安ホテルの換気口に霊がいるんだって/「シスターズ」

シスターズ/The Sisters


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 ホラー作品。地方へやった来たバンドのメンバーが寂れたホテルの部屋にチェック・インしたところ、天井にあるエアコンの吹き出し口から白い布が垂れ下がっていることに気付く。そして、昔その部屋で殺された娼婦の霊が彼らに襲いかかる。彼らは何とかして霊から逃れようとするが・・・というホラー。
 プラナコーン・フィルム作品。コメディー的要素のまったくない純粋なホラー。実在の事件を基に作られたという。全体的にはそこそこ楽しめるのだが、ストーリーが分からないというか筋が通っていない。楽しめるのは、それなりにホラーのムードがあり怖さがあるからだ。
 (ちょっとネタバレあります)だが、ストーリー的には疑問だらけだ。どうしてこのバンドが霊に呪われるのか?なぜ、呪いを解く儀式を行うにはあの日の深夜を過ぎてからではだめなのか?棺に入って呪いを説くことに失敗したのに、なぜ再度挑戦したのか?棺に入って儀式を受けた青年はどうなったのか?あの子供の霊は誰?そして何よりも、バンドの中で唯一の女性であるピム(リニーナ・プシサン)が生き残って警察で証言をしているのはなぜ?それらのほとんどの疑問は、なんと最後のエンドロールの時に流れるセリフ(ナレーション)で判明する。それまでは、観ていてもほとんど分からない。常に頭の中に「???」を抱えながら観なければいけないのはつらい。
 作品を観た多くの日本人が、この作品が日本映画「リング」<1998年>や「呪怨」<2003年>のパクリだと言っている。内容がパクリのなのかと思ったらそうではなく、霊がパクリだと言っていたのだ。確かに似ている。というか、たぶんパクッたのであろう。娼婦の霊セーンダーオ(ピヤティダー・ウォラムシック)は「リング」の山村貞子、顔が白塗りの子供の霊は「呪怨」の俊雄ですね。まあ、山村貞子は、他のタイ映画「フレンドシップ(Friendship)」<2008年>、「ナーク(Nak)」<2008年>でも見ることができる。また、白塗りの子供の霊は、「シー・ハウ・ゼイ・ラン(See How They Run)」<2006年>で見ることができる。
 そして、邦題と英題の「シスターズ(The Sisters)」って何だろうとずっと考えていた。これは最後の方になるとやっと分かる。原題は「換気口の霊」なのでこれをそのまま訳しても作品が売れるわけないのは分かるけど、「シスターズ」ねえ。これを考えた人は、苦労してくるしまぎれに付けたのだろうと思う。それにしても、タイ映画のタイトルはあまりにも直接的なものが多い。タイの人はこんなタイトルでも見に来るということなのだろうか?国民性とはおもしろいものだ。
 興行収入はUS$497,200。ティワー・ムーイタイソン監督の作品には、日本でDVD化された「人肉ラーメン(Meat Grinder)」<2009年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit(Heaven and Hell))」<2012年>の第一話、「ラブ・コンカー・オール(ラブ・アット・ファースト・フラット)(Love Conquer All(Love at First Flood/Rak Aow Yu))」<2012年>※共同監督、「フェイタリティー(The Fatality)」<2009年>、「ゴースト・デリバリー(Ghost Delivery)」<2003年>などがある。

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往年のロッカーたちが、ロック・フェスティバル出演に向け再集結/「オールド・マッド・ロック」

オールド・マッド・ロック/Old Mad Rock


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 コメディー・ドラマ。バンコクでロック・フェスティバルが開催されるのを知り、往年のロッカーたちがバンドを再結成しフェスティバルに参加しようとする。しかし、家族や周辺の人たちとの間にさまざまな問題が起き・・・というストーリー。
 Avant社作品。ストーリーそのものにはそれほど特徴がないのだが、楽しむことができる作品となっている。できれば、もう少しストーリーにひとひねり欲しいところだったのだが。
 フェスティバルの女責任者で、メンバーの昔の恋人役であるターイの存在感はさすがだ。この人は往年のセクシー女優なのだが、年齢を重ねていい女優になったと思う。メンバーの娘役を演じているドーナットは、当時19歳か20歳。彼女はTVなどの出演経験はあるが、劇場用映画はこれが初めて(正確には、同じ年にもう一本出演しているのでどちらが先かは不明)。この人は、TV版の「クーカム2(Koo Gum 2(The Sunset at Chaopraya 2))」<2004年>に主演している。結構、かわいらしくていい。
 作品の冒頭に出てくる仮面祭りは、ルーイ県のピーターコーンの祭りだ。「13歳超視聴可」の年齢制限が付いている。
 ピスット・プレーセーンイアム監督には、日本でDVD化された「悪夢の夜に震える事実(Bangkok Haunted)」<2001年>などの作品がある。原題は、「皺皺(しわしわ)顔のロック野郎」という意味。

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卒業記念の自主製作作品?/「リメンバー・ミー」

リメンバー・ミー/Remember me


 ドキュメンタリー風ドラマ。卒業記念の自主製作作品?ショート・フィルム。先生が試験のカンニングを見つけるシーンはシャレていておもしろかったが、ちょっと引っ張り過ぎだ。第三者に見せるつもりなら、もう少し何か物語がないと・・・。

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本編 ตอน 1/3


本編 ตอน 2/3


本編 ตอน 3/3

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ホラー作品「ラスト・サマー」、本日タイで公開予定

ホラー作品「ラスト・サマー」
本日タイで公開予定


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 ホラー作品「ラスト・サマー(Last Summer )」、本日タイで公開予定です。出演しているカウとパンパンは、日本の映画祭で上映された「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>の中の「14(14)」の主演コンビです。サランユー・チラーラック監督には「シークレット・サンデー(9 ワット/Secret Sunday/9 Wat)」<2010年>などがあります。原題は「その夏...私は死ぬ」という意味です。

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タイ・ホラー「ゴースト・フライト407便 (407 ダーク・フライト)」のDVD本日リリース予定

タイ・ホラー「ゴースト・フライト407便 (407 ダーク・フライト)」のDVD
本日リリース予定


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 今年日本で劇場公開されたホラー作品「ゴースト・フライト407便 (407 ダーク・フライト/407 Dark Flight )」のDVDが、本日、日本でリリース予定です。

 ホラー作品。キャビン・アテンダントのニウ(マーチャー・ワタナパーニット)は、10年前フライトで恐怖の霊体験をしていたために休職していた。その復帰後、初のフライトが霊体験をした時と同じ機体であったのだ。そして、今回もプーケットへと向かうフライト中に霊たちが次々と襲いかかり・・・というストーリー。
 「タイ初の完全3Dホラー」をうたい文句に宣伝された。この作品より少し前に公開された「メー・ナーク 3D(Mae-Nak 3D)」<2012年>も、「タイホラー初の3D」をうたっている。「メー・ナーク 3D」の方が公開が早いのだが、完全ではなかったということなのであろうか?「完全」ではない3Dというのはどういうことなのか?作品の一部だけが3Dという意味なのであろうか?本作の舞台は狭い飛行機内。3Dというのは最低二方向からのカメラが必要なので、撮影がかなり大変だったようだ。この作品を劇場では観ていないので、3Dの効果のほどは不明なのだが。
 さて、内容はというとかなりの感動ものである。これほどの作品はそうはない。イタリアの三流ゾンビ映画でも、もっとちゃんと作っている。あまりのこっけいさに、おもしろく最後まで観れてしまう不思議な作品だ。おそらく、この作品を観て「なんだこの作品は!」と怒った人は多いと思うが、結構楽しめるのだ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.73点(満点は10点。投票数41。2012年7月現在)ととても低いものだ。しかし、興行成績は興行収入US$1,133,343とヒットを飛ばしている。ファイブ・スター社の作品としては、久々のヒットとなった。これは主演のマーチャー・ワタナパーニットの人気ゆえか?「3D観たさ」ではないはずだ。なぜなら、この作品よりもちょっと前に公開された「メー・ナーク 3D」はコケてしまっているので。マーチャー・ワタナパーニットは、全盛期は過ぎたもののとても人気のある歌手&女優である。
 タイ映画の旅客機ものというのは非常に珍しい。というより、この作品以外に長編作品は知らない。機内の撮影はもちろんセットなのだが、この機内の様子はかなり突込みどころがあるお粗末なものだ。エコノミー席のはずなのに、席間距離(ピッチ)がかなり広いのだ。前後の席の間隔のことではなく、隣の席との間のことである。なにしろ、席間にある肘掛の幅がビジネス・クラス並みに広いのだ。そして機内の通路は、二台のカートがすれ違えるというすばらしい広さなのだ。こんな飛行機見たことがない。この機体の外観の撮影には、本物の飛行機が使われている。やや小さな飛行機だが機種は何なのだろうか?エンジンの形が違うのでB737ではない。エア・バスでもなさそうな気がするのだが。
 霊がパイロットの目を手で隠しているシーンがあるのだが、あれは何の意味があるのか?目隠しをしても、自動操縦で飛んでいるので何も問題は起こらないはず。そして、霊に占領されたと思われる操縦室のドアを斧で穴を開けて入ろうとするのだが、その時、穴が小さいからといって怖がる少女(パッチャリー・タップトーン)を説得して入らせる。なぜ少女に?穴が小さければ、もっと大きくすればいいだけの話である。DVDによる小さな画面で観ると分かりにくいのだが、劇場の大画面で観ると、実はこの穴はかなり大きく大人でも十分に通れるほどだなのだ。
 (ここからちょっとネタバレあり)作品のクライマックス、この少女がものすごいことをする。彼女、普段からフライト・シュミレーション・ゲームで遊んでいるのだが、彼女が飛行機を操縦して着陸することに・・・そんなバカな!それに、飛行機の機種が違えば操縦席の仕組みはまったく違うはず。ゲームと乗っている機種が同じでなければ、操縦は不可能なはずだ。いくら映画といってもこれはひどすぎると思っていたら…。そして、素人があんな簡単に着陸できるはずないではないか。だいいち、滑走路へどうやってまっすぐに進入したというのか?作中では自動操縦で着陸するということになっているのだが、実際にはそのようなことはできない。それに、地上を走る乗用車のように急ブレーキをかけるのだが、飛行機であれは無理でしょう。とにかく、すごい驚きのストーリー展開なのだ。
 また、あとから考えてみると、いろいろと疑問点が出てくる。10年前の事故で、主人公のニウは一人だけ生き残ったことになっている。だとしたら、10年前には誰が飛行機を着陸させたというのか?ニウが着陸させたということか?。それに、10年間この飛行機はさまざまな航空会社の手に渡り使われ続けていたことになっている。そして、その間も事故を起こし続けていたという。まあ、映画ですのでね。
 飛行機が飛び立つとすぐに非常時の説明が行われるが、これがとても愉快だ。キャビン・アテンダントたちが、音楽に乗って踊りながら説明するのである。これって、実際にどこかの航空会社がやってますよね。そう、フィリピンのセブパシフィック航空が2010年から始めたもの。でも、その踊るキャビン・アテンダントの中に、主演のマーチャー・ワタナパーニットがいないのはがっかり。さすがに、大スターの彼女にそんなことはさせられないということなのだろうか?だが、キャビン・アテンダント役のトランスジェンダー歌手として有名なベル・ナンティターは、メインで踊っていた。
 そうそう、この作品の大きな特徴のひとつでもあるのだが、出演者が突然消えるのだ。ストーリー展開上消えるのではなく、本当に作品の中から突然消えてしまうのだ。その一人がベル・ナンティターなのだが、気が付いた時にはもういなくなっていた。彼女殺されてしまったのであろうか?だとしたら死体はどうしたのだろう(途中、顔の見えない二人のキャビン・アテンダントの倒れている姿があったので、たぶんあの片方が彼女だったのであろう)?
 出演者の中では、少女キフ役のチョーイが叫びまくっていてB級ホラーにはもってこいの演技だった。また、その父親のプラーイは、やさしさがにじみ出ていて良かった。だが、この作品の中でベスト演技賞は母親役のエーだ。意地の悪い女性を熱演していた。映像の中では分かりにくいが、この人、意外に美人だ。
 第22回スパンナホン賞・メーキャップ賞を受賞している。Room39が歌う主題歌「サタニースット・ターイ(สถานีสุดท้าย)」が、ムードがあってなかなかいい。とにかく、他人にはとてもお勧めできないが、それなりにおもしろい作品となっている。感動ものである。
 イサラー・ナディー監督は「世界一怖いホラー映画の製作」を目的とした7人の監督によるユニット「ローニン・チーム(Ronin Team)」のメンバーで、本作が単独で監督する初めての作品。共同監督の一人として、「アート・オブ・ザ・デビル 2(Art of the Devil 2/ลองของ)」<2005年>を監督している。原題は「霊フライト407便」という意味。

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女性教師を生贄に、禁断の黒魔術の儀式が執り行われる/「アート・オブ・ザ・デビル 3」

アート・オブ・ザ・デビル 3/Art of the Devil 3


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 ホラー作品。シリーズ第三弾。前作Part2の続きだが、時間的にはPart2の前の部分のストーリーだ。どうして、女性教師のPanor(マミー)が黒魔術を使うようになったのか?そして、なぜ彼女がタ(ナモー)の父の後妻となりタ一家を皆殺しにしようとするのかが、語られるというストーリー。
 まずは、少々複雑な関係の本シリーズについて説明を。シリーズは全三作。第一作目は、日本でもDVD化されているタニット・チットヌクーン監督による「アート・オブ・デビル(Art of the Devil/คนเล่นของ)」<2004年>。第二作目は「アート・オブ・ザ・デビル 2(Art of the Devil 2/ลองของ)」<2005年>、第三作目は本作「アート・オブ・ザ・デビル 3(Art of the Devil 3/ลองของ 2)」<2008年>となっている。気を付けなければならないのは、英題がそれぞれ1、2、3となっているのに対し、タイ語の原題はそれぞれ「コン・レーン・コーン」「ローン・コーン」「ローン・コーン 2」となっている。また、作品の内容はパート2と3は続いているのだが、それらとパート1とは全く関係がない。しかも、時系列でいくと、パート3はパート2よりも前の話を描いているという複雑な関係だ。そして、パート1の邦題には、英題には入っている「ザ」が入っていない。
 本作の主人公は学生たちではなく、Panor先生。つまり、マミー演じるタの父の後妻が前面に出てきている。そして、タの親戚である看護婦役に歌手で映画初出演のキャロリーン・スパーラック・ニーマヨーティンが起用されている。
 内容のグロテスクさは相変わらずですごい。ただ、多くのグロテスク・シーンで一部ながらPart2で使われてしまっているので、新鮮な驚きはそれほど多くはない。前作のPart2では、学生たちがキャーキャー叫びながら逃げ回っていただけという感じがあったが、本作にはしっかりとしたストーリーがあるので十分に楽しむことができる秀作となっている。
 ストーリー上でちょっと不思議というかわからないのは、後妻はなぜ精神病院に入っていたのだろうか?黒魔術をやったためか?そして、彼女のおなかの中にいた子供は誰の子供であったのだろうか?まさか、タの父の子供?作品には裸はまったく出てこないのだが、エロティックなムードが漂っている。後妻Panorの脚を開かせて儀式を行うシーンは、なかなかのものだ。エロティックそうでエロティックではなかった第二作目とは違っている。
 本作は、「世界一怖いホラー映画の製作」を目的とした7人の監督によるユニット「ローニン・チーム(Ronin Team)」によるものだ。ただ、監督としてのクレジットは二人しか出て来ない。主演女優のマミーは日本でDVD化された「バタフライマン(Butterfly Man)」<2002年>に主演している人で、「メー・ビア(Meabia)」<2001年>でタイ映画史に残るセクシー・シーンを演じ話題となった人である。作品のおもな舞台となる運河のある風景は、サムットソンクラームで撮影したらしい。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、7.97点(満点は10点。投票数62。2013年1月現在)であった。興行収入はUS$1,483,738とヒットし、シリーズ最高額を記録した。原題は「効果を試す」という意味か?

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本日タイで公開予定のペーンエーク監督によるドキュメンタリー「パラドクソクラシー」

本日タイで公開予定の
ペーンエーク監督によるドキュメンタリー
「パラドクソクラシー」


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 24日公開予定(27日という情報もあるので注意)です。ドキュメンタリー作品。奇才ペーンエーク・ラッタナルアン監督には、日本でDVD化された「インビジブル・ウェーブ(Invisible Waves)」<2006年>、「地球で最後のふたり(Last Life in the Universe)」<2003年>、「わすれな歌(Transistor Love Story)」<2002年>、「シックスティナイン(6ixtynin9)」<1999年>、映画祭で上映された「ヘッドショット(Headshot)」<2011年>、「ファン・バー・カラオケ(Fun Bar Karaoke)」<1997年>や「ニムフ(Nymph)」<2009年>、「サワッディー・バンコク(Sawasdee Bangkok)」<2009年>の中の「サイレンス(Silence)」、「プローイ(Ploy)」<2007年>などの作品があります。
 原題はタイ語の民主主義という意味の単語「プラチャーティップタイ(ประชาธิปไตย)」をもじって同音にしたものか?

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1949年、タイ南部の錫鉱山の人々を描く人間ドラマ/「ティン・マイン」

ティン・マイン/The Tin Mine


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 ドラマ。アーチン・パンチャパットが、自らの体験を基に書いたベストセラー小説「マハーライ・ムアンレー」の映画化。1949年、青年アーチン(ビー)は22歳で大学を退職し、南部地方の錫鉱山で働くことになる。そこのボスはオーストラリア人(アントニー)で、彼から仕事のことだけでなく人生についても様々なことを学ぶ。しかし、四年目になり・・・というストーリー。
 GTH社の作品。スパンナホン賞の作品賞、監督賞、助演男優賞(ソンタヤー・チッタマニー)、録音賞、美術賞、衣装デザイン賞と芸能批評家連盟の映画大賞・作品賞を初めとした5部門で受賞している。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、9.0点(満点は10点。投票数16。2013年2月現在)と高得点を記録している。
 本作は娯楽作ではない、GTH社らしからぬ内容の作品となっている。社会派ドラマというわけではなく、アーチンという青年を通した人生(といっても四年間だが)ドラマだ。タイ南部のパンガーで撮影したという、当時の錫鉱山のセットが趣があっていい雰囲気を出している。登場人物のキャラクターもおもしろく、好感が持てる。いろいろなところで高評価を受けている作品だけあって見どころのある作品なのだが、ストーリーの盛り上がりという点ではどうしても物足りない。全体的なひとつの大きなストーリーがあるわけではなく、その時々の生活を淡々と描いていくだけなのでいまひとつの感がある。それに、ラストはちょっと描き方を急ぎ過ぎた感じも受ける。悪くないラストだったのだが。
 主演のビーと後に彼が思いを寄せるようになる鉱山のある村の娘ライエット役のター、そしてアントニーは映画初出演。タイ映画では悪者に描かれることが多い西洋人だが、本作では珍しくいい人間として登場してくる。その愉快なキャラクターを、アンソニーが豪快に演じていた。助演男優賞には、彼を推したいが。南部系の顔をしているターは、出番は少ないがなかなかの美人でいい。
 チラ・マリクン監督には、日本の映画祭で公開された「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>の中の「42.195(42.195)」、「メコン・フル・ムーン・パーティー(Mekhong Full Moon Party)」<2002年>などの作品がある。英題は「錫鉱山」、原題は「鉱山大学」という意味。

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「私の父のメニュー」をテーマに料理コンテストが開催/「メヌー・コーン・ポー」

メヌー・コーン・ポー/Menu Khong Pho(Daddy's Menu)


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 ドラマ。TVの料理ショー番組でコンテストを行うことになった。テーマは「私の父のメニュー」。三人の料理人が参加し、三人それぞれのドラマが・・・というストーリー。
 ちょっと良さげなシーンもあるのだが、なにせストーリーが良く分からない。ピン・ラムプラプルーンが演じるスントーン(สุนทร)の若妻役である女優が、笑顔がとても素敵で良かった。名前は不明。
 ポスターを見ると、前年から公開が延び延びになっていたようだ。演技派の名優ピン・ラムプラプルーンの出演作品は、久し振りのような気がする。公開は小規模で、興行収入はUS$1,858であった。原題は「父のメニュー」。

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アユタヤー時代の有名な僧侶ルアン・プー・トゥアトの一生/「イッティ・パーティハーン ルアン・ポー・トゥアト」

イッティ・パーティハーン ルアン・ポー・トゥアト
/Itti Patiharn Luang Por Tuad
(The Miracles of Bhikkhu Thuat)


IttiPatiharnPH1.jpg


 ノンフィクション・ドラマ。アユタヤー時代の奇跡を起こしたという有名な僧侶ルアン・プー・トゥアト(Luang Pu Thuat/หลวงปู่ทวด)<1582~1682年>の一生を描いた作品。
 ルアン・プー・トゥアトの奇跡については、口承伝承とのこと。南部パッタニー県のワット・チャーン・ハイ(Wat Chang Hai/วัดช้างให้)は、ルアン・プー・トゥアトを描いたプラ・クルアン(お守り)で有名。
 作品自体は、低予算で作られている。セリフが多く動きが少ないので、残念ながら内容は良く分からない。DVDの定価は、599バーツとかなり高い。これは中にプラ・クルアンのおまけが付いているためであろう。「The Miracles of Bhikkhu Thuat」というタイトルで紹介しているホームページもある。

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asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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