1959年版「メー・ナーク・プラカノーン」

メー・ナーク・プラカノーン / Mae Nark Phrakanong


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 タイの有名なホラー伝説「メー・ナーク・プラカノーン」の1959年版。この作品、なんとカラー作品だ。かなり色の状態は悪いが、確かに色が付いている。でも、よくこんな古い作品の原板が残っていたものだ。もちろん、セリフは付いているものの、公開時は無声映画)ったのでしょう。
 はるか昔のクラッシック作品ということで見ると、結構おもしろい内容の作品だ。前半は100%ドラマで、後半にならないとホラーにはならない。そしてタイ映画なので笑いの要素は含まれているのだが、ドタバタとはしていないのがいい。
 ストーリーは正統派の「メー・ナーク・プラカノーン」だが、いくつかの特徴がある。まずは、ナークの夫のマークが中年のやや太ったおじさんであるということだ。普通は若いハンサムな男性なんだが。そして、マークがバンコクへ?行き、突然酔っぱらった状態で幽霊のナークが待つ自宅へと戻ってくる。それから有名な家の床下に落ちたマナオをナークが拾うシーンだが、それを見たマークは酔っているせいだと勘違いしてしまう。で、最後は高僧ではなく、アーチャーン(祈祷師)がナークの霊を鎮めるといった具合だ。
 古い作品だけあって、衣装や美術関係、ロケ風景も古さが出ていてとてもいい。そして、エキストラの数がものすごく多いのにも驚かされる。この作品、大作なのであろうか?

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タイの超大スター、ミット・チャイパンチャーの遺作

インシー・トーン / Insee Thong


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 ミット・チャイバンチャーが主演するアクションもの「インシー・デーン」シリーズの最終作。そして、タイの誇る超大スターであるミット・チャイバンチャーの遺作でもある。彼はこの作品のラストシーンの撮影時に、ヘリコプターに吊る下がった状態から地上に落下して亡くなってしまった。
 ストーリーは、正義の味方インシー・デーン(「赤い鷲」という意味)の偽物が出現したために、本物のインシー・デーンがインシー・トーン(「金色の鷲」という意味)になり偽物を探すというもの。だが、肝心の偽物インシー・デーンは最初と最後に少しだけしか出て来ず、ラストのインシー・デーンとインシー・トーンの戦いも瞬時に決着がついてしまうというお粗末さ。本来はここがクライマックスのはずなのに、これではだめでしょう。インシー・デーンとの戦いよりも催眠術師のような老人との戦いがメインというのは、いくらなんでもよくないですよね。企画がまずすぎです。残念。今作は、ミット・チャイバンチャー自身が監督も務めている。
 「インシー・デーン(Red Eagle)」は、2010年にアナンダー・エバリンハム主演で再映画化されている。

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ラオスを舞台にしたさわやかなラブ・ストーリー

グッド・モーニング・ルアン・プラバン / Good Morning Luang Prabang


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 ラオスを舞台にしたとてもさわやかなラブ・ストーリー。オーストラリア育ちのラオス人とのハーフであるカメラマン男性ソーン(アナンダー・エバリンハム)とラオス人の新人旅行ガイドの女性ノイ(カムリー・パンラウォン)の物語。
 タイとラオスの合作とのことでどちらがイニシアチブをとっているのかわからないのだが、とてもタイ映画とは思えないさわやかな作品となっている。ノイ役のカムリー・パンラウォンの純情さが、そのさわやかさを一層引き立てている。彼女はラオスの女優なのであろうか?それともデビュー作なのであろうか?資料が見つからないので経歴が分からない。そして、ソーン役のアナンダー・エバリンハムが、またいい味を出している。このひと、マスクがいいだけでなくかなり演技の幅が広い実力派だ。普段は脂ぎった役が多いと思うのだが、純朴なカメラマンを見事に演じている。こんなさわやかなアナンダーは初めて見た。日本でも「心霊写真(Shutter)」<2004年>、「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>がDVD化されているので、彼を知っている人も多いであろう。ちなみに2011年現在、彼はタイで日本の三菱自動車のコマーシャルに起用されている。
 そして、映像の美しさが見事だ。この作品を見て、ぜひラオスへ行ってみたいと思う人は多いはずだ。実際に行くと、現実とのギャップに戸惑うかもというくらい美しく描かれている。また、作品に笑いの要素が入っているものの、変なドタバタコメディーがないのも好感が持てる。双子の少年と小さな女の子が笑いの役を担っているのだが、これがまたおもしろい。ただ、双子の少年は本当に双子だったのであろうか?というのは、二人同時に出てくるシーンがないのである。もしかすると、一人しかいなかったのかもしれないと思うのだが。
 ストーリーは自然豊かなラオスの背景をバックに淡々と進んでいくので最後はどうやってまとめるのかと思ったら、ちょっとまとめきれなかった感じがする。この作品、ラオス人としてのアイデンティティーの問題が根底に含まれているので、意外に奥が深い。奥が深すぎて最後は・・・。とはいえ、ラオスの風景も含め見どころの多い作品であることは間違いない。
 作品のタイトルにはルアンプラバン(ラオスの北部の町で、ユネスコの世界遺産にも登録されている。タイ語では「ルアンプラバン」だが、ラオス語では「ルアンパバーン」)という地名が使われているが、舞台は南部の町パクセーから始まり首都のビエンチャン、ルアンプラバンへと移動する。メインはどちらかというと南部の町で、ルアンプラバンではない。ただ、ソーンの親の出がここなのでタイトルに使ったのか?
 2010年にこの作品のパート2「サバーイディー2 マイミー・カムトーン・チャーク..パクセー(From Pakse with Love)」が公開され、2011年にはパート3である?「サバーイディー・ワンウィワー(Lao Wedding)」が公開予定だ。いずれも主演女優はカムリー・パンラウォンとなっている。

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その愛の代償は「永遠」であった

イターニティー / Eternity


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 1943年に書かれたMalai Choopinijの小説の三度目の映画化。1930年代を舞台にした、ある意味猟奇的な?愛の物語。
 タイのアカデミー賞といえる第20回スパンナホン賞で、作品賞、編集賞、主演男優賞<アナンダー・エバリンハム>、美術賞、衣装デザイン賞を受賞している作品。映像がエキセントリックで時代感があっていい雰囲気を出しているし、俳優陣もそれぞれが味のある演技を見せてくれている。主演女優のチャーマン・プンヤサックは厚化粧で出てきますが、化粧をしていないと結構美人です。この人、見覚えありませんか?日本でもDVD化されたブッパラートリー・シリーズの「609 (ロクマルキュウ)」<2003年>でブッパー役をやっていた女優さんです。イメージが全然違いますが。ラブ・シーンは吹き替えなしとのことなので、彼女が本当に脱いでいることになる。彼女のお相手役は、「心霊写真(Shutter)」<2004年>、「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>などで日本でもなじみのあるアナンダー・エバリンハムが務める。
 作品的には前半は結構よかったのだが、後半ははしょって物語を進行させたような感じで残念な出来となってしまっている。特に、二人が鎖でつながれてからの生活の様子をもっと丁寧に描いてもいいのではないだろうか。ここがひとつの見せ場だと思うのだが。ただ、すでに上映時間が二時間を超えているので、これい以上丁寧に描くと大変なことになってしまうのは確かだが。と思ったら、上映時間が3時間10分というディレクターズ・カット版も公開されたらしい。内容は分からないが、たぶん、こちらの方が満足度が高いのではないだろうか。
 また、最後はどうして女性の方が・・・したのかが理解に苦しむ。二人一緒なら理解できるのだが。でも、二人一緒だと物語がつまらなくなるけど。物語に登場する人物たちがどういう人たちなのかがよく分からなかったのだが、家の使用人たちは着ている衣装から察するにカレン族のようだ。
 監督は「クワーム・ラック マイ・ミー・チュー(Khwam Rak Mai Mi Chu)」<1990年>などを撮ったパンテワノップ・テーワクン。王室関係の方らしい。

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過去を引きずったキックボクサーが選んだ道は…

ファイターズ・ブルース / Fighter's Bruse


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 過去を持った香港人の元キックボクサーの物語。人生観あり、恋愛、親子愛、人間愛ありと観る者をひきつける力がある秀作。ちょっと切なさが残るが、心温まる内容だ。ちょっとラストが弱いか?作品の主な舞台はパタヤー。主演のアンディー・ラウは、はまり役でいい。相手役は常盤貴子で、広東語、英語、タイ語、日本語を吹き替えを使わずに操る健闘ぶり。。準主役には「ナンナーク」<1999年/タイ>、「ブロークダウン・パレス」<1999年/アメリカ>のインティラー・ジャルンプラ。香港では大ヒットしたとのこと。



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友達以上恋人未満、ちょっとエッチな学園もの

ザ・キック / The Gig


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 ちょっとエッチな学園もの青春コメディー。シリーズ化されていて、2010年現在、3作が作られている。シリーズ化されているのでこの作品当たったのだと思うが、内容的にはいま一つの感じがする。個々のシーンにはおもしろいものがあるのだが、全体としてはよく分からないというか盛り上がりに欠ける内容だ。
 タイの有名なマンゴともち米を使ったスイーツを食べるシーンや最後の駅で歌を歌うシーンなどは、結構おもしろい。また、「ちょっとエッチ」という感じは分かるが、日本のものに比べれば赤子のような内容だ(これは日本がすごすぎるのかもしれないが)。
 「キック」とは、タイ語で「友達以上恋人未満」という意味で、最近では隠語で「セフレ」という意味でも使うそうな。
 「キック(Gig)」のなり方は以下の通りだそうだ。
1.Jealousy is a no-no but to worry and be concerned for their willbeing is acceptable.
2.No sharing of GIGs among friends.
3.A GIG comes second to a girl/boyfriend who shall remain the priority.
4.Don't fall in love with your GIG!
 主演女優のプリモラター・デートウドムは、ちょっとほっぺたがふっくらとしていて「おしん」の小林綾子に感じが似ている。この人、シリーズの2、3作目にも出演している。監督のティーラトン・シリパンワラポーンは、日本でもDVD化されている「タイガーブレード(The Tiger Blade)」<2005年>や「イン・ザ・ネーム・オブ・ザ・タイガー(In the Name of the Tiger)」<2005年>、「ゴースト・カレッジ・オブ・ファイン・アーツ(Ghost College of Fine Arts)」<2008年>などの作品がある。

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手塚治虫、生誕80周年記念作品

MW -ムウ-


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 手塚治虫の生誕80周年記念作品。1976~78年にかけて「ビッグコミック」で連載されて、過激な描写が話題になったというサスペンス作品。
 作品の冒頭で、バンコクを舞台に石橋凌演じる刑事と玉木宏が演じる謎の誘拐犯との追跡劇が繰り広げられる。場所は、チットロムのセントラル・ワールド周辺が中心となっている。バンコクという設定であるにもかかわらず人力サムローが出て来た巨大な市場の中のようなシーンがあるが、あれはバンコクではないと思われる。バンコクに人力サムローはもういない。
 さて、作品の方はというと、120分を超える長尺を飽きずに見させる映像の力はあるのだがストーリーというか脚本がいただけない。むりやりストーリーを進行させていて、映画の中とはいえあり得ない展開となってしまっている。そして、あのラストはサプライズのつもりなりであろうが、「そんなのウソだろう」と思わせる内容だ。原作がどのようなものだか知らないのだが、果たして原作の良さが出ているのであろうか?



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古い時代の超セクシー・アクション

ビン・ディアオ・イアオ・プラカーン / Bin Diao Yiao Prakan


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 この作品の資料が見つからないので、劇場公開時のタイトルとVCDのタイトルが違うのかもしれない。おそらく、1970~90年代の古い作品だと思われる。中心になるストーリーは警察と麻薬組織との戦いで、両軍とも自動小銃M16をぶっ放す派手なアクション作品となっている。もちろん、肉体アクションもある。
 一方、この時代にしてはかなりセクシーな作品なのではないであろうか?男女がからむシーンがたくさん出てくるだけではなく、かなり長いベッド・シーンも出てくる。また、女性の結構セクシーな下着姿も登場するし、ややアンダーヘアーが透けて見えるものをはいていたり一回だけだが乳首まで出してくれている。円形ベッドのモーテルの場面もあり、当時の(現代はどうだか知らないが)この手の宿の雰囲気が分かっておもしろい。もちろん、今見たら時代遅れのシーンにすぎないが、当時としてはかなりのものだったのではではないだろうか?

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「アンニョン! 君の名は」主演のヌンティダー・ソーポン(ヌーナー)

「アンニョン! 君の名は」主演のヌンティダー・ソーポン(ヌーナー)


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「アンニョン! 君の名は」より / (c) Copyright, Gmm Tai Hub Co.,ltd.


 突然当ブログのアクセス数が増えたので何事が起ったのかと思い調べてみたら、「アンニョン! 君の名は」というキーワードで検索エンジンから入ってきていました。と思ったのですが、正確には映画タイトルで検索されるよりも主演女優名の「ヌンティダー・ソーポン」で検索している人が多かったです。これって、大阪のABC放送で映画がTV放送されたからですよね。でもすごいですね。深夜に放送されてこの反響ですか?何せ当サイトのアクセス数のケタがいつもと違っているんです。たしかに、彼女のことを紹介しているサイトは日本にはほとんどないでしょうけど。でも、それだけ彼女に関心を持った人がいたということですね。すごいです。彼女老け顔ですが(失礼)、、映画の撮影当時まだ17か18歳だったんです。
 ということで、大した紹介はできませんが、彼女の出演歴などを下記サイトに掲載してあります。よろしければどうぞ。

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パン兄弟監督作品「アイ」をハリウッドがリメイク

アイズ / The Eye


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 バン兄弟が監督した「アイ」をハリウッドがリメイクしたもの。幼い時に視力を失ってしまった女性が角膜手術を受け、世の中のものが見えるようになったが…というホラー。
 ストーリーは、オリジナル作品にかなり忠実に作られている。全体として手堅くまとめられているが、ストーリーにやや説明不足の部分が目立つ。たとえば、「僕の成績表はどこ?」と問いかける少年のエピソードはあれではよく分からない。それと脳腫瘍の少女も描き方が弱い。また、ラストで主人公の女性がどうなったかもわかりずらい(この作品の落ちなのだが)。まあ、オリジナル作品を見ていればすべてわかるのだが。ラスト(の爆発シーン)といえばオリジナル作品よりよく撮れているが(本家は失敗しているのでよく撮れて当然かもしれないが)、ストーリー的には本家の方がおもしろいと思う。あと、少し(女性の)色気を出そうとしているのかもしれないが、出すならもっと色っぽく撮り出さないなら全く出さない方がいい。



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 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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