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日本で劇場公開が決まったタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち (頭脳ゲーム/バッド・ジーニャス)」

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(頭脳ゲーム/バッド・ジーニャス)/Bad Genius


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 9月22日、日本で劇場公開が決まったタイ映画です。この作品、ものすごく評判がいいですね。特に、東・東南アジアの地域では大ヒットしました。作品内容は主人公たちがある悪事を企むというものですが、緊迫感がものすごかったです。それと、多くの出演者たちがいい演技を見せてくれました。特に、主演女優のチュティモン・チュンチャルーンスックインは素晴らしかったです。彼女なしでは、この作品が成立したかどうか。作品中では彼女はあまり美人ではないように見えたのですが、結構、美形ですよね。中国の女優、コン・リーに似ています。
 さて、私はこの作品を劇場で観ることができませんでしたので、字幕なしのDVDで観ました。いやあ、セリフが多くてまいりました。そのせいかもしれませんが、世間では大絶賛されていますが、個人的にはそこまでいっていません。悪い作品ではないのですが、ストーリー展開がかなり甘い気がするのですよね。特に、ラストは、えっ?これで終わり?というのが正直な感想です。とにかく、日本で公開したら、もう一度観てみたいと思います。

 ドラマ。頭のいい女子高生リン(チュティモン・チュンチャルーンスックイン)は、友達の学校の試験解答の手助けをするようになった。そのことから、友達のベーン(チャーノン・サンティナトーンクン)、クレート(イサヤー・ホースワン)たちと国際的な統一試験であるSTICの解答を教えることをビジネスに結び付ける策を練り、オーストラリアのテスト会場へと向かうが…というストーリー。
 GDH 559社作品。興行収入は、111.93百万バーツと大ヒットした。日本では、「アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2017」で上映された。GDH 559社の作品としては、悪事をする人間をを主人公にするという珍しいパターンだ。だが、ナッタウット・プーンピリヤ監督は、「カウントダウン(Countdown)」<2012年>でも悪人を主人公に据えて描いていた。そして、このことが、視聴年齢制限「15歳超」が付いている理由であろう。とはいえ、中学生はダメだが、主人公たちと同じ年齢層の高校生は観ていいということだ。よく考えると、これってちょっと変かもしれない。
 物語はちょっと斬新で、おもしろいアイデアだ。でも、ちょっと現実的には、実現不可能な内容なのが引っかかる。終わり方も、やや中途半端な感じがしないわけではない。だが、試験中の緊迫感は見事だ。
 そして、出演者もいい。主人公を演じた主演女優のチュティモン・チュンチャルーンスックインは、映画初出演ではまり役であった。彼女の父親役を演じたタネート・ワラークンヌクロは、やさしさと厳しさを見事に演じていた。この人、第30回東京国際映画祭で上映された「ポップ・アイ(Pop Aye)」<2017年/タイ、シンガポール>の主演男優である。ちょっともったいなかったのは、リンの友達であるクレート役のイサヤー・ホースワンだ。彼女、冒頭ではなかなかいい味を出していたのに、後半は見せ場が無くなってしまった。彼女は、本作と同年に公開されたホラー「サイアム・スクエアー(Siam Square)」<2017年>では、主演を務めていた。ベーン役のチャーノン・サンティナタラクンも悪くなかった。
 ナッタウット・プーンピリヤ監督には、「プレズント・パーフェクト(Present Perfect)」<2014年/ショート・フィルム>、「ザ・ライブラリー ホーン・サムット・ヘーン・ラック(The Library Hong Samut Heng Rak)」<2013年/ショート・フィルム>、「カウントダウン(Countdown)」<2012年>などの作品がある。日本の映画祭で上映された「マリー・イズ・ハッピー(Mary Is Happy, Mary Is Happy)」<2013年>に主演したパッチャヤー・プーンピリヤ(ジューン)は、監督の妹。原題の「ฉลาดเกมส์โกง」は、タイ語の「悪賢い」を意味する「チャラートケームコーン(ฉลาดแกมโกง)」とは綴りが少し違うのだが…。
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大自然の中で、僧侶の生活の一端がうかがえる「ワンダーリング」

ワンダーリング/Wandering


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 ドラマ。息子に死なれ妻に出ていかれてしまった男は、酒におぼれすさんだ生活を送っていた。そんなある日、一人の僧侶と巡り合い、仏門に入る決心をする…というストーリー。
 はっきりとした物語があるというわけではないのだが、不思議な魅力のある作品だ。日本人にはなじみのない、僧侶の生活の一端がうかがえる。そして、なんといっても撮影がすばらしい。(タイの南部地方なのであろうか?)見事な自然美が、この作品を盛り上げている。
 ただ、作品のラストは少々弱い気がする。なぜ、ラストでは若い僧侶の姿が見えなくなってしまったのであろうか? そして、なぜ、あの女性は僧侶を追いかけたのだろうか?
 House RCA(バンコク)などで上映された。第26回スパンナホン賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされ、最優秀撮影賞を受賞している。
 ブンソン・ナークプー監督には、「ソング・フローム・パッタルン(Song from Phatthalung)」<2017年>、「ビレッジ・オブ・ホープ(Village of Hope)」<2014年>、「ローン(Lhorn/Soul)」<2003年/共同監督>などの作品がある。英題は「放浪」という意味。

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モーラムが育んだ愛の行方は…「イサーン・ニュー・オールド・ソングズ」

イサーン・ニュー・オールド・ソングズ/E-san New Old Songs


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 ドラマ。イサーン(タイ東北部)の村に住む青年デーン(プーシン・ワーリンラック)は、同じ村に住む女性ワン(イチャナン・イントンソーン)にモーラムの教えを乞う。二人は想いを寄せ合っていたが、ワンは父親の命により、バンコクへ働きに出ることに…というストーリー。
 「プー・バーオ・タイ・バーン・イサーン・インディー(Poo Baow Tai Ban Esan Indy)」<2014年>に次ぐ、シリーズ第二作目。イサーン語によるLoveイサーン映画だ。悪くはないのだが、メイン・ストーリーがどこへ向かっているか分からないために、冗長だと感じてしまう(上映時間は116分)。主人公であるデーンとワンの物語以外に、出産直前に里帰りした娘の物語が入っている。だが、この娘のエピソードは、作品の初めと終わりに出てくるくらいで中盤にはほとんど描かれていない。そんな感じなので、作品全体としてのバランスが悪くなってしまっている。
 夕陽の下で水牛が写し出されるシーンがあるのだが、これが見事で美しかった。
 ウテン・シリーリウィ監督は、パート1の「プー・バーオ・タイ・バーン イサーン・インディー(Poo Baow Tai Ban Esan Indy)」<2014年>もメガホンを取っている。また、日本の映画祭で上映された「4月の終わりに霧雨が降る(In April the Following Year, There Was a Fire)」<2012年>に出演していたのもこの人か?

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北海道・東川で撮影されたタイ・日本合作映画「プレゼント・パーフェクト」

プレゼント・パーフェクト/Present Perfect


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 この作品、ようやく観ることができました。普通のGムービーかと思いきや、微妙な心の動きや異性に対する考え方、人生の理想と現実などが描かれている人間ドラマに仕上がっています。タイで販売されているDVDで観ました。英語字幕付きとなっていたので、設定を英語字幕表示にしたら何も表示されませんでした。なら、タイ語字幕表示にした方が内容がよく分かると思いそうすると、英語字幕が表示されました。タイのDVDはたまに英語字幕付きとなっていても付いていない作品もありますので、それよりはましかと…(笑)。ですが、タイの人たちは困りますよね。英語のセリフが多いですので。

 ドラマ。彼女と破局してそれほど時の経っていないカメラマンのトゥーイ(アディソーン・トーナワニク)が、日本の北海道東川へとやって来る。ロッジへ泊るのだが、彼の隣には同じくタイからやって来た結婚間近の男性オート(クリサナ・マルーカソンティ)が宿泊する。二人共、異性(恋人)との間に問題を抱えていた。やがて、二人の仲は接近するが、トゥーイはオートがゲイであることを知る。そのことに迷いながらも、トゥーイはオートに惹かれていく。そして、オートが日本を去る前日、ショッキングな告白を受けるのであった…というストーリー。
 Commetive Studio作品。一応、Gムービーではある。2017年1月23日から開催される「14th World Film Festival of Bangkok」においても上映された。本作は30分のショ―ト・フィルムをロング・バージョンにした作品だが、ショート・フィルムとは物語の舞台等が違っている。ほとんどのシーンは、日本の北海道・東川(ヒガシカワ)で撮影が行われている。
 不思議な魅力のある作品に仕上がっている。演出なのかどうか分からないが、クリサナ・マルーカソンティ以外の俳優陣の演技やせりふの言い回しがすごく素人っぽいのだ。だが、アディソーン・トーナワニクは、ラストでとてもいい演技を見せてくれる。
 この作品を支えているのは、脚本かもしれない。ストレートの男性の女性に対する不信感、ゲイの男性の結婚観、そして周囲から認めてもらえないつらさを絶妙に描いている。しかも、タイの作品によくありがちないい加減さがないのだ。だが、とても残念なのは、ラストをあまりにも安易に軽く終わらせてしまったことだ。ここまで、丁寧に描かれていた脚本だったのだが(まあ、唐突に冷蔵庫に納豆が入っていたりするが)。
 観光地を巡るロード・ムービーではなかったのだが(そういう意味では、この作品を観たタイ人が東川に来てくれるかどうかは微妙だが)、東川の魅力的な自然風景が美しく写し出されていた。
 興行収入は0.21百万バーツ。第27回スパンナホン賞では、主題歌賞にノミネートされた。主役のトゥーイを演じたアディソーン・トーナワニクは、映画初出演。ゲイのオート役を演じたクリサナ・マルーカソンティは、「ネット アイ ダイ ドロップ・デッド・ゴージャス(Net I Die, Drop dead gorgeous)」<2017年>、「フレンズ・ネバー・ダイ(Friends Never Die)」<2012年>に出演している。アヌソーン・ソーイサギム監督は、これが初監督作品。

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爆音映画祭2018上映作品?/大河ムーン川を舞台とした音楽ドラマ「ルーク・メー・ムーン」

ルーク・メー・ムーン/Luk Mae Mun


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 雄大なムーン川を舞台にした音楽ドラマ。ほとんどのシーンでムーン川が登場してくる。まるで、ムーン川のための映画のようだ。そして、このムーン川の撮影がとても美しい。フイルムは古いので退色いるのだが、それでも美しい。この作品の撮影は、全てウボンラーチャタニー県のコーンチアム郡で行われたとのこと。
 古い作品なので仕方ないといえば仕方ないのだが、残念なのはストーリーが薄いことだ。ラスト、どうやっていろいろな要素のある物語をまとめ上げるのかと思ったら、意外にあっさりと終らせてしまっている。
 スラシー・パータム監督には、「トゥー・サー・ウィズ・ラブ(To Sir with Love)」<2010年>、「花草女王(Rachinee Dok Ya)」<1986年>、「田舎の教師(Kru Barn Nok)」<1978年>などの作品がある。原題は、「ムーン川の子供」という意味。

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タイで、15日から公開のGムービー?「マリラー・ザ・フェアウェル・フラワー」

タイで、15日から公開のGムービー?「マリラー・ザ・フェアウェル・フラワー」


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 タイで、15日から公開の「マリラー・ザ・フェアウェル・フラワー(Malila the Farewell Flower )」です。Gムービーだと思います。

 ドラマ。2017年作品? G Village Co-Creation Hub作品。スコラワット・カナーロットは、日本で劇場公開された「すれ違いのダイアリーズ(先生の日記/ティーチャーズ・ダイアリー/キトゥン・ウィタヤー/Teacher's Diary)」<2014年>にも出演している男優。アヌチット・サパンポンは、日本で劇場公開された「風の前奏曲(The Overture)」<2004年>や日本の映画祭で上映された「メコン・フル・ムーン・パーティー(Mekhong Full Moon Party)」<2002年>などで主演を務めた男優。
 アヌチャー・ブンヤワッタナ監督には、日本の映画祭で上映された「蒼ざめた時刻(とき)(ブルー・アワー)(The Blue Hour)」<2015年>という作品がある。

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天才少女たちが、国際的な試験ビジネスに挑む「頭脳ゲーム(バッド・ジーニャス)」

頭脳ゲーム(バッド・ジーニャス)/Bad Genius


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 ドラマ。頭のいい女子高生リン(チュティモン・チュンチャルーンスックイン)は、友達の学校の試験解答の手助けをするようになった。そのことから、友達のベーン(チャーノン・サンティナタラクン)、クレート(イサヤー・ホースワン)たちと国際的な統一試験であるSTICの解答を教えることをビジネスに結び付ける策を練り、オーストラリアのテスト会場へと向かうが…というストーリー。
 GDH 559社作品。興行収入は、111.93百万バーツと大ヒットした。日本では、「アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2017」で上映。GDH 559社の作品としては、悪事をする人間をを主人公にするという珍しいパターンだ。だが、ナッタウット・プーンピリヤ監督は、「カウントダウン(Countdown)」<2012年>でも悪人を主人公に据えて描いていた。そして、このことが、視聴年齢制限「15歳超」が付いている理由であろう。とはいえ、中学生はダメだが、主人公たちと同じ年齢層の高校生は観ていいということだ。よく考えると、これってちょっと変かもしれない。
 物語はちょっと斬新で、おもしろいアイデアだ。でも、ちょっと現実的には、実現不可能な内容なのが引っかかる。終わり方も、やや中途半端な感じがしないわけではない。だが、試験中の緊迫感は見事だ。
 そして、出演者もいい。主人公を演じた主演女優のチュティモン・チュンチャルーンスックインは、映画初出演ではまり役であった。彼女の父親役を演じたタネート・ワラークンヌクロは、やさしさと厳しさを見事に演じていた。この人、第30回東京国際映画祭で上映された「ポップ・アイ(Pop Aye)」<2017年/タイ、シンガポール>の主演男優である。ちょっともったいなかったのは、リンの友達であるクレート役のイサヤー・ホースワンだ。彼女、冒頭ではなかなかいい味を出していたのに、後半は見せ場が無くなってしまった。彼女は、本作と同年に公開されたホラー「サイアム・スクエアー(Siam Square)」<2017年>では、主演を務めていた。ベーン役のチャーノン・サンティナタラクンも悪くなかった。
 ナッタウット・プーンピリヤ監督には、「プレズント・パーフェクト(Present Perfect)」<2014年/ショート・フィルム>、「ザ・ライブラリー ホーン・サムット・ヘーン・ラック(The Library Hong Samut Heng Rak)」<2013年/ショート・フィルム>、「カウントダウン(Countdown)」<2012年>などの作品がある。日本の映画祭で上映された「マリー・イズ・ハッピー(Mary Is Happy, Mary Is Happy)」<2013年>に主演したパッチャヤー・プーンピリヤ(ジューン)は、監督の妹。原題の「ฉลาดเกมส์โกง」は、タイ語の「悪賢い」を意味する「チャラートケームコーン(ฉลาดแกมโกง)」とは綴りが少し違うのだが…。

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バンド活動を通して、歌を通してパッタルン愛を語る「ソング・フローム・パッタルン」

ソング・フローム・パッタルン/Song from Phatthalung


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 ドラマ。タイ南部のパッタルンを舞台に、地元に密着したバンド活動をするオー(ทิวากร แก้วบุญส่ง)や恋に破れた青年ポーン(プーバーン)を通して、パッタルン愛を描く。
 タイ深南部に位置するパッタルン県が舞台になっている。タイ語の字幕が付いているので、作品の言語は南部方言であろうか?
 作品の中盤までは、何がどうなっているのか、作者はこの作品を通して何を描きたいのかはほとんど分からない。だが、後半に向けて、徐々にパッタルン愛が見えてくるちょっと不思議な感覚の作品だ。作品の中心となる大きなストーリーがあるわけではないが、作品全体を通して、また歌を使って訴えかけてくるものがある。
 主人公の青年ポーンが、自分が熱烈な行為を寄せる女性からはあまり好かれておらず、他の女性から好意を抱かれているという構図はなんだか同年に公開された作品「タイ・バーン・ザ・シリーズ(ThiBaanTheSeries)」に似ているところがおもしろい。
 ブンソン・ナークプー監督には、「ビレッジ・オブ・ホープ(Village of Hope)」<2014年>、「ローン(Lhorn/Soul)」<2003年/共同監督>などの作品がある。原題は、「闘牛大学」という意味。

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ビックリ、ペーがフルヌードを披露している、大阪・福岡の映画祭でも上映された「いつか暗くなるときに(暗くなるまでには)」

いつか暗くなるときに(暗くなるまでには/バイ・ザ・タイム・イット・ゲッツ・ダーク/ダーオ・カノン)
/By the Time It Gets Dark(DAO KHANONG)


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 やっとのことで観ることができた、昨年度のスパンナホン賞作品賞受賞作品です。タイで発売されているDVDには英語字幕も付いていますので、ご覧になりたい方は購入されるといいと思います。

 Electric Eel Films in associationとVS Service and Add Word Productions作品。Electric Eel Films in associationは、日本の映画祭で上映された「チェッカーで(毎回)勝つ方法 (ハウ・トゥー・ウィン・アット・チェッカーズ - エブリ・タイム/How to Win at Checkers - Every Time)」<2015年>、「コンクリートの雲(コンクリート・クラウズ/Concrete Clouds)」<2014年>や「ありふれた話(マンデイン・ヒストリー/Mundane History/Jao Nok Krajok)」<2009年>を製作した会社だ。
 全体的に、何を表現したいのかが分からない作品だ。冒頭の警察?が学生らしき若者たちを縛り上げ銃で脅すシーンは、説明がないので外国人には何のシーンだかは分からない。作品の後半のセリフ中に「タマサート」という言葉が出て来るので、冒頭のシーンは1976年10月6日に起きたタマサート大学「血の水曜日事件」を描いたものであろうことが判明する。あまりにも有名な事件なので、タイ人にはこのシーンに関して説明などいらないのかもしれない。
 その後のシーンでは、女性のインディーズのフィルム・メーカーが婦人に過去のことを質問し、それを撮影している。しかし、いつの間にか自分の過去を振り返り、そのシーンを撮影しているのだ。
 中盤は、アピチャーポーン・ウィーラセータクン監督の作品を思い起こさせるような映像だった。あの着ぐるみを着た女性は何だったのだろう?
 そして、後半からは主役?が交代する。有名俳優役のアーラク・アモンパシリとその元恋人であったであろう女優役のアピンヤー・サクンチャルーンスックにだ。しかし、この二人が突然登場してくるので、本作品においてどのような役割を担っているのかが分からない。
 光るキノコが出てきたり、スローなスピードでバイクに乗って町中を走るシーンなどがあるが、意味するところが分からない。それから、田舎のリゾート?で、1階の部屋を使うか2階の部屋を使うかというシーンがそれぞれ違う人物によって二回あるが、あれは何だったのか?
 作中で、人気者のミュージシャン&男優のアーラク・アモンパシリがアピンヤー・サクンチャルーンスックの目の前でフルヌードを披露しているのには驚く。彼のファンからは、さぞかし黄色い悲鳴が上がったことであろう。
 2016年8月、ロカルノ国際映画祭(Locarno International Film Festival)にてワールド・プレミアが行われた。日本では、第12回大阪アジアン映画祭で初めて上映。この時には邦題が「暗くなるまでには」であったが、「アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2017」上映時には「いつか暗くなるときに」に変わった。
 第26回スパンナホン賞では作品賞、監督賞、助演男優賞(ナットダナイ・ワンシリパイサーン)、助演女優賞(アピンヤー・サクンチャルーンスック)、脚本賞、編集賞、撮影賞、衣装デザイン賞、主題歌賞、録音賞と10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、編集賞を受賞した。
 さて、このスパンナホン賞なのだが、アピンヤー・サクンチャルーンスックが助演女優賞にノミネートされている。出番はかなり少なかったのだが。そして、助演男優賞ノミネーとのナットダナイ・ワンシリパイサーンは、どこに出ていた人だろう?
 アピンヤー・サクンチャルーンスックは、日本の映画祭で上映された「コンクリートの雲 (コンクリート・クラウズ/Concrete Clouds)」<2014年>、「すご〜い快感 (フィン・スゴイ/フィン・プロジェクト/Fin Sugoi/Fin Project)」<2014年>、「帰り道(アイ・キャリード・ユー・ホーム/パーダン・ベサー/I carried you home/Padang Besar)」<2011年>、「風の音、愛のうた(Loving You, Loving Me)」<2011年>や長崎県の軍艦島で撮影された「Hプロジェクト(ハシマ・プロジェクト/H Project/Hashima Project)」<2013年>などに出演している。
 アーラク・アモンパシリはミュージシャンで、日本の映画祭で上映された「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>、「ベスト・オブ・タイムズ(Best of Times)」<2009年>やDVD化された「裁断分裂キラー スライス(スライス/Slice)」<2009年>などに出演している。
 ペンパック・シリクンは、日本でも劇場公開された「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part Ⅱ)」<2011年/アメリカ>や日本の映画祭でも上映された「愛なんていらない(イット・ゲッツ・ベター/It Gets Better)」<2012年>などに出演している実力派女優。彼女は、セクシー派女優としても有名だ。
 サーイ・チャルーンプラは、日本で公開された「THE KING ~アユタヤの勝利と栄光~(King Naresuan Episode 2)」<2007年>、「THE KING 序章 ~アユタヤの若き英雄~(King Naresuan Episode 1)」<2007年>、「ファイターズ・ブルース(Fighter's Bruse)」<2000年/香港>、「ナンナーク(Nang Nak)」<1999年>、「ブロークダウン・パレス(Brokedown Palace)」<1999年/アメリカ>や日本でDVD化されている「ザ・サンクチュアリ(The Sanctuary)」<2009年>、「ビハインド(the Unborn )」<2003年>などにも出演している。
 アノチャー・スウィチャーコンポーン監督には、「ありふれた話(マンデイン・ヒストリー/Mundane History/Jao Nok Krajok)」<2009年>などの作品がある。

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「アジアフォーカス 福岡国際映画祭」で上映予定のタイ映画、SNS時代の先駆け作品「マリー・イズ・ハッピー」

「アジアフォーカス 福岡国際映画祭」で上映予定の
SNS時代の先駆け作品「マリー・イズ・ハッピー」


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 「アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2017」で上映予定のSNS時代の先駆け作品ともいえる「マリー・イズ・ハッピー(Mary Is Happy, Mary Is Happy)」<2013年>です。今でこそスクリーン上にSNSの画面が出てくるのは珍しくありませんが、当時はちょっと斬新でした。ちなみに、最近は、映画にSNSの文章が画面に現れる作品が多くて困っています。なぜかって? 映画館で観る時はスクリーンが大きくていいのですが、自宅でDVDで観る時は画面が小さいので文字が読みにくいからです。

 ドラマ作品。卒業間際の高校三年生である女の子、マリー(パッチャヤー・プーンピリヤ)とスリ(チョンニカーン・ネートジュイ)。彼女ら二人が中心になり、卒業アルバムを作ることになるが…というストーリー。
 実際にMs. Maryが、Twitterに投稿したものを脚色して映画にしたもの。410通ものツイートが、画面上を次々に飾る。東京国際映画祭のパンフレットによると、「21世紀のニューメディア混合ムービー」だそうだ。たしかに、ツイートを画面に映し出し、そこから映像を展開していく変わったスタイルの作品だ。
 ストーリーの基幹は、主人公である二人の女学生が卒業アルバムを製作するというただそれだけの話だ。しかし、そこに男女の恋愛(タイらしく同性愛も出て来るが)、友情、学校(権力?)との葛藤、事件、ユーモアなどが絡んでくる。
 ドラマ性は薄いのだが、なかなかおもしろい映像タッチだ。ユーモアがところどころに散りばめられているのだが、これがいいセンスをしている。中国製のiPhoneが爆発したり、レッド・ブル(栄養ドリンク。これ、まさかスポンサーではないですよね)が出てきたりと傑作だ。セリフの中に、映画関係のこともよく出てくる。「ウォン・カーウァイ(王家衛)」、「ゴダール」(タイでゴダールは有名なのか?)、「ライフ・オブ・パイ」に「オーメン」(この作品はいくらなんでも若い子はあまり知らないでしょう)などなど。そして、物語展開の主な場所の一つである、線路脇の屋台の名前が「カノム東京(ขนมโตเกียว)」(これ、東京では売っていないがタイでは売っているクレープの一種のこと)。
 作品の前半と後半のタッチが微妙に違うような感じがする。○○が死んだ(この死に方には思わず笑ってしまうが)後からが、少し違ってきている。後半はやや重い感じだ。そのために、作品の長過ぎる感も少し出てきてしまう。この辺が、この作品の弱点かもしれない。ショート・ムービーとして、○○が死んだところでこの作品を終わらせてもよかった気がする。ちなみに、上映時間は125分。
 第23回スパンナホン賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞(パッチャヤー・プーンピリヤ)、助演女優賞(チョンニカーン・ネートチュイ)、脚本賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、音楽賞にノミネートされ、主演女優賞、助演女優賞、編集賞、撮影賞の4部門を獲得した。
 主演のパッチャヤー・プーンピリヤは、「カウントダウン(Countdown)」<2012年>を監督したナッタウット・プーンピリヤ(Nattawut Poonpiriya/นัฐวุฒิ พูนพิริยะ)の妹だそうだ。途中から男性教師役で登場してくるのは、日本で公開された「レベル・サーティーン(13 Beloved)」<2006年>でハエを食べた主演男優のクリサダー・スコソーンだ。第26回東京国際映画祭で上映された。イタリアの第70回ベニス国際映画祭(Venice International Film Festival/2013年)でも上映されている。
 ナワポーン・タムロンラタナリット監督には、「36(36)」<2012年>という作品がある。本作の脚本も担当し、2pmのニックンが映画デビューして話題となった「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>(この作品の中の「14」を担当)の脚本を共同で担当した人だ。また、「ホーム(Home)」<2012年>の中の第三作目も書いており、「トップ・シークレット 味付のりの億万長者(Top Secret/The Billionaire)」<2011年>、「バンコク・トラフィック・ラブ・ストーリー(Bangkok Traffic Love Story)」<2009年>なども共同執筆している。

◆アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2017

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asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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