それは去年の夏のこと、私は死にたい・・・/「ラスト・サマー」

ラスト・サマー/Last Summer


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 ホラー作品。シン(チラーユ・ラオーンマニ)のガール・フレンドのチョーイ(ピムパカーン・プレークンナタム)が、SNSで「死にたい」と書き込みをした。そのため、シンは彼女を誘い、友人のミーン(スタッター・ウドムシン)、カーン(クリット・サタパナピタックキット)らと共に父の持つ海辺の別荘へ遊びに行くことを計画。しかし、別荘に着くと、そこでチョーイは謎の死を遂げてしまう。父に悟られることを恐れたシンらは、彼女の死体を隠すことにした。しかし、彼らに霊が襲い掛かる。そして一年後、チョーイの弟ティン(エーカワット・エークアチャリヤー)と母との間には…というストーリー。
 この作品、ホラーなのであろうか?いや、ホラーであることに間違いはない。中盤まではホラーだとして、後半はホラー色が薄れ親子問題のような内容になっている。まあ、それはともかくとしてストーリーが分からない。最大の疑問は、なぜチラーユが突然死んでしまったのであろうかということだ。中盤にその種明かしのようなシーンがあるのだが、それもよく分からない。彼女が死んだのはいいとして、なぜ霊となって友人たちを苦しめるのか?死体を遺棄しようとしたから?そして、ラストもよく分からない。最後、霊はどうなってしまったのであろうか?
 男女の恋愛感情、女性同士の同性愛、親子愛、姉弟愛などが絡まっているらしいが、よく分からない。後半の弟、母、姉の関係は何なのだろう?
 ストーリー展開も雑だ。何もない野原を進んでいたはずなのに、そんな場所になぜ死体を埋める穴を掘れるようなスコップがあるのだ。そして、なぜ都合よくガソリン?が入ったドラム缶があるのだろうか?そしてどうして花火が、まあ、これは映画なので許せるが。それと細かいことだが、人間の死体が入ったスーツケースを両手で抱えて軽々と持ち上げて歩くなどということは、普通の人間にはできない。
 とにかく、一言でいうと、ストーリー設定が分からない作品なのだ。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.86点(満点は10点。投票数22。2013年12月現在)とかなり低いものであった。興行収入は、US$944,768と検討している。
 チラーユ・ラオーンマニーとスタッター・ウドムシンは、日本の映画祭で上映された「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>の中の「14(14)」の主演コンビだ。この作品の公開直後、スタッター・ウドムシンが、薬物を吸引しているらしき画像がインターネット上にアップされた。大問題となり、当初は本人が否定したが父親が事実と認めた。彼女は若いがかなり人気があり、果たして今後とうなるのだろうか?もしかしたら、この作品が最後の映画出演になるのであろうか?
 サランユー・チラーラック監督には、「シークレット・サンデー(9 ワット/Secret Sunday/9 Wat)」<2010年>などの作品がある。原題は「その夏...私は死ぬ」という意味。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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