川五ェ門は綾野剛、峰不二子は黒木メイサ、銭形警部は浅野忠信が配されている。
 撮影は、日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンなど国際的に行われた。出演者も台湾の人気グループF4のジェリー・イェン、オーストラリアのニック・テイト、韓国のキム・ジュンらが出演している。
 「実写版のルパン三世はコケる」との大方の予想であったが、ふたを開けてみるとかなりのヒットとなった。さすが東宝(配給元)、といったところであろうか?
 当初の予想では、「ルパン三世を実写で撮ってもおもしろいものはできない」という意見が多かったが、公開後の評判はなかなかいいようだ。だが、脚本は深みがなく、ストーリー的にはいまひとつの感がある。元はアニメだからと言われてしまえば、それまでなのだが。また、アクション・シーンのスピードが、速すぎて何が起こっているのかよく分からない。見ていて、目がついていけないのだ。
 しかし、演者たちはなかなかいい味を出している。ルパン役の小栗旬も悪くないが、黒木メイサがとてもいい。公開前、ルパン三世ファンからは、「胸の小さい峰不二子なんて不二子ではない」と揶揄されていたが、なかなかどうして、堂々とした峰不二子を演じていてすばらしい。石川五ェ門役の綾野剛もはまっていた。
 悪役を演じたタイの女優ヤーヤー・インも悪くなかったが、役としての見せ場はそれほどなかった。大きな意味はないのかもしれないが、エンド・ロールで、タイ人の俳優で一番先に名前が出てきたのはコティー・アラームボーイであった。悪の親玉を演じたベテランのニルット・シリチャンヤーでも、一番見せ場があった? ヤーヤー・インでもなかったのはなぜなのだろう? 彼の現在のタイ映画界における地位が、そうさせたのであろうか?
 タイから出演のロイヤル役タナーヨン・ウォーンタラクーンは、日本で公開された「アジョシ(아저씨)」<2010年/韓国>、「闇の子供たち」<2008年/日本>、日本でもDVD化された「2022(2022 Tsunami)」<2009年>や「ムーブ・ブラッド・フォー・フリーダム(HMOOB Blood for Freedom)」<2012年>などに出演している。
 ナヴァロンセキュリティ社の会長役であるニルット・シリチャンヤーは映画出演が多数あるベテラン俳優で、日本で公開された「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part Ⅱ)」<2011年/アメリカ>、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀(Largo Winch II)」<2010年/フランス、他>、「マッハ!弐(Ong-Bak 2)」<2008年>、日本でDVD化された「マッハ!参!!!(Ong-Bak 3)」<2013年>、「Deadman デッドマン(Opa Patika)」<2007年>、「ソードキング(The King Maker)」<2005年>、「マハウット!(Mahaut)」<2003年>や「コン・コーン(Kon Khon)」<2011年>などに出演している。
 ナローン役のウィタヤー・パーンシーガームは国際的に活躍している人で、日本で公開された「オンリー・ゴッド (オンリー・ゴッド・フォーギブズ)」<2013年/フランス、他>、「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part II)」<2011年/アメリカ>、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀(Largo Winch II)」<2010年/フランス、他>や「マインドフルネス・アンド・マーダー(Mindfulness and Murder)」<2011年/タイ>、「スニー・エ・レレファン(Sunny Et L'éléphant)」<2007年/フランス>などに出演している。タイ剣道クラブの代表で黒帯五段だそうだ。作中でも、剣道をするシーンが出てくる。
 また、ミス・ヴィー役のラター・ポーガームはもともとは有名な歌手で、AV女優の西野翔が出演したことでも知られる「チャンダラー(ジャンダラ)」シリーズに出演しヌードを披露した人だ。「トム・ヤム・クン 2(ザ・プロテクター 2/Tom Yum Goong 2/The Protector 2)」<2013年>や「オンリー・ゴッド (オンリー・ゴッド・フォーギブズ/Only God Forgives)」<2013年/フランス、他>にも出演している。



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タイ、アメリカ合作アクション「ドラゴン・ウルフ」GyaO!!で無料配信中/คู่พิฆาตเมืองโลกันตร์

タイ、アメリカ合作アクション「ドラゴン・ウルフ」GyaO!!で無料配信中


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 タイ、アメリカ合作アクション「ドラゴン・ウルフ(Dragonwolf)」が、GyaO!!で無料配信中です。

 格闘技&ガン・アクションもの。モーツアルト(カズ・パトリック・タン)とジュリアス(ヨハン・カーステン)は、血はつながっていないが幼いころから兄弟として育てられた。そして、二人は成人し、裏社会稼業へと足を踏み入れた。しかし、彼らの前に一人の女性メアリー(マーシャ・ポリブカ)が現れたことで、二人の間に不協和音が…というストーリー。
 タイとアメリカの合作作品だが、タイ映画的なムードはない。また、タイで撮影されているが、物語の場所の設定はどこかは語られていないし、撮影地がタイであるとはっきり分かるシーンもない。タイ文字の看板なども見られない。
 この作品は、何を描きたいのかが分かるまでにとても時間がかかる。単なるアクションものなのか?兄弟間の葛藤なのか?ラブ・ストーリーなのか?前半は、無意味にたくさんの女性の裸のシーンが出てくる。この監督、よっぽど裸が好きなのであろうと思ってしまうほどだ。しかし、セクシーさはほとんどない。ただやたらに裸を見せれば、男性観客が喜ぶと思ったら大間違いである。中盤以降は裸が全く出てこないのだが、最後の最後に突然一回だけ出てくるのも違和感がある。この最後に胸を見せてくれる女優なのだが、どうせならもう少しサイズが大きい人の方が良かった気がするのだが。
 カズ・パトリック・タンのファンはこれでいいのかもしれないが、彼の風貌がとてもヒーロー=主人公のようには思えない。悪く言えば、ただの浮浪者である。ちょっと残酷過ぎるシーンが多いのも気になる。
 全体的に、ストーリー性が薄く、場面と場面のつながりが悪い。また、過去のシーンが時々挿入それているのだが、一つ一つの場面がはっきりと描かれていないために現在なのか過去なのかが分かりづらい部分も少なくない。そして、モーツァルトが殺し屋たちに銃でハチの巣にされたのに、なぜ生きているのかが観客には分からない。かなり後になって種明かしがあるのだが、ハチの巣にされているのだから、いくら病院に担ぎ込んでも生きているというのはおかしいだろう。また、そのモーツァルトは、病院へ運ばれた後アドレナリンの働きがどうのこうので一日だけはぴんぴんして生きてられるが、もう助からないというのは一体何なのだ。それに、モーツアルトが命を助けた女性が、唐突に出てくるのも理解できない。
 体を張ったアクション・シーンはなかなか見ごたえがあったが、やはり物語構成と脚本に問題がある。作品としてはそれなりに楽しめるのだが、あまりすっきりしない出来である。本作はあまり評判が良くないようだが、観ればそれもうなずける。作中にトラックなどのスクラップ置き場のシーンが出てくるが、車だけでなく、船や飛行機、そして戦車まであるというのはすごい。どこで撮影したのであろうか?
 レイムンド・ヒューバー監督には、「バンコック・アドレナリン!!!(Bangkok Adrenaline)」<2009年>などの作品がある。タイ題は、「奈落の底の二人の殺し屋」というような意味か?



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ネイザン・ジョーンズ出演アクション作品「ジャイアント・チリペッパー」GyaO!で無料配信中/ส้มตำ

ネイザン・ジョーンズ出演アクション作品
「ジャイアント・チリペッパー」GyaO!で無料配信中
/ส้มตำ


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 GyaO!で、ネイザン・ジョーンズ(Nathan Jones)出演のアクション作品「ジャイアント・チリペッパー(ソムタム/ムアイ・タイ・ジャイアント/Somtum/Muay Thai Giant)」<2008年>が無料配信中です。

 コメディー・アクション作品。タイを訪れた西洋人のバーンニー(ネイザン・ジョーンズ)は、昏睡強盗に遭い、身ぐるみをはがされてしまう。そんな時に知り合ったのが、二人の少女ドークナー(サシサー・チンタマニー)とクラテン(ナワラット・テーチャラタナプラスート)であった。バーンニーは巨人で力持ちであったが、とても臆病であった。しかし、ソムタムを食べるとその辛さにより暴れまくり、爆発的な力を発揮した。そんな三人が、犯罪事件に巻き込まれ…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム配給。ノンタコーン・タウィースックの初映画監督作品。格闘技指導は、トニー・ジャーの師匠としても知られるパンナー・リットクライ。
 ストーリーそのものは洗練されたものではないが、とても楽しい作品に仕上がっている。子供から大人まで楽しめる作品だ。ネイザン・ジョーンズや子役サシサー・チンタマニーらのアクションも、なかなか見ごたえがある。この作品の魅力の中心になっているのは、オーストラリア出身の格闘家であるネイザン・ジョーンズの体に似合わない愛嬌のある演技であろう。タイ映画に出演する多くの西洋人俳優は内容がイマイチなことが多いが、彼は見事に役柄を演じていた。ソムタムの辛さに反応して赤くなり、そして馬鹿力を発揮するという設定もおもしろい。
 ネイザン・ジョーンズは、日本でも公開された「トム・ヤム・クン(ザ・プロテクター/Tom Yum Goong/The Protector)」<2005年>にも出演している。サシサー・チンタマニーとナワラット・テーチャラタナプラスートは、「パワー・キッズ(Power Kids)」<2009年>でも共演している。サシサー・チンタマニーは、日本でも公開された「七人のマッハ!!!!!!!(Born to Fight)」<2004年>にも出演している。しかし、彼女は本作後、映画には出演していない(2014年9月現在)。どうしたのであろうか?ナワラット・テーチャラタナプラスートは、日本でDVD化された「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers/Chai-Lai)」<2006年>などに出演している。また、市場のパパイヤ売りとしてアクションを披露している女優ケーサリン・エータワッタクンも、日本でDVD化された「マッハ! エンジェル くノ一 Mission(The Vanquisher/Final Target)」<2009年>や「七人のマッハ!!!!!!!」、「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS」に出演している。格好良かった。
 シリントーン王女は、自らの作詩を本作の挿入歌に使用することを許可されたとのこと。興行収入は、US$254,469と良くなかった。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、6.21点(満点は10点。投票数19。2014年9月現在)であった。



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「インシー・デーン」シリーズの女性版ではないです/「インシー・サーオ」

インシー・サーオ/Intri Sao


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 格闘技&銃アクションもの。女性柔道家?と組織との戦いを描く。
 「インシー・デーン」シリーズの亜流女性版かと思ったら、仮面は全く付けていない。アクションは派手に見せてくれるのだが、ストーリーがいまひとつ成立していない。
 スッバシット監督には、「ナック・カー・ナー・ヨック(Nuk Kah Nah Yhok)<1987年>、「プート・サネハー(Phut Saneha)」<1987年>などの作品がある。原題は、「女鷲」という意味。

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超高性能?最新兵器戦車アクション/「コブラ・サンダーボルト」

コブラ・サンダーボルト/Cobra Thunderbolt


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 アクションもの。元軍人が、超高性能の戦車「コブラ・サンダーボルト」を開発した。武器商人がその設計図を手に入れるため、開発者の妻を誘拐した。それを知った元戦友で刑務所に服役中のディックサモア(ソラポン・チャートリー)は脱走し、開発者に協力して奥さんを取り戻そうとするが…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム配給。なんと、日本でビデオが発売されている。海外各国でも、ビデオが発売された。当時、日本でタイ映画のビデオが発売されるのはかなり珍しかったのではないだろうか?日本の発売元はビクター。ビデオの音声は英語で、日本語の字幕が付いている。日本の映画紹介サイトでは、製作国をアメリカとするものもある。
 世界各国が欲しがる超高性能戦車ということだが、戦車ではなく装甲車だ。この装甲車は、ややハリボテ感がある。タイヤはゴム製で、ぬかるみでスリップしていた。ちょっとなさけない気もする。実際には飛んでいないはずだが、マイクロ・ジェットなる未来技術の人間飛行具も登場してくる。
 1980年代の作品なので、ストーリー展開は雑で荒っぽい。お決まりの男女のロマンスもない。だが、単純明快なストーリーなので、分かりやすい内容だ。当時のタイ映画としては、まずまずの出来ではないであろうか?原題は、「戦闘員」という意味。



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銃撃戦と火薬の量が半端ないコメディー・アクション作品/「グッドマン・タウン」

グッドマン・タウン/Goodman Town


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 コメディー・アクション作品。時代は、近未来の荒廃した世の中。タイガー・ヤイが支配するグッドマン・タウンがはばを利かせていた。ある日、タイガー・ヤイは占い師により四日以内に結婚しないと死ぬと告げられる。写真が残されていた花嫁候補と思われる女性を必死に探そうとするが…という作品。
 ファイブ・スター・プロダクション作品。物語の舞台が近未来というタイ映画は珍しい。荒廃した砂漠のような大地やボロ車、バイクなどを見ていると、オーストラリア映画の「マッドマックス(Mad Max)」シリーズ<1979~85年>を思い出す。とにかく、出演者数がものすごく多いのと、銃撃戦と火薬の使用量が半端ない。爆発シーンは合成画像もあるだろうが、やたらに多い。武器の種類も多く、ロケット・ランチャーまで登場してくる。撮影はタイ国内で行われているのであろうが、タイにこんな荒れた感じの広い土地があるのだろうか?もしかすると、大量の火薬を使用していることもあり、軍の協力の下に演習用の場所を使っているのかもしれない。
 コメディー的要素が入っているせいもあるのだが、ストーリー展開はいい加減というかかなりおおざっぱだ。そのため、作品のテンポはものすごく軽快になっている。とにかく、本作は、ストーリーよりも銃撃戦のシーンを楽しむ作品になっている。ただ、その銃撃戦のシーンは、人が多過ぎてだれが味方で誰が敵だか分からない。それゆえ、ひたすら銃撃シーンそのものを堪能しなくてはならない。
 銀行強盗団の一人としてショット・ガンをアクロバティックに撃ちまくっていたピーター・ルイス・マイオークチは、日本で公開された「アタック・ナンバーハーフ 2 全員集合!(Iron Ladies 2)」<2002年>で、レギュラー・メンバーである兄のチョチョー・マイオークチのそっくりさんとして出演している。
 どこに出ていたのだか分からないのだが、出演しているスパコーン・キットスワンは、日本で公開された「わすれな歌(Transistor Love Story)」<2002年>の主演男優だ。「マッハ!参!!!(Ong-Bak 3)」<2010年>、「マッハ!弐(Ong-Bak 2)」<2008年>、「デッド・アウェイ(The Extra Legal)」<1999年>や日本でもDVD化された「メテオ・クラッシュ(Meteor)」<2004年>にも出演している。
 サクチャイ・シーブンナーク監督には、「ハヌマン ホワイト・モンキー・ウォリアー(Hanuman: The White Monkey Warrior)」<2008年>などの作品がある。

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知らなかった、タイ映画?「ニンジャ・アベンジャーズ」が日本で公開されていた

ニンジャ・アベンジャーズ(ニンジャII シャドウ・オブ・ア・ティアー)
/Ninja II Shadow of a Tear


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 知りませんでした。不覚にもタイ映画「ニンジャ・アベンジャーズ(Ninja II Shadow of a Tear)」<2013年>が、日本で3月に劇場公開されていました。邦題が原題と違っていたせいもあり、全く気が付きませんでした。本作は日本ではアメリカ映画ということになっているようですが、タイの資本も入っているようですので合作ということになります。

 格闘技アクションもの。Casey(スコット・アドキンス)は、マーシャルアーツのマスターであった日本人の父を持つナミコ(肘井美佳)と結婚し大阪で暮らしていた。しかし、ある日、ナミコは何者かに殺されてしまう。傷心のCaseyはバンコクのナカバラ(ケイン・コスギ)の元に身を寄せるが、そこでも殺人が起こる。その殺し方は、妻の時と同じであった。そのことから仇がミャンマーにいるゴロー(菅田俊)であることが分かり、単身ミャンマーへ渡るが…というストーリー。
 日本でもDVD化されている「Ninja(Ninja)」<2009年/アメリカ>のパート2に当たる作品。ストーリー的にもそれほど練られているわけではなくA級作品とはいい難いが、楽しめる作品だ。太平洋戦争当時、ビルマ(現ミャンマー)で日本軍の忍者が活躍したという設定は、いかにも外国(日本から見て)作品らしい。とにかく、アクションがなかなか見事でとてもみごたえがある。
 主人公の妻役を演じた肘井美佳は、美人というわけではないが(失礼)とても魅力的な人だ。アクションものでなくても十分に活躍できるだろう。まさかケイン・コスギのアクション・シーンはないのか?と思ったら、最後にありました、ちょっとしたサプライズが。タイ人の俳優で出演が確認できたのは、残酷なミャンマーの警察?の責任者を演じだウィタヤー・パーンシーガームのみ。この人、タイ映画というよりタイで撮影される外国映画を中心に活動しているようで、日本で公開の「オンリー・ゴッド (オンリー・ゴッド・フォーギブズ)」<2013年/フランス、デンマーク、タイ、アメリカ、スウェーデン>、「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part II)」<2011年/アメリカ>や「マインドフルネス・アンド・マーダー(Mindfulness and Murder)」<2011年/タイ>、「スニー・エ・レレファン(Sunny Et L'éléphant)」<2007年/フランス>などにも出演している。タイ剣道クラブの代表で黒帯五段だそうだ。タイのバンコクで撮影が行われたとのこと。日本では、ポニーキャニオンが配給した。

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GyaO!でカズ・パトリック・タン主演のタイ映画「ドラゴン・ウルフ」無料配信中

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 GyaO!で、カズ・パトリック・タン主演のタイ映画「ドラゴン・ウルフ(Dragonwolf)」<2013年/タイ、アメリカ>が無料配信中です。

 格闘技&ガン・アクションもの。モーツアルト(カズ・パトリック・タン)とジュリアス(ヨハン・カーステン)は、血はつながっていないが幼いころから兄弟として育てられた。そして、二人は成人し、裏社会稼業へと足を踏み入れた。しかし、彼らの前に一人の女性メアリー(マーシャ・ポリブカ)が現れたことで、二人の間に不協和音が…というストーリー。
 タイとアメリカの合作作品だが、タイ映画的なムードはない。また、タイで撮影されているが、物語の場所の設定はどこかは語られていないし、撮影地がタイであるとはっきり分かるシーンもない。タイ文字の看板なども見られない。
 この作品は、何を描きたいのかが分かるまでにとても時間がかかる。単なるアクションものなのか?兄弟間の葛藤なのか?ラブ・ストーリーなのか?前半は、無意味にたくさんの女性の裸のシーンが出てくる。この監督、よっぽど裸が好きなのであろうと思ってしまうほどだ。しかし、セクシーさはほとんどない。ただやたらに裸を見せれば、男性観客が喜ぶと思ったら大間違いである。中盤以降は裸が全く出てこないのだが、最後の最後に突然一回だけ出てくるのも違和感がある。この最後に胸を見せてくれる女優なのだが、どうせならもう少しサイズが大きい人の方が良かった気がするのだが。
 カズ・パトリック・タンのファンはこれでいいのかもしれないが、彼の風貌がとてもヒーロー=主人公のようには思えない。悪く言えば、ただの浮浪者である。ちょっと残酷過ぎるシーンが多いのも気になる。
 全体的に、ストーリー性が薄く、場面と場面のつながりが悪い。また、過去のシーンが時々挿入それているのだが、一つ一つの場面がはっきりと描かれていないために現在なのか過去なのかが分かりづらい部分も少なくない。そして、モーツァルトが殺し屋たちに銃でハチの巣にされたのに、なぜ生きているのかが観客には分からない。かなり後になって種明かしがあるのだが、ハチの巣にされているのだから、いくら病院に担ぎ込んでも生きているというのはおかしいだろう。また、そのモーツァルトは、病院へ運ばれた後アドレナリンの働きがどうのこうので一日だけはぴんぴんして生きてられるが、もう助からないというのは一体何なのだ。それに、モーツアルトが命を助けた女性が、唐突に出てくるのも理解できない。
 体を張ったアクション・シーンはなかなか見ごたえがあったが、やはり物語構成と脚本に問題がある。作品としてはそれなりに楽しめるのだが、あまりすっきりしない出来である。本作はあまり評判が良くないようだが、観ればそれもうなずける。作中にトラックなどのスクラップ置き場のシーンが出てくるが、車だけでなく、船や飛行機、そして戦車まであるというのはすごい。どこで撮影したのであろうか?
 レイムンド・ヒューバー監督には、「バンコック・アドレナリン!!!(Bangkok Adrenaline)」<2009年>などの作品がある。タイ題は、「奈落の底の二人の殺し屋」というような意味か?



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 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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