伝説「メー・ナーク・プラカノーン」のその後の物語

サンヤー・チャイ メー・ナーク・プラカノーン/Sanya Chai Mae Nak Phra Khanong


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 実話とされる伝説「メー・ナーク・プラカノーン」のその後を描いた物語。この作品の資料がほとんど見つからないので、公開時とはタイトルが変わっているのかもしれない。
 ストーリーは「メー・ナーク・プラカノーン(Mae Nark Prakanong)」<1978年>とよく似ている。もしかしたらこの作品の焼き直し(はっきりいってしまえばまね)かもしれない。ラストのナークが高僧ではなくネン(小僧)に諭され成仏していくのが同じなのが気になる。
 作品はナークが夫であるマークの名を叫びながら難産に苦しみ死んでしまうところから始まり、「メー・ナーク・プラカノーン」の代表的シーンである、夫であるマークが戦地から帰ってくるところ、幽霊のナークが家の下に落ちたマナオを手を長く伸ばして拾うところなどが急ぎ紹介されタイトルとなる。そして、ナークの灰が納められた壺を川から拾い上げた漁師夫婦が・・・となる。
 この当時の作品の常でコメディータッチの部分もあるのだが、それがあまり強くないのがいい。前半は古い作品として結構楽しく見れるのだが、ナークの霊がマークの前に現れてからはパワー・ダウンしてしまったのが残念。原題は「約束 メー・ナーク・プラカノーン」。

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クラテーの妹クラターイが出ているぞ

アイ・アム・グランドマザー/I Am Grandmother


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 ポスターとタイトルから察するに、元気はつらつなおばあちゃんが大活躍する作品かと思っていたら違っていた。おばあちゃんは出てくるのだが、最初と最後だけだ。クアット(Kuad)とカイ(Kai)は兄弟だが、両親の離婚で別々に暮らしていた。クアットはギャンブラーとなり、カイは祖母と住んでいた。その祖母のためにお金が必要となり、クアットと超能力を身に付けたカイが協力して・・・というストーリー。
 全体的なストーリーは特に特徴はないのだが、場面場面で結構笑えておもしろいコメディー作品に仕上がっている。超人気アイドル歌手であるクラテーの妹クラターイが出演しているのだが、なかなか出て来ず、忘れたころに突然登場するのだが体つきのせいかなかなか存在感がある。アクションシーンもあるのだが、フィルムを見る限り半分吹替えか?彼女太っているが、ステージではかなり体を動かしているので本人でもある程度こなせると思うのだが。彼女の本当の声を知らないのだが、この作品の中ではすごくぶりっこをした声である。わざとやっているのかナチュラルなのか?
 監督のチューキアン・イアムスックは作品中で出演もしているが、「ブッパーラートリー」シリーズのパロディー作品である「ブッパー・ロティー(Buppa Roti)」<2009年>では主演も務めている。他の監督作品としては、「ハー・テーオ(Ha Taew)」<2008年>などがある。原題は「おばあさん、また来ることを命じる」と訳すのであろうか?

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「チョコレート・ファイター」のチーチャー(ジージャー)主演第三作目が本日公開

「チャックカーレーン」/Jak Ka Ran


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 日本でも公開された「チョコレート・ファイター(Chocolate/2008年)」のチーチャー(ジージャー/ヤーニン・ウィサミタナン/Yanin Vismitananda)主演第三作目が、本日タイで公開される。今回ももちろんアクションはあるが、基本はコメディーだとのこと。そして、今回はチーチャーのラブ・シーンもある???共演は、コメディーの大御所マム・チョクモクやコーム・チュアンチューンら。監督はマム・チョクモク。現地では大宣伝を繰り広げているが、果たして結果は…。

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竹山道雄、原作の小説「ビルマの竪琴」の映画化

ビルマの竪琴


 有名な竹山道雄の原作である小説「ビルマの竪琴」の映画化作品。白黒。舞台は、太平洋戦争終戦直後のビルマ(現ミャンマー)戦線。作品を見ているとビルマでロケーションしたように見えるのだが、当初、ビルマでの撮影許可が下りずタイで撮影をしたらしい。いったん撮影が全て終了した後にビルマでの撮影許可が下りたために、少人数の撮影隊により追加のロケーションをビルマで行い、現地のシーンを作品全編にちりばめたとのこと。おばあさん女優として有名な北林谷栄が好演(1911年生まれなので当時44(又は45)歳)している。市川昆監督は、1985年に自ら再びメガホンをとりカラーで再映画化している。



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クーデター勃発、日本のサラリーマン残酷物語

僕らはみんな生きている


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 一色伸幸原作のコミックを映画化した、架空のアジアにある発展途上国タルキスタンを舞台にしたコメディー。公共事業の受注にしのぎを削っていた日本の企業戦士たちが、突然のクーデターに巻き込まれるというストーリー。
 部隊の設定は、ミャンマーの西、バングラデシュの近くにある国タルキスタンとなっていて、撮影が行われたのがタイ。作品を見ているだけだとよく分からないのだが「映画で読むタイランド」(著:原川順男)によると、ロッブリー、カンチャナブリー、サラブリーで75日間に及ぶロケを行い、ロッブリーでは一週間もの間町の一部で戦車などを使い撮影をしたそうだ。ロッブリーは猿と遺跡の町で町中に猿がいるのだが、さぞかし猿にとっては迷惑なことであったろう。
 また、現地人が話しているのはタイ語だが、日本人が話しているタイ語はでたらめ?だったりする。看板などの文字は基本的にタイ語みたいであったが、文字の配列はで意味をなしていないと思われる。中にはビルマ文字見たいなのもあったが。まあ、ストーリー同様にハチャメチャということだ。
 結構おもしろい部分もあるのだが、ラストに向かって作品をまとめ切れていない。山崎努が政府側のスパイであったというのも、ちょっと飛躍し過ぎ。作品の締めくくりも物足りないように感じた。だが、ハチャメチャ映画として楽しむには十分だろう。タイ人が見たら、ちょっと怒るかも?



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歴史大作、日タイ初の合作映画

山田長政 王者の剣


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 17世紀前半、遠い異国であるシャム(現在のタイ)へ渡り、属国の王にまでなった実在した日本人・山田長政の半生を描いた作品(カラー)。初の日タイ合作映画で、タイでロケーションを敢行した。山田長政を演じているのは長谷川一夫で、合作とはいえメインキャストはタイ人役も含めてすべて日本人。撮影には、エキストラ2000人と象40頭が参加している。
 この作品の評判はあまり良くないみたいだが、作られた年代を考えれば十分に楽しめる。しかし、山田長政の詳細については解明されていないものの、通説とは違っている点がかなりある。山田長政は戦闘で受けた傷に治療と称し毒薬を塗られて殺されたことになっているが、この作品では毒入りのワインを飲んで死んだことになっている。また、山田長政が殺された時点では、ソンタム王の後に王位を継いだチェッタもシーウォラウォンに亡きものにされ生きていないはず。
 日タイ合作とはいえ基本的には日本映画なので、日本人の都合のいいようにストーリーが展開していくのはいたしかたないところであろう。ただ、ラストの山田長政が毒を飲まされてから死ぬまでに、長々とセリフをしゃべるのはあまりにも引っ張り過ぎ。あれは、当時の映画の作り方で仕方ないのであろうか?
 残念なのはDVDが発売されておらず、おそらくレンタル・ビデオ店でも扱っていないので見ようと思うとビデオを購入するしかないことだ。



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水を求めて旅する、不思議な不思議な原始人の物語

エッグ・マン/The Egg Man


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 水と火を支配するものが神となる、原始人の世界を描いたコメディー。原始人のトントンは、水を求めて旅をする間にいろいろな仲間と巡り合い…というストーリー。原題は「調子いい石 最後の卵人間、地球に感謝する」と訳すのであろうか?
 タイトルからも分かるようにかなりふざけた内容で、もちろん恐竜も出てくるがしゃべる植物や文字が書かれた本、映画「未知との遭遇」のような宇宙船まで登場する。だが、登場人物に愛嬌があり、ばかばかしいが楽しい作品になっている。原題にも英題にも「卵」が出てくる。確かに作品中にも登場するのだが、それほど重要な意味は持っていない。原作者あたりにこの卵に思い入れがあり、タイトルに付けたのであろうか?
 ひとつ残念なのは、ストーリーが無事着地できていないことだ。ラストをかっこよく決められたらもっといい作品になっていたのだけど。でも、意外な拾いものだと思います、この作品。VCDに英語の字幕が付いていますが、なぜか一部のみ。
 アディレーク・ワッタリラー監督は他に「ゴースト・バラエティー(Ghost Variety)」<2005年>などの作品があるが、「ラートリー・リベンジ(Rahtree Revenge)」<2009年>(ゆかいな警官役)など俳優としても数々の作品に出演している。

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ジェル状宇宙人がやってきた

クール・ジェル・アタックス/Cool Gel Attacks


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 宇宙人ものSFコメディー。ある日、隕石と共にジェル状のかわいらしい小さな宇宙人が地球にやってきた。しかし、その宇宙人は生物に寄生し、成長して大きくなると…というストーリー。
 物語そのものは、それほどたいしたことはない。宇宙人騒動のさ中に、惹かれあっている若いカップルとその付き合いに反対している女性の父親とのばかばかしいやり取りにおもしろいものがある。残念なのは、宇宙人のキャラクターが活かされておらず、小さい頃はなかなかかわいいのだが大きくなるとあまりデザインがよろしくないのが残念だ。また、ストーリーの中では宇宙人のおもしろさがよく出ていないのももったいない。ただ、この手の宇宙人ものはタイ映画としては珍しいので貴重かも。
 監督のチャートゥロン・ポンブーンは自作自演(父親のパー役)で、「オー・マイ・ゴースツ(Oh My Ghosts!)」<2009年>、「リトル・コメディアン(The Little Comedian)」<2010年>などの作品には俳優として出演している。監督としては、本作がデビュー作。

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コプラが卵を壊した人間たちに復讐を始める

パン・メー・ビア/Phan Mae Bia


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 原題が「メー・ビアの子孫」なので「メー・ビア」に関係ある作品かと思ったら、ヘビが出てくるということ以外全く関係がないようだ。作品はかなり傷んでおり、画面には雨が降ったような状態になっている。そして、この作品のデーターが見つからない。VCDが発売されたのは2005年だが、(主演ではないが)出演しているマム・チョクモクが若いのでかなり古い作品なことは確かだ。VCD化された時に、公開時と違うタイトルが付けられたのかもしれない。
 ストーリーは、山へ入った人間のグループがヘビを殺した上に卵を壊したが、怒った仲間のヘビが町へ出てその人間たちに次々に復讐するというもの。ヘビは実物を使っているが、人間にかみつく瞬間のシーンはない。それに、ヘビが出てきたら走って逃げればいいのに、なぜか立ち止まってしまいヘビにやられるというパターンだ。また、あのヘビは大きな町へやって来て、どうやって仇の人間たちを探し出したのであろうか?内容は、かなりお粗末なものとなっている。

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寂しさいっぱいの女性がつかんだものは・・・

セックスフォーン/Sexphone


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 英題の「Sexphone」があまりにも強烈すぎて、タイトルからはちょっと想像できないような内容の作品である。原題は「寂しさの波 隣りの家の女性」。なんと中身は、不思議なタッチのハート・ウォームなラブ・ストーリーだ。裸なんてまったく出てこない。エロティックな内容の会話の電話は出てくるけどね。
 物語は、ローカル・ラジオ局に勤める男性(ビーム)とその隣家に住む勝気な女性(ポンラー・テルー)を中心に展開する。(ポンラー)は、気が強いがとてもさびしがり屋でいつも男性の愛を求めている。そして(ビーム)と(ポンラー)はいつもケンカばかりで仲が悪い。ある日、偶然にラジオ局から(ポンラー)に生放送中に電話があり、睡眠を邪魔された彼女はわざとエロティックな内容の話をする。その電話に応対したのが(ビーム)。何度も電話で会話をするうちに、やがて二人は惹かれ合うようになる。最初はお互いにだれだか気付かなかったのだが、(ビーム)が電話の相手が隣に住む女性であることに気付き…というストーリー。
 タイトルがタイトルならポスターも地味だ。作品の冒頭はなんだこれはという感じだったのだが、話が進むにつれて次第に作品の中に引き込まれていってしまう。ポンラー・テルーがとてもいい。結構難しい役柄だと思うのだが、寂しさや自暴自棄的なところがよく出ている。それに美人だし。
 最後、作品はこれで終わりかなと思ったら、ちょっとしたどんでん返しというか続きがあった。この続きに関しては時間がなかったのでかなりはしょって物語を進行させてしまっているが、まあ許されるだろう。でも、すばしこいネズミを素手で捕まえるのは無理だと思うけどね。
 とにかく、変わったスタイルのいい感じのラブ・ストーリーだ。決してアダルトものではないので念のため。ポンラー・テルーは、他に日本でもDVDが発売されている「呪信 999(999-9999)」<2002年>、「メモリー 君といた場所(The Memory)」<2006年>、「リトル・コメディアン(The Little Comedian)」<2010年>などに出演している。おそらく、この作品が初主演。監督のHemund Chetameeは、「メモリー 君といた場所」でも彼女を起用している。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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