山岳民族の青年が都会の女性に一目ぼれ /「コーン・バーイ・ザ・ムービー ラック・ナ...ポー・タッティンノーン」

コーン・バーイ・ザ・ムービー ラック・ナ...ポー・タッティンノーン/Kon Bai The Movie
Rak Na Pho Tating Nong


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 コメディー作品。山岳民族のティーポー(スパナット・チャルームチャイチャルーンキット)は、都会から慈善事業で山へやって来た女性エーンミー(アレックサーンドラー・サティブート)に一目ぼれしてしまう。彼女がバンコクへ帰ると、仲間の二人(ヌイ・チューンイム、ジャカブン・チューンイム)と共に彼女を追いかけて山を下りる。やっとのことで彼女が勤めているビルを突き止めるが、彼女には婚約者がいることが分かる。しかし、その婚約者が、彼女の命を狙っていることを知ると…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。10年以上続いたTVのコメディー番組の映画化。大勢のコメディアンたちが出演している。雰囲気としてはとても楽しそうなのだが、出演者が多過ぎてストーリーがおろそかになってしまっている。これは、タイ映画にはよくあるパターンだ。また、コメディー部分もおかしいかというと、そうでもない気がする(タイ人が観るとおかしいのかも?)。で、結局、少々内容にかけた作品になってしまっている。冒頭での少数民族のダンスはとても楽しそうな始まり方だったのだが、その後が続かなかった。
 主演のスパナット・チャルームチャイチャルーンキットは歌手。主演女優のアレックサーンドラー・サティブートは、映画出演はこの一本だけらしい(2014年5月現在)。興行収入はUS$910,258。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、4.3点(満点は10点。投票数23。2014年6月現在)であった。タンヤー・ポーウィチット監督には、「ランラー・マン()」<2010年>などの作品がある。

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タイへ来ているのですが・・・

タイへ来ているのですが・・・


 タイへ来ているのですが・・・トラブル続きで映画を観る時間がありません。日本出発前は最大四本。でも無理だろうな。最大で三本、最低二本と思っていたのですが。帰国まであと少し。できるだけ、観て帰りたいのですがね。購入予定のDVDも見つけに行く時間がない始末で・・・。

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タイでも撮影が行われた「ルパン三世」(実写版)、本日、日本で公開予定

タイでも撮影が行われた「ルパン三世」(実写版)
本日、日本で公開予定


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 TVアニメにもなったモンキー・パンチの漫画「ルパン三世」の実写版。実写映画化は、「ルパン三世 念力珍作戦」<1974年/監督:坪島孝>以来のこと。ルパン三世を演じるのは小栗旬。次元大介は玉山鉄二、石川五ェ門は綾野剛、峰不二子は黒木メイサ、銭形警部は浅野忠信が配されている。
 撮影は、日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンなど国際的に行われた。出演者も台湾の人気グループF4のジェリー・イェン、オーストラリアのニック・テイト、韓国のキム・ジュンらが出演している。
 タイから出演のロイヤル役タナーヨン・ウォーンタラクーンは、日本で公開された「アジョシ(아저씨)」<2010年/韓国>、「闇の子供たち」<2008年/日本>、日本でもDVD化された「2022(2022 Tsunami)」<2009年>や「ムーブ・ブラッド・フォー・フリーダム(HMOOB Blood for Freedom)」<2012年>などに出演している。
 ナヴァロンセキュリティ社の会長役のニルット・シリチャンヤーは映画出演が多数あるベテラン俳優で、日本で公開された「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part Ⅱ)」<2011年/アメリカ>、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀(Largo Winch II)」<2010年/フランス、他>、「マッハ!弐(Ong-Bak 2)」<2008年>、日本でDVD化された「マッハ!参!!!(Ong-Bak 3)」<2013年>、「Deadman デッドマン(Opa Patika)」<2007年>、「ソードキング(The King Maker)」<2005年>、「マハウット!(Mahaut)」<2003年>や「コン・コーン(Kon Khon)」<2011年>などに出演している。
 ナローン役のウィタヤー・パーンシーガームは国際的に活躍している人で、日本で公開された「オンリー・ゴッド (オンリー・ゴッド・フォーギブズ)」<2013年/フランス、他>、「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part II)」<2011年/アメリカ>、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀(Largo Winch II)」<2010年/フランス、他>や「マインドフルネス・アンド・マーダー(Mindfulness and Murder)」<2011年/タイ>、「スニー・エ・レレファン(Sunny Et L'éléphant)」<2007年/フランス>などに出演している。タイ剣道クラブの代表で黒帯五段だそうだ。
 また、ミス・ヴィー役のラター・ポーガームはもともとは有名な歌手で、AV女優の西野翔が出演したことでも知られる「チャンダラー(ジャンダラ)」シリーズに出演しヌードを披露した人だ。「トム・ヤム・クン 2(ザ・プロテクター 2/Tom Yum Goong 2/The Protector 2)」<2013年>や「オンリー・ゴッド (オンリー・ゴッド・フォーギブズ/Only God Forgives)」<2013年/フランス、他>にも出演している。

 この作品、どうも情報のメディアへの露出が少ない気がするのですがどうしてなのでしょうか?宣伝量が少ないと思いませんか?大丈夫なのでしょうかねえ。

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「オイシ」のペット・ボトル飲料イメージ・ショート・ムービー/「テイスト・オブ・ラブ」

テイスト・オブ・ラブ/The Taste of Love


 ドラマ。食品ブランド「オイシ(Oishi)」のペット・ボトル入り飲料宣伝用のショート・ムービー。若い男性二人が部屋をシェアして住んでいるところへ、もう一人若い女性(スパットサラー・タナチャート)が加わることに。男性二人はこの女性に恋心を抱くが、女性の方も二人に…というストーリー。
 全三話。宣伝用なのに、映像がそれほど宣伝臭くない。そのせいか、商品イメージがあまりはっきりとしない。そして、なぜオイシの飲料が三人を結び付けるのかもよく分からない。そのため、ラストもちょっと理解に苦しむ。

※主演のスパットサラー・タナチャートは、8月に公開されるGTH社作品「スイマー(The Swimmer)」の主演女優でもあります。

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Ep.1/3


Ep.2/3


Ep.3/3

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本日、公開予定の「チェン・カーン・ストーリー (トゥッケー・ラック・ペーン・マーク)」

本日、公開予定の
「チェン・カーン・ストーリー (トゥッケー・ラック・ペーン・マーク)」


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 本日、タイで公開予定のコメディー「チェン・カーン・ストーリー (トゥッケー・ラック・ペーン・マーク/Chiang Khan Story)」です。

 Transformation Films作品。イサーン(東北部)のルーイ県にある、メコン川に接したラオスとの国境を接するチェンカーンの町が舞台?
 チラーユ・ラオーンマニーは、日本の映画祭で上映された「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>の中の「14」、「サック・シード(Suck Seed !!)」<2011年>の主演男優。日本で公開された「THE KING ~アユタヤの勝利と栄光~(King Naresuan Episode 2)」<2008年>、「THE KING 序章 ~アユタヤの若き英雄~(King Naresuan Episode 1)」<2007年>にもメイン・メンバーとして出演している。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、日本でもDVD化されている「609(Buppha Ratree)」<2003年>、「キラータトゥー(Killer Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラートリー・リベンジ(Rahtree Revenge)」<2009年>、「ラートリー・リボーン(Rahtree Reborn)」<2009年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「ラートリー・リターンズ(Rahtree Returns)」<2005年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。原題は、「トゥッケー(ヤモリ)はペーンをとても愛する」(「トゥッケー」も「ペーン」もニックネーム)という意味。

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さらばラートリー、さらばオスカー・アパートメント。シリーズ最終章/「ラートリー・リベンジ」

ラートリー・リベンジ/Rahtree Revenge


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 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第四作目。シリーズ最終作。ホラー漫画家のラン(マーリオー・マオラー)は、ブッパー(チューマーン・ブンヤサック)との再会の喜びに浸る。しかし、なぜか彼女はつれない。そして、アパート内では少女プラー(ナットタワン・サックシリ)の幽霊がたびたび出現し、残酷な殺人事件が・・・というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。ストーリーは第三作目の続き。前作と同じ流れなのだが、今作の方がはるかにおもしろい。全体的に、こちらの方がテンポがいい。ただ、ブッパーとプラーの関係、ブッパーとランの関係が理解できないわけではないが、正直少々?だ。このあたりがもっとクリアになっていれば、より感動を呼んだと思うのだが。
 本作では、ブッパーの秘密?が明らかにされる。ブッパーとプラーの関係が良く分かったとはいいがたいのだが、監督によるとブッパーとプラーは体ではなく心を共有しているとのことだ。だが、なぜブッパーが復活したのかは語られていない。より分からないのは、ブッパーとランの関係である。ブッパーが、なぜ子供であるランに恋心を抱くのか?これは理解できない。
 劇場公開時は不明だが、DVDには「18歳超視聴可」の年齢制限がかかっている。今作も暴力描写があるので、これは当然であろう。
 「3.1」では登場しなかったお巡りさんコンビ゛が復活している。監督によると、前作ではたまたま出番がなかったとのこと。偉くなった呪術師役のソムチャーイ・サックディクンは、本作では背中に剣が刺さった状態では出てこなかった。シリーズを通じて使用されている哀愁を帯びた音楽が、作品に合っていていい感じだ。実際にはどこでロケを行っているのかわからないが、作品の舞台となっている609号室のあるオスカー・アパートメントは、物語の設定ではバンコクのペッチャブリー(ペッブリー)ということになっている。
 新しいキャラクターの中では、愉快な僧侶役をやったラッパーのチョーイ・ボーイがおもしろい。闇カジノの客役であるンエーンナー・チュアンチューンとトゥアレ・チューンイムに関しては、もうコメディアはお腹一杯という感じだ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.35点(満点は10点。投票数43。2014年8月現在)であった。興行収入はUS$518,044と伸びなかった。「3.1」の出来が良くなかったので、それが影響したのではないだろうか?監督のことばを聞いていると当初は次作の予定もあったようだが、作られてはいない。
 原題の「ブップパー・ラートリー」とは、主人公の名前。原題が「4」ではなく「3.2」となっているのは、「3」が長くなり二本に分けて上映することになったので「3.1」と「3.2」になったのだそうだ。

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609号室が近代的になったぞ、シリーズ第三作目/「ラートリー・リボーン」

ラートリー・リボーン/Rahtree Reborn


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 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第三作目。かつてブッパー(チューマーン・ブンヤサック)が住んでいたオスカー・アパートメント(オートカー・アパートメーン/ออสการ์ อพาร์ทเมนต์)は、前女性オーナーが亡くなりリノベートされていた。ブッパーは復活し609号室に住んでいたが、エークはいなかった。そのアパートに、ホラー漫画を描いているラン(マーリオー・マオラー)という青年が引っ越してくる。彼は子供の頃、ブッパーに会っていた。その頃、オスカー・アパートメントに、霊が出現しだし…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。前作から四年の歳月を経て、あのブッパーが蘇った。ストーリーは、第ニ作目の続きといえば続き。だが、作品の雰囲気はがらりと変わり、このシリーズの特徴でもあった「哀愁」はほとんど漂っていない。シリーズ通して出演している有名なコメディアンのソムチャーイ・サックディクンが演じている呪術師くらいまではいいのだが、今作ではやはり有名なコメディアンのコーム・チュアンチューンまでもが出てきてしまっているので、コメディー色がかなり強くなってしまった。しかも、彼は上はスーツで下は色パンツといういでたちで登場してくるのでたまらない。
 コメディー色が強くなった分だけ、つまらなくなってしまった気がする。哀愁も漂っていないので、ただのコメディー・ホラーという感じになってしまっている。おまけに、本シリーズの看板でもあるブッパーの出番が少な過ぎる。本シリーズのメイン・キャラクターというか主人公なのに、これではあまりにも少な過ぎだ。そして、今回はなぜか追う方ではなく追われる方になっている。まあ、続編があるので、作品の終わりが尻切れトンボになっているのは仕方ない。
 ただ、暴力性は健在で、相手が女性であろうが子供であろうが殴る蹴るとものすごい。また、カミソリでめった切りにするシーンもある。それにしても、どうして前作では成仏したはずのブッパーは復活したのでしょう?なぜ、エークはいなくなってしまったのでしょう(この疑問については、監督が「エークの出番は終わったので」と答えている)?
 前作から引き続き出演しているのは、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサック、セキュリティー(以前はアパートの従業員)役のストーン・ウェートカマー、呪術師コン役のソムチャーイ・サックディクン、そして同一人物かどうかは分からないがエークの母親くらいだ。新しいキャラクターで一番の中心人物は、少女の霊役のナットサワン・サックシリ。毎回違った内容のメイクで登場してくる。また、冒頭のこっくりさんをやっているシーンでは、アーラク・アモンパシリ、ラッチャウィン・ウォンウィリヤといった有名どころがゲスト出演している。また、「ブンチュー(Boonchoo)」シリーズで有名な、サンティスック・プロムシリの鬼のような形相をした少女の父親役がすごい。普段は穏やかな感じの役が多いと思うのだが、彼の演技は見ものだ。
 とにかく、全てが新しくなってしまっている。アパートのシーンはロケだと思われるが(おそらく、実際にビルがリノベートされている)、あの609号室が近代的な内装になってしまっている。あのぼろアパートが、本シリーズの大きな魅力であったのに。
 さすがに、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサックが、大人の色香が漂い学生服が似合わなくなってしまった。おかっぱ頭で学生服は、かなり無理がある。彼女は、第一作目の時は20か21歳。今作では26か27歳だ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、6.27点(満点は10点。投票数67。2014年8月現在)であった。興行収入は、US$1,039,707とそこそこヒットした。
 原題の「ブップパー・ラートリー」とは、主人公の名前。原題が「3」ではなく「3.1」となっているのは、「3」が長くなり二本に分けて上映することになったので「3.1」と「3.2」になったのだそうだ。シリーズ最終作の「3.2」は、本作と同年に公開されている。

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残酷性健在のコメディー・ホラー、シリーズ第二作目/「ラートリー・リターンズ」

ラートリー・リターンズ/Rahtree Returns


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 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第二作目。ブッパー(チューマーン・ブンヤサック)とエーク(クリット・シプームセート)は、オスカー・アパートメント(オートカー・アパートメーン/ออสการ์ อพาร์ทเมนต์)の609号室で暮らし続けていた。アパートは幽霊騒ぎで寂れ、609号室以外は管理人夫婦を除きだれも住んでいなかった。だが、そんなある日、盲目の若い女性が部屋を借りに現れ、続いて男たちが部屋を借りに来たのだ。盲目の女性は自殺しようとするが、エークに止められる。そして、主治医に犯されそうになるところも助けられる。それを見たブッパーは嫉妬し…。一方、部屋を借りた男たちは銀行強盗で…というストーリー。
 ストーリーは、第一作目の続編。サハモンコン・フィルム作品。前半は、前作同様哀愁を帯びたスタートになっている。この部分は悪くないのだが、残念ながら後半のコメディー&ホラー中心部分がパワー・ダウンしてしまっている。このあたりがもう少しどうにかなっていれば、前作には及ばないがそれなりにいい作品になっていただろうにと思う。
 要素的には、前作同様盛りだくさんだ。やはり、再びエークはブッパーの愛を裏切り、僧侶(小僧)、呪術師、銀行強盗、SWAT、強姦、ホラー、コメディー等々てんこ盛り状態。エンド・ロールでは観客に受けなかった銀行強盗をしたコメディアンの四人組が、ある場所で大受けしているシーンが描かれているのが結構おもしろい。
 そして、エークの裏切りの結果も前作では足を切断されたのだが、今作でもすごいことになっている。子供には見せたくないほど残酷な内容だ。ブッパーと呪術師の戦いで意外なのは、ラストでブッパーが成仏してしまうことだ。だが、シリーズはまだまだ続くのだが。
 新しいキャラクターとしては、銀行強盗のコメディアン四人組(デーン・ドークプラドゥー、Phan Rojanarangsri、Supakorn Srisawat、ソムチャイ・スックチャイ)、盲目の女性(ピチャナート・サーカコーン)とその主治医、ネーン(少年僧)等が出てくる。前作から引き続き出ているメンバーの状況が変わっている(進んでいる?)のもおもしろい。エークは、足を切断されたので車いす生活。アパートの管理人のおばさん(Sirisin Siripornsmathikul)も、なぜか車いす生活になってしまっている。お粥屋の娘(チョムプーヌット・ピヤパニー)は精神に異常をきたし、笑えるのは呪術師(ソムチャーイ・サックディクン)の背中には剣が刺さったままなのだ。
 前作から二年しか経っていないのだが、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサックが大人ぽくなっている(といっても、もうそれなりの年齢なのだが)。あと、タイトルバックでの彼女の英語表記の綴りが「Boonyasak」ではなく「Poonyasak」になっているのはどうしてなのだろうか?タイ語表記の発音は「Boonyasak」なのだが。主演女優なので、誤植ということはあり得ないはず。作中では、彼女の首が日本のろくろ首のように伸びるシーンがある。タイでは、こういう霊のシーンは珍しい。
 また、ネーン(少年僧)の袈裟の色が緑色なのが不思議だ。また、彼の持っている経典?のカバーが、ドラえもんなのがほほえましい。
 盲目の女性役であるピチャナート・サーカコーンは、日本でDVD化された「ブラックナイト(Black Night)」<2002年/香港、日本、タイ>の中の「The Lost Memory」にも出演している。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、7.38点(満点は10点。投票数8。2014年8月現在)であった。興行収入はUS$1,708,500とヒットした。

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609号室の愛を邪魔するものは許さない 「609 (ロク マル キュウ)」

609 (ロク マル キュウ)/Buppha Ratree (Rahtree: Flower of the Night)


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 コメディー・ホラー。金持ちの息子である大学生のエーク(クリット・シプームセート)は、友人との間で、同じ大学の医学部に通う物静かな女性ブッパー<ブップパー>(チューマーン・ブンヤサック)を抱けるかどうかの賭けをした。ブッパーは、古いアパート(オスカー・アパートメント)の609号室に住んでいた。ブッパーはエークの攻勢についに落ち、関係を結んでしまう。しかし、その後、エークからの連絡は途絶えてしまった。二ヵ月の月日が経ち、ブッパーは妊娠していることが分かる。すると、突然エークが現れたのでそのことを話すと、将来結婚すると約すがお腹の子供をおろすように頼まれ承諾する。闇医者でおろし、エークとブッパーはアパートへと戻って来た。そして、エークは「お粥を買いに行ってくる」と言い残し外へ出て行ったきり帰っては来なかった。その後、彼はイギリスへ留学してしまう。やがて、アパートの609号室には幽霊が出るとのうわさが…というストーリー。
 この作品はシリーズ化され、全部で4作品が作られている。全作とも同じユッタルート・シパパーク監督がメガホンを取っている。コメディー・ホラーといっても、おちゃらけではなく結構怖い。作品の中には、ホラー、コメディー、恋愛、男の浮気性、セクシーさ、映画、宗教、麻薬問題などなど盛りだくさんにかなり多くの要素が含まれている。
 作品の冒頭には霊は出てこないが、静かで暗い陰鬱なムードが漂うドラマになっている。ある意味、この部分の映像が作中では一番怖いかもしれない。そして、主演女優であるチューマーン・ブンヤサックの暗い影のあるかわいらしさがたまらない。
 中盤は、霊が登場したというのにコメディー色が強くなる。だが、タイ映画お得意のどうしようもないドタバタではなく、結構笑える適度のドタバタなのだ。ちょっとだけセクシー・シーンも出てくるが、この程度なら(特に毛布の中のシーン)なくてもいい。後の人気セクシー女優であるチューマーン・ブンヤサックが肌を見せてくれたのは、ベッドの中のシーンで肩から上のみ(毛布の中のシーンは、本人ではないであろう)。それでも、何だか色っぽさを感じてしまうのだが。
 ブッパーが霊となった後、彼女はいろいろな姿で登場してくる。人間の姿、半分霊の姿、完全な霊の姿と場面場面で使い分けているが、霊のメイクがタイ映画にしては少し怖いものになっている。どのタイ・ホラーも、せめてこの作品くらいメイクをしてくれたらホラーとして成立するのだが。
 終盤は、コメディー的要素もあるもののホラー性が中心となる。チョムプーヌット・ピヤパニーのセクシー・シーンもあるのだが、肌は見せていない。だが、映画館で男女の行為を行うというのは、タイ映画にしてはちょっとすごい。そして、のこぎりを使った残酷シーンも登場する。最後はどうやってストーリーをまとめるのかと思ったら、ラストは少々アッと驚かされる細工が用意されていた。ただ、エークが○○だとするとちょっと話のつじつまが合わないのだが、ちょっとしたサプライズでおもしろい。
 作中には、三本の映画名が登場してくる。部屋番号の関係で、日本でも公開されたタイ映画のヒット作「シックスティナイン(6ixtynin9)」<1999年>が。そして、セクシーものの「シン・シスターズ(Sin Sisters)」<2002年>。また、「エクソシスト(The Exorcist)」<1973年/アメリカ>は、名前だけでなく主演のリンダ・ブレアーが神父に悪態をつくシーンが再現されている。
 この作品は、出演者たちの演技が魅力のひとつでもある。それぞれの役どころで、魅力ある演技を見せてくれている。主演のブッパー役であるチューマーン・ブンヤサックは、少し影がある感じの美人でいい。彼女は、今やタイを代表するセクシー女優である。この作品に出演時には既に多くのTVドラマには出演していたので正確なことは分からないが、本作品が彼女の出世作ではないだろうか?出演時、20か21歳なので、見た目よりも年を取っている?日本で公開された「ミウの歌(ラブ・オブ・サイアム/サイアム・スクエア/The Love of Siam)」<2007年>、「地球で最後のふたり(Last Life in the Universe)」<2003年>、日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、日本でDVD化された「ザ・パーク(The Park)」<2003年/香港>などに出演している。
 相手役のクリット・シプームセートは、日本でDVD化されている「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers/Chai-Lai/ไฉไล)」<2006年>にも出演している。エークと関係を持ったお粥屋の娘を演じたチョムプーヌット・ピヤパニーは、日本でDVD化された「パラサイト・デビル(Body Jumper/ปอบ หวีด สยอง)」<2002年>などに出演している。
 警官役で出てくるアディレーク・ワッタリラーともう一人(名前不明)は、タイを代表する警官役者だ。いろいろな作品に警官役で出ている。おそらく、本作で人気が爆発?したのであろう。アディレーク・ワッタリラーは、有名なコメディアン&監督である。
 お粥屋の娘を演じたチョムプーヌット・ピヤパニーは、日本でDVD化された「パラサイト・デビル(Body Jumper)」<2002年>にも出演している。ちょっとグラマーな感じのかわいい子だ。
 また、ダウン症の男優サーヤン・ムアンチャルーンが、出番もセリフも多くおもしろい。ダウン症の俳優は世界でも数少ないそうだが、彼は2008年12月14日に亡くなっている。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、7.20点(満点は10点。投票数5。2014年8月現在)であった。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。原題の「ブップパー・ラートリー」とは女子大生の名前だが、「夜の花」という意味がある。



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来週公開予定の「チェン・カーン・ストーリー」プロモーション動画

来週公開予定の「チェン・カーン・ストーリー」プロモーション動画


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 来週公開予定のユッタルート・シッパパーク監督によるコメディー「チェン・カーン・ストーリー(トゥッケー・ラック・ペーン・マーク/Chiang Khan Story)」のプロモーション動画です。

 この作品の公開を記念して、明日からユッタルート・シッパパーク監督によるホラー「ブッパー・ラートリー」シリーズを紹介します。

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「กองหนังน่ารัก ยิ่งดูยิ่งรักมาก」


「บอกรักกันยังไง ถ้าไม่มีเฟสบุ๊ค?
(Facebookがなかったら、どのように愛しているとを伝えますか?)」


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プロフィール

asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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