2010年度タイ映画賞「スパナホン賞」

2010年度のスパナホン賞 / Subanahongsa Thai Film Awards


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 少々時間が経ちましたが、2010年度のスパナホン賞の結果です。「イターニティー」が作品賞をはじめ5冠を達成しました。大ヒットした「アンニョン! 君の名は」(ヌンティダー・ソーポン)は主演女優賞を獲得、カンヌのグランプリ作品「ブンミおじさんの森」は録音賞を獲得しました。

作品賞: イターニティー(Eternity)
監督賞: ウルポン・ラックサーサット/スアン・パンナー(สวรรค์บ้านนา )
主演男優賞: アナンダー・エバリンハム/イターニティー(Eternity)
主演女優賞: ヌンティダー・ソーポン/アンニョン! 君の名は(Hello Stranger)
助演男優賞: サアート・ピヤムポンサーン/シャドウ・オブ・ナーガ(The Shadow of Naga)
助演女優賞: インティラー・ジャルーンプラ/シャドウ・オブ・ナーガ(The Shadow of Naga)
脚本賞: キッティコン・リアウシリクン/ザット・サウンズ・グッド(That Sounds Good)
編集賞: スニット・ アッサウィニクン、ほか/イターニティー(Eternity)
撮影賞: ウルポン・ラックサーサット/スアン・パンナー(สวรรค์บ้านนา )
美術賞: ノッパドン・デーチョー、ほか/イターニティー(Eternity)
衣装デザイン賞: ノッパドン・テーチョー/イターニティー(Eternity)
メーキャップ賞: ンチャイ・キッティクン/シークレット・サンデー(Secret Sunday)
特殊効果賞: カンタナー・アニメーション・スタジオ/レッド・イーグル(Red Eagle)
音楽賞: パパットシン・キートウォンワット/山田長政<サムーライ・アヨータヤー>
(Yamada The Samurai of Ayothaya)
主題歌賞: ザット・サウンズ・グッド(That Sounds Good)
録音賞: チャルームラット・カウィワッタナ/ブンミおじさんの森(Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)
栄誉賞: ソムサック・テーチャプラスート(サハモンコン・インターナショナル社)、ジャルーン・イヤムプンポン(ファイブスター・プロダクション社)

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すごい、金髪アメリカ人版の「メー・ナーク」

ポット / The Pot


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 タイではとても有名なお化け話の「メー・ナーク・プラカノン」の金髪アメリカ人版というすごい企画だ。原題はその名も「メー・ナーク・アメリカ」(英題は「壺」)だ。ただし、女性の役名はナークではなくチョーン。
 1970年代の作品ということもあり前半はのどかな農村が舞台でそれなりに見ることができたのだが、後半はストーリーが完全に崩壊してしまった。突然作品がコメディー調になり三人のふざけた除霊師が登場したり、夫がソープ嬢?を首を絞めて殺してしまったり、挙句の果てには夫が警察官に銃で狙われ…。「えっ、これで終わり?」と思っていたら、最後に「The End?」の文字が。
 古い作品なので、フィルムの状態は悪い。製作年の1975年という年は、ベトナム戦争が終わった年だ。戦争中には、タイはアメリカ軍の後方基地となっていた。作品中にローイクラトン(タイの燈籠流し)の祭りが出てくるが、現在ではほとんど見かけないバナナの茎でできたクラトーン(燈籠)がでてくる。
 内容はともかく、数多く作られている「メー・ナーク・プラカノン」作品の中で金髪女性が登場するのはこの作品だけだと思われ興味深い。

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ラオス、ベトナムへ 難聴女性と弱視女性が繰り広げる恋のロード・ムービー

ザット・サウンズ・グッド / That Sounds Good


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 ドキュメンタリー風の恋のロード・ムービー。主人公の女性二人が難聴者と弱視者であるというのがみそで、この設定が作品をおもしろいものにしている。とくに、弱視者のター<เต๋อ>を演じているラミター・マハープルックポンがとても愉快だ。コメディエンヌとしてはかなりいけると思う。それなりにかわいいし、表情がおもしろい。この人、どこかで見たことあると思ったら、「32 デッセンバー・ラブ・エラー(32 December Love Error)」<2009年>(これがデビュー作)に出ていた人だ。本作が二本目の映画となる。1989年生まれなので、映画撮影時20か21歳の若さである。今後が大いに期待できる。
 作品は、四輪駆動車を繰り出しコンボイを組んでタイからラオス、ベトナムへと旅する間に起こる恋の珍騒動を描いたもの。難聴者と弱視者(Rattanrat Eertaweekul)であるがゆえに、同じ男性(Montonn Jira)が自分のことを好きだと勘違いしてしまうことから物語が始まる。
 旅はサワンナケート→ホーチミン→フエ→ホイアン→ダラット→ムイネーと続く。最後は雪山まで行くのだが、もしかして中国か?ムイネーでの車でのキャンプ風景などはいいものがあるのだが、ベトナムの楽しさを描ききれているかというとやや不足している。もう少しベトナムらしさをどこかで出して欲しかった。そして、何よりもストーリーの最後の着地に成功していない。途中までおもしろかったのに残念だ。もうひと工夫欲しかった。しかし、ラミター・マハープルックポンのアラレちゃんのようなコメディエンヌぶりだけでも十分に楽しい。
 2010年度のスパナホン賞主題歌賞を「ラオ・ソーンサーム・コン」が獲得している。キットティコーン・リアオシリクーン監督は、他に「ブリット・ワイブズ(The Bullet Wives)」<2005年>、「バスレーン(Buslane)」<2007年>などの作品がある。原題は訳し方がよく分からないのだが、「私たち二三人(ニサンニン)」となるのか?英題は「いいんじゃない」という意味。

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「バンコク・クン・フー」タイで本日公開

バンコク・クン・フー / Bangkok Kung Fu
タイで本日公開


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 コメディー・アクション。

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VCDジャケットのデザインから想像した通りのエロティック・ホラー

ポープ・サーヨーン・クーン・チープ / Porp Sayong Kuen Cheep


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 ポープ(タイの有名なお化け)を扱ったエロティック・ホラーもの。VCDのジャケットを見たときから内容はこんなものだろうと思っていたが、期待は裏切られず想像以上にひどかった。
 ストーリーはというと、ほとんどない。というか、正確にはほとんど進行しないが正しい。ただ男女が絡み合っているだけで、中身がない。しかも、女性の胸にはぼかしが入るという珍しさ。一般映画ではそういうことがあるのを知っているが、これは18歳未満視聴禁止のアダルト作品である。一体どうなっているのか?しかも、絡みのシーンに軽快な音楽を入れていたりする。この作品の音楽担当のセンスはかなりおかしい。珍しいのはポープが老僧と老尼僧というコンビで、男性も含まれていたことだ。
 おそらくVCD用の作品だろうが、定価が59B(約180円)というのは安い。安過ぎる(内容は59Bの価値もないけど)。かなりの低予算で作っていることは確かだが。これじゃあ、元は取れないのでは?
 そうそう、この手の作品としては珍しく英語字幕が付いている。ただ、スペルの間違えはあるし、なぜかすべての部分についているというわけではない。高校生のアルバイトにでもやらせたのであろうか?原題は「ポープ 世にも恐ろしい命の夜」という意味。

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川の中から泡と共に女性の霊が・・・というエロティックホラー

ウォーター・スピリット・チャーミング / Water Spirit Charming


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 DVD用のエロティック・ホラー作品。山中の川の中から、泡と共に女性のピー(霊)が・・・というストーリー。
 この手のものの常として、ストーリーは大したことがない。とはいえ、もう少しどうにかしてほしかった。というのも、肝心のセクシーさの方も大したことがないからだ。ストーリーもセクシーさも物足りなければ、どうしようもない。
 さて、どうもタイ映画の規制がよくわからない。この作品は、もちろんアダルト作品である。今回、肌を見せる女優は三人いる。その内の一人は乳首まで露出させてくれているのだが、すべてのシーンでというわけではない。なぜか、一部のシーンだけなのだ。どうして出し惜しみするのか?露出がNGの女優ではないはずだ。
 あとの二人は裸は見せてくれるのだが、胸はすべてのシーンで隠している。しかも、見えた時のために乳首に肌色のものを貼っているのが分かる。常套手段なのだが、基本的に三人とも絡みのシーンの時には、男優が女性の胸を手のひらでわしづかみにして乳首を見せないようにしている。なんとも味気ないというか、興ざめというか…。撮影方法はもう少し工夫しないと。
 原題は「泡」。

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ジージャー主演の第二作目「チョコレート・ソルジャー」のDVDが日本で発売

「チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX (Raging Phoenix) 」


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 「チョコレート・ファイター(Chocolate)」<2008年>に主演し日本でも人気のあるチーチャー(ジージャー/ヤーニン・ウィサミタナン)の主演第二作目である「チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX(Raging Phoenix)」<2009年>のDVDが、日本で10月28日に発売されるとのこと。日本でも「チーチャー」の名前が通用するということなのであろう。この作品は2010年に大阪アジアン映画祭で上映され、その時の邦題は「ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく」というものであった。DVDタイトルの「チョコレート・ソルジャー」というのは、いかにもというネーミングだ。すでに彼女主演の第三作目「チャックカレーン(Jak-ka-len)」は今年タイで公開されている。そして第四作目も今年公開予定とのことだ。今回の売れ行き次第では、これらの作品の日本でのDVD化の可能性もあるということか?



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ポープを扱ったエロティック・コメディー・ホラー

ポープ・サイウ 2007 / Porb Sayew 2007


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 ポープを扱ったエロティック・コメディー・ホラーのDVD用アダルト作品。ポープである女性ケーオは、チャーに恋してしまうが…というストリー。
 この手の作品としては珍しく、ホラーのムードを少し漂わせている。そして、コメディー部分も大したことないが、男優がいい表情をしている。主演の女優があまり美人ではないものの裸はそれなりにちゃんと見せてくれる。不思議なのは、DVDのジャケットに使われている写真の女性はこの作品には出ていない女性だが、VCDのジャケットには主演女優が使われている。どうも、タイという国はよく分からない国だ。蛇足だが、ポープが格闘技ができるとは知らなかった。原題は「ポープ オルガスム(震撼)」とでも訳すのか?


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便利なタイ映画館のアプリ

メイジャー・ムービー / Major Movie


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 タイの映画用アプリケーションが出ました。タイで映画館を運営している大手Major Cineplex Groupのアプリで、現在公開中の作品及び近日中に公開予定の作品を紹介しています。また、上映映画館や上映時間の情報までカバーしているのがうれしい。もちろん、これらの最新情報はインターネットにつながないと得られないのですが。映画館で映画を見る人にとっては便利ですよ。プロモーション情報も載っています。ただし、バンコクだけの情報みたいですが。

◆Major Movie
Artist: G Softbiz Co., Ltd.
Ver.: 2.2.1
言語: タイ語、英語
無料

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女性犯罪記者の身の回りに次々と不思議なことが

デス・ハプン / Death Happen


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 女性犯罪記者ダーオ(スシラー・エーンチリナー・ネーンナー)の24時間の物語。突然、彼女の元に長らく連絡が途絶えていた父親が自殺したとの連絡が入る・・・というストーリー。
 ホラーなのだが、ピー(霊)はほとんど姿を現さないのでホラー・サスペンスといった方が正確かもしれない。ただ、ストーリーがよく分からないのが難。現実と夢?が混ざっているので、どちらが現実の世界なのかが分からなくなってしまうのだ。作品の原題「ターイ・マイ・ダイ・ターイ」にそって物語が展開していることは確かなのだけれど。ムード的にはそれなりに怖い雰囲気を醸し出している。タイのふざけた姿をしたピーが出て来ないので、それが功を奏しているともいえる。また、出演者が無名の人たちで固められているのも新鮮でいい。タイ映画って、同じ人ばかり出てくる傾向があるのでね。スシラー・エーンチリナー・ネーンナーのデビュー作。
 原題の「6:66」とは6時66分、つまり「7時6分」のことで、「ターイ・マイ・ダイ・ターイ」とは「死ねない 死ぬ」と訳すのか?作品中のセリフでは「ターイ・マイ・ダイ・ターイ」ではなく「コン・ターイ・マイ・ダイ・ターイ」となっているので、「死ねない死人」となるのか?タクラオ・ルアンラット監督のデビュー作。この人は、CMやミュージック・ビデオを撮っていた人だそうだ。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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