福岡市総合図書館映像ホール・シネラで上映される「タイムリセット 運命からの逃走」

福岡市総合図書館映像ホール・シネラで上映される
「タイムリセット 運命からの逃走」


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 福岡市総合図書館映像ホール・シネラで上映される「タイムリセット 運命からの逃走(Who is Running?)」<1997年>です。

 ファンタジー作品。青年チアップ(サンヤー・クンナコーン)とそのガール・フレンドのワーン(ナッタリカー・タンマプリダーマン)は、親も認める仲であった。ワーンはとても信心深かったが、チアップはほとんど信じていなかった。ある日、二人は寺院へお参りに行くが、その帰り道にワーンが交通事故に遭い?意識不明の状態で病院へ担ぎ込まれた。僧侶によると、ワーンの先祖が悪行を行ったための因果応報だという。そして、もし5人の命を助けることができれば、彼女は救われるという。チアップは必至で5人の命を助けようとするが…というストーリー。
 Kantana Motion Pictures作品。これが、日本でも公開された「レイン(Bangkok Dangerous)」<2000年>のオキサイド・パン監督のデビュー作だ。日本公開用の予告編ではSFファンタジーとあったが、SFではないだろう。仏教の輪廻転生と因果応報を題材にした内容で、アイデアはとてもおもしろい。しかし、5つのエピソードを、もう少し練って丁寧に描かないといけない。そして、ラストももう少し考えないとだめだ。どうして、チアップが僧侶に文句を言うと時が戻ってしまうのか?決してつまらない作品ではないのだが、残念だ。だが、この作品の評価は高い。
 1997年度のBest Thai Film Awards(この賞がどのような賞なのか不明)の「Best Screenplay」「Best Director」「Best Picture」「Best Actor」「Best Edit」の各賞を受賞している。
 チアップ役のサンヤー・クンナコーンはこれが映画デビュー作で、出演作はこの一本だけ(2014年9月現在)。
 オキサイド・パン監督には、日本で公開された「バンコク・デンジャラス(Bangkok Dangerous)」<2008年/アメリカ/共同監督>、「リサイクル -死界-(Re-Cycle)」<2006年>、「アイ 3(the Eye 10)」<2005年/共同監督>、「アイ 2(The Eye 2)」<2005年/共同監督>、「テッセラクト(The Tesseract)」<2003年>、「ワン・テイク・オンリー(One Take Only)」<2001年>、「アイ(the Eye)」<2001年/共同監督>、「レイン(Bangkok Dangerous)」<2000年/共同監督>、「タイムリセット 運命からの逃走(Who is Running?)」<1997年>、日本でDVD化された「バレット・ブレイク 謎のボックス(Bite Till Die: Killing Box)」<2006年>、「バレット・ブレイク 死のカード(Bite Till Die: Card of Deth)」<2006年>、「悪夢の夜に震える事実(Bangkok Haunted)」<2001年>の中の「復讐(Revenge)」などの作品がある。原題は、「運命に挑む」という意味。



◆福岡市総合図書館映像ホール・シネラ

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仮設病院に横たわる眠り病の兵士たち、ここは元・・・/今年の日本公開作「光の墓」

光の墓/Cemetery of Splendour


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 足の悪いアメリカ人の夫を持つ婦人チェーン(ジェンジラー・ボンパット・ワイドナー)は、ボランティアで病院へ通っていた。その病院は元学校で、王族の墓があった場所だという。そこには、眠り病の兵士たちが…というストーリー。
 他のアピチャーポーン・ウィーラセータクン監督の作品同様に、よく分からない不思議な内容だ。だが、比較的、最後まで飽きずに観ることはできる。所々におもしろいシーンはあるのだが、何せ理解ができない。森の中の排便?のシーン、病人のペニスが立つシーン、ショッピング・モール内のエスカレーターで倒れた人を運ぶシーン、病院の食堂で入院患者が食事中に突然倒れるシーン、そして、空をバックにしたゾウリムシ?のシーンなどは、一体何の意味があるのであろうか? 凡人には分からない内容である気がする。
 撮影は、イサーン(東北部)のコーンケーンで行われている。日本では、ムヴィオラが配給。アピチャーポーン・ウィーラセータクン監督は「ブンミおじさんの森(Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)」<2010年>でカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した人で、2004年度のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞している「トロピカル・マラディー(Tropical Malady )」<2004年>、日本で公開された「世紀の光 (シンドロームズ・アンド・ア・センチュリー/Syndromes and a Century)」<2006年>、日本の映画祭で上映された「メコーン・ホテル(Mekong Hotel)」<2012年>、「アドベンチャー・オブ・アイアン・プッシー(The Adventure of Iron Pussy)」<2003年>、「真昼の不思議な物体(Mysterious Object at Noon)」<2000年>や「アッシュズ(Ashes)」<2012年>、「モバイル・メン(Mobile Men)」<2008年>、「アンセム(The Anthem)」<2006年>などの作品がある。タイ題は、「コーンケーンで愛する」という意味?

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Gムービー・ホラー・ファンタジー?/「蒼ざめた時刻(とき)(ブルー・アワー)」

蒼ざめた時刻(とき)(ブルー・アワー)/The Blue Hour


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 ファンタジー・Gムービー作品。SF系で公開。ゲイであるタム(アッタパン・プーンサワット)とファム(オーブニティ・ウィワッタナワラーン)との不思議な愛?の物語。
 第25回スパンナホン賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞(アッタパン・プーンサワット)、助演男優賞(オーブニティ・ウィワッタナワラーン)、助演女優賞(ドゥアンジャイ・ヒランシー)、脚本賞、編集賞、撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞にノミネートされたが、受賞はできなかった。
 この作品を高く評価する人は少なくないのであろうが、IMDbでは5.0点(2016年7月現在)と評価が低い。内訳をみてみると、かなりの高評価をする人がいる一方で、かなりの低評価をする人も多い。それが、ゲイを扱っていることに起因しているかどうかは分からない。
 正直、ストーリーがよく分からない。これは、現実と幻想が入り混じっているのか? どこからどこまでが現実で、どこが幻想なのかが分からない。そもそも、主人公の友人ファムも現実の世界の存在なのかどうか。Gムービーと言っても、性的なシーンはそれほど多くない。ただひたすら、廃墟と廃プールとゴミ捨て場が出てくる。実話を元にしているとのことだが、それは、タイで起こった子供が親を殺した事件のことらしい。
 映画館で観ていないのでオリジナルの画面サイズは分からないが、画面から登場人物の顔が切れて首から下しか映っていなかったり、顔の目から下しか映っていなかったりしている。特におもしろい撮影方法だとは思わないが、違和感はない。画面はひたすら暗いのだが、これは青味がかかっているのか?この作品は、七日間で撮り上げたそうだ。
 日本では、「アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2015」で上映。アヌチャー・ブンヤワッタナ監督の初長編作。

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ハンターとトラの化身の壮絶なる戦い/「サミン(サミン・ザ・レジェンド・カムズ・トゥー・ライフ)」

サミン(サミン・ザ・レジェンド・カムズ・トゥー・ライフ)/Sming(SMING the legend comes to life)


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 特撮ファンタジー作品。ハンターのブーン(プータリット・プロムバンダーン)はサミン(トラの化身?)に襲われた少年を助け、サミンの妻と子供を殺した。そして、サミンはブーンに対し復讐を試みる。彼の妻と娘を殺そうとしたが、娘を殺すことはできなかった。ここから、ブーンとサミンの壮絶な戦いが始まり…というストーリー。
 FAST TIME MOTION PICTURES作品。タイ映画で、この手の特撮ものというのは珍しい。タイの作品としては、特撮という技術としては悪くない。本作は、第24回スパンナホン賞では、「最優秀特殊効果賞」を獲得している。
 だが、やはり脚本力が弱い。ストーリー構成が分かりにくい。妻を殺されたハンターにその娘、それを助ける中国人ハンター、カンボジア人ハンター?、森林レンジャー?に西洋人ハンターが、サミンと戦う。人物に関しては、一体だれが何なのだか整理がつかない状態になっている。そしてよく分からないのだが、サミンにやられてしまうとその人もサミンになってしまうのか? なので、人物関係が、ますます複雑になっていく。言語もタイ語の字幕は付いているものの、タイ語、中国語、英語、が飛び交っている(もしかしたら、カンボジア語もあったのかもしれない)。そもそも、サミンとは何者なのだろうか?

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タイで、本日公開予定の東京国際映画祭でも上映された「孤島の葬列」

タイで、本日公開予定の東京国際映画祭でも上映された「孤島の葬列」


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 タイで、本日公開予定の東京国際映画祭でも上映された「孤島の葬列(The Island Funeral)」<2014年>です。

 ドラマ作品。姉ライラー(サシトーン・パーニッチャノック)と弟、そしてその友人は、タイ深南部のバッタニー県まで叔母に会いに車で行くことになった。ライラーがハンドルを握ったのだが、方向音痴で道をたびたび間違えなかなか目的地に着くことができなかった。現地の人を道案内に雇い、やっと叔母の住む村の入り口までたどり着くが、彼女たちの目の前には海と島が現れ…というストーリー。
 Extra Virgin Co, Ltd製作。日本では第28回東京国際映画祭で上映され、「アジアの未来」部門で作品賞を受賞した。ロード・ムービーの形式をとった作品で、あまり大きなエピソードはなく物語は淡々と進んでいく。作品のバックには、異教徒?であるイスラム教やタイ深南部でのイスラム教徒との対立が描かれている。また、バンコクでの政治対立の姿も込められている。
 映像にはトーウィラ監督らしさが出ており、全編神秘的なムードが漂いとても魅力的だ。しかも、へたなタイ・ホラーよりも、怖さを感じるものになっている。そんな中、作品にコメディー的な要素はないのだが、弟の友人(ヨッサワット・シッティウォン)が道化役となっていておもしろく作品のアクセントになっている。このキャラクターがなければ、本作は退屈な作品になってしまっていたかもしれない。そして、作品の最後をどのようにまとめ上げるのか心配したが、無難に最後を締めくくっている。評価が分かれそうな作風だが、見ごたえのある作品となっている。
 ライラーを演じた主演女優のサシトーン・パーニッチャノックは、日本で劇場公開された「ジャンダラ 背徳の情事(Jan Dara)」<2001年>、日本の映画祭で上映された「迫り来る嵐(Taloompuk)」<2002年>や日本でDVD化された「メテオ・クラッシュ(Meteor)」<2004年>などに出演している。また、シネマート六本木で行われた「マレーシア映画ウィーク」で上映された「盗人の第二の人生(Second Life of Thieves)」<2014年/マレーシア、オランダ、スイス>にも出演している。
 女流監督のピムパカー・トーウィラは、本作が日本の映画祭で上映された「ワン・ナイト・ハズバンド(One Night Husband)」<2003年>に次ぐ長編作品で、これが長編としては第二作目となる。その他、「マラリア・アンド・モスキートズ(Malaria and Mosquitoes)」<2014年?>、「ハート・ステーション(Heart Station)」<2013年>、「ザ・トルゥース・ビー・トールド ザ・ケース・アゲインスト・スピンヤー・クラーンナンロン(The Truth Be Told The Cases Against Supinya Klangnarong)」<2007年>などの作品がある。彼女はプロデューサーとしても有名で、日本の映画祭で上映された「稲の歌(ソングズ・オブ・ライス/The Songs of Rice/Pleng Khong Kao)」<2014年>、「アグラリアン・ユートピア(Agrarian Utopia)」<2009年>などではプロデューサーを務めている。原題は、「大洋(大きな海)と墓」という意味。

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母親と少年がたどり着いた観覧車は・・・/「観覧車」

観覧車/Ferris Weel(Ching Chaa Sawan)


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 ドラマ。上映時間25分のショート・フィルム。ミャンマー人(映画祭のHPでは「無国籍」となっているが)の小さな男の子を連れた母親が、働くためにタイへ不法入国してくる。作品の冒頭で男たちに「タイの国歌を歌え」と言われたのは、彼女がタイ人ではないことを確認するためだ。二人が訪れる市場はタイ領内だが、そこにいる人々の服装はミャンマー人のようだ(国境近くに住む相互の国の住民は、パスポート等がなくても越境可能な場合があるが)。
 コンビニエンス・ストア内で男の子が行った行為が、何なのか分からない。そして、着ぐるみが、唐突に登場してくる。あそこに、遊園地があってもおかしくはない。タイには、移動遊園地というものがあるのだから。しかし、着ぐるみは母親から痛い目に遭わされたにもかかわらず、なぜ親切にしたのであろうか?そして、あの観覧車のラストが意味するものが分からない。作者は、いったい何を描きたかったのであろうか?
 日本では、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(Short Shorts Film Festival & Asia)」で上映された。原題(泰題)の「チンチャーサワン」とは、「観覧車」の意。ちなみに、「チンチャー(ชิงช้า)」とは「ブランコ」、「サワン(สวรรค์)」とは「天国」の意。タイ語で「観覧車」とは、「天国のブランコ」という意味だ。

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夫が蛇に守られた女性との不倫の果てに見たものは「メー・ビア」/แม่เบี้ย

メー・ビア/Mae Bia


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 タイ映画史に残る「メー・ビア」の三度目の映画化。スパンブリーにある旧家を舞台に、妻子ある男性チャナチョン(チャークリット・イェームナーム)がヘビに守られたツアー・ガイドの女性メーカラー(カーンピッチャー・ケートマニー)との恋に落ち…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。「18歳超視聴可」の年齢制限が付いている。内容は、ファンタジー・スリラー仕立てのエロティック不倫物語。巨大なコブラが出て来ることからホラーとする人もいるが、そのような感じではない。今回は、美しい映像をとることで有名な王族パンテーワノップ・テーワクン監督による映画化。
 「メー・ビア」と聞いて、エロティックさを期待しない人はいない。しかも、テーワクン監督なので期待度は大である。作品の冒頭から、コースム(メー・ビア)役のアーパー・パーウィライがヌードを披露しているのは少々驚く。このシーンは、とてもきれいであった。そして、シーン的にはちょっと物足りなさもあるが、主演のカーンピッチャー・ケートマニーも脱いでくれている。
 アーパー・パーウィライは作品公開年で22歳になる売り出し中の女優だが、今までは全くセクシーさでは売っていなかった人だ。その彼女がこの作品で脱いだのは、脱がせ屋でもあるテーワクン監督のなせる業なのであろうか?彼女は、本作でスパンナホン賞の助演女優賞にもノミネートされている。だが、出番としてはあまり多くないので、もったいない気がするのだが。
 全体的としては、作品的には合格点であろう。だが、テーワクン監督の作品にしては、重厚感が少ないかもしれない。また、妖艶さは出ているのだが、エロティック度も少なめな気がする。ただし、男優人のヌードは結構すごい。あと、この作品は、コブラと女性の関係というよりも不倫関係を描くことに重きを置いている。作品の最初と最後に、二人の男優がゲスト出演しているのも楽しい。
 興行収入は「18禁レート」が付いたとはいえ、20.18百万バーツと少々物足りない数字に終わった。タイでは、DVDが劇場公開版の他にアンカット・バージョンのものが発売されている。
 チャークリット・イェームナームは、日本でDVD化された「元カノ~憑き纏う女~(マイ・エクス/My Ex)」<2009年>、「Deadman デッドマン(Opa Patika)」<2007年>などに出演している。
 カーンピッチャー・ケートマニーは、本作が映画デビュー作(「チャンダラー パトムボット(チャンダラー・ザ・ビギニング/ジャンダラ/Jan Dara/Jan Dara the Beginning)」<2012年>に出演しているとする資料もある)?彼女は、「Miss Universe Thailand 2009」の最後の12人、「Miss Thailand World 2009」の最後の四人に選ばれている。
 パンテーワノップ・テーワクン監督には、日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>や「プレー・カオ(Plae Kao)」<2014年>、日本のAV女優西野翔も出演している「チャンダラー・ジ・アベンジャー(Jandara the Avenger)」<2013年>、「チャンダラー・ザ・ビギニング(Jan Dara the Beginning)」<2012年>、「イターニティー(Eternity)」<2010年>、「クワーム・ラック マイ・ミー・チュー(Khwam Rak Mai Mi Chu)」<1990年>、「チャン・プーチャーイ・ナ・ヤ(Chan Phuchai Naya)」<1987年>、「チャーン・マン・チャン・マイ・ケー(Chang Man Chan Mai Khe)」<1986年>などの作品がある。

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光る角を持つ大鹿を求めて「ラピン(タイニヨム)」/รพิณ(ไทยนิยม)

ラピン(タイニヨム)」/Rpin(Thai Niyom)
รพิณ(ไทยนิยม
)


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 プミポン国王の87歳の誕生日を祝して(誕生日は12月5日)の作品のようだ。12人の監督、12本のショート・ムービーによるオムニバス作品の中の一本。原題は、「タイ主義」と訳せばいいのか?

 ドラマ。三人の男が、光る角を持つ大鹿を求めて森の中へ分け入るが・・・というストーリー。ショッキングなラストだが、この作品は何を描きたかったのか?

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本編

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「はしっこでも世界。ムヴィオラ15周年特集上映」でカンヌ受賞作品「ブンミおじさんの森」上映/ลุงบุญมีระลึกชาติ

「はしっこでも世界。ムヴィオラ15周年特集上映」で
カンヌ受賞作品「ブンミおじさんの森」上映
/ลุงบุญมีระลึกชาติ


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「ブンミおじさんの森」


 「はしっこでも世界。ムヴィオラ15周年特集上映」で、カンヌ映画祭においてタイ初のパルムドール(最高賞)獲得作品「ブンミおじさんの森(Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)」が上映されます。11月14日(土)、新宿K's cinemaで上映予定となっています。

 2010年の第63回カンヌ国際映画祭で、タイ映画として初めてパルムドール(最高賞)に輝いて話題を博した作品。重い病にかかった主人公の中年男性が、亡くなった妻の幽霊や行方不明になり猿人となって戻ってきた息子と人生最後の時を過ごすという不思議なストーリー。この作品を監督したアピチャーポン・ウィーラセータクンは分かりにくい作品を撮ることでも有名だが、この作品も例にもれずほとんど理解できない内容となっている。
 前半は変なストーリー展開であるもののなんとなくおもしろかったのだが、後半は展開が理解不能となり、ああ、いつものアピチャーポン監督の作品だという感じになってしまった。ラストの意味もまったく分からない。
 行方不明であった息子は猿人になっていたのだが、説明がなければオオカミ男だと思うであろう容姿だ。僧侶が僧衣を脱ぐシーンがあるのだが、僧衣って中はああいう風になってるんだと分かっておもしろい。また、タイ人は誰でも知っているものだが、電池式のラケット型蚊取り器も登場する。もちろん場面説明はないので、あれって普通の日本人には何だかわからないであろう。なんでも僧侶が出てくるシーンが問題で、タイ国内ではカットするしないでもめたとか(結局、ノーカットで上映されたのだが)。原題は「ブンミーおじさん、人生を回想する」と訳すのか?
 アピチャーポン監督の作品としては、他に山形国際ドキュメンタリー映画祭2001で優秀賞をとった「真昼の不思議な物体(Mysterious Object at Noon)」<2000年>、2003年の東京国際映画祭に出品された「アドベンチャー・オブ・アイアン・プッシー(The Adventure of Iron Pussy)」<2003年>、2004年度のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞している「トロピカル・マラディー(Tropical Malady )」<2004年>、「シンドロームズ・アンド・ア・センチュリー(Syndromes and a Century)」<2007年>などがある。



[ 参 考 ] タイ映画ライブラリー

◆はしっこでも世界。ムヴィオラ15周年特集上映

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東京国際映画祭で本日上映のタイ映画「孤島の葬列」

東京国際映画祭で本日上映のタイ映画「孤島の葬列(The Island Funeral)」
/มหาสมุทรและสุสาน


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(c)Extra Virgin


 東京国際映画祭で、本日上映のタイ映画「孤島の葬列」です。TOHOシネマズ 六本木ヒルズで、10:50からの上映予定です。好みで評価が割れそうな作品ですが、個人的にはこういう映像好きです。

 ドラマ作品。姉ライラー(サシトーン・パーニッチャノック)と弟、そしてその友人は、タイ深南部のバッタニー県まで叔母に会いに車で行くことになった。ライラーがハンドルを握ったのだが、方向音痴で道をたびたび間違えなかなか目的地に着くことができなかった。現地の人を道案内に雇い、やっと叔母の住む村の入り口までたどり着くが、彼女たちの目の前には海と島が現れ…というストーリー。
 Extra Virgin Co, Ltd製作。日本では、第28回東京国際映画祭で上映された。
 ロード・ムービーの形式をとった作品で、あまり大きなエピソードはなく物語は淡々と進んでいく。作品のバックには、異教徒?であるイスラム教やタイ深南部でのイスラム教徒との対立が描かれている。
 映像には力があり、全編神秘的なムードが漂っており魅力的だ。しかも、へたなタイ・ホラーよりも、怖さを感じるものになっている。そんな中、作品にコメディー的な要素はないのだが、弟の友人が道化役となっていておもしろく作品のアクセントになっている。このキャラクターがなければ、本作は退屈な作品になってしまっていたかもしれない。そして、作品の最後をどのようにまとめ上げるのか心配したが、無難に最後を締めくくっている。
 ライラーを演じた主演女優のサシトーン・パーニッチャノックは、日本で劇場公開された「ジャンダラ 背徳の情事(Jan Dara)」<2001年>、日本の映画祭で上映された「迫り来る嵐(Taloompuk)」<2002年>や日本でDVD化された「メテオ・クラッシュ(Meteor)」<2004年>などに出演している。また、シネマート六本木で行われた「マレーシア映画ウィーク」で上映された「盗人の第二の人生(Second Life of Thieves)」<2014年/マレーシア、オランダ、スイス>にも出演している。
 女流監督のピムパカー・トーウィラは、本作が日本の映画祭で上映された「ワン・ナイト・ハズバンド(One Night Husband)」<2003年>に次ぐ長編作品で、これが長編としては第二作目となる。その他、「マラリア・アンド・モスキートズ(Malaria and Mosquitoes)」<2014年?>、「ハート・ステーション(Heart Station)」<2013年>、「ザ・トルゥース・ビー・トールド ザ・ケース・アゲインスト・スピンヤー・クラーンナンロン(The Truth Be Told The Cases Against Supinya Klangnarong)」<2007年>などの作品がある。彼女はプロデューサーとしても有名で、日本の映画祭で上映された「稲の歌(ソングズ・オブ・ライス/The Songs of Rice/Pleng Khong Kao)」<2014年>、「アグラリアン・ユートピア(Agrarian Utopia)」<2009年>などではプロデューサーを務めている。

◆第28回東京国際映画祭

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asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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