実際にあった、田舎町の驚愕の女性不審死事件を映画化/「マカーブレ・ケース・オブ・プローム・ピ・ラーム」

マカーブレ・ケース・オブ・プローム・ピ・ラーム/Macabre Case of Prom Pi Ram


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 ノンフィクション作品。プロームピラーム郡の線路脇で若い女性(ピムパン・チャラーイクップ)の絞殺体が発見された。彼女はバンコクから列車に乗りウタラディットへ行こうとしていたのだが、無賃乗車でお金も持っていなかったために、プロームピラームで強制的に降ろされたのであった。警察が彼女と接触した人物を順番に当たっていくと、なんと…というストーリー。
 (ネタバレあり)1977年にピサヌローク県のプロームピラーム郡で起こった事件を扱ったナティ・シータンコンの小説「プロームピラーム」が、原作となっている。実際の事件は、女性の轢死体が発見され、列車事故としていったんは処理された。しかし、地方新聞の記者が不審に思いそれを記事にしたところ話題となり、警察が再捜査を始める。すると、彼女は地元の男たち20人以上にレイプされた挙句に殺され、それを隠匿するために死体をレールの上に置いたことが判明したということらしい。
 タイ映画にしては珍しく重厚な感じの作品で、その点はとても好感が持てる。しかし、時系列が順番通りになっていないという関係もあるのかもしれないが、場面と場面がつながっていない箇所が多い。たぶん、脚本が原因だと思うのだが。そのせいもあってか、ストーリーの盛り上がりはいまひとつだ。作品は、重厚さだけでもっている感じがする。
 また、犠牲になった女性は知的な障害を持っているのであろうが、作品の中ではある時は障害があるように見え、ある時はないように見えるのも物語がブレてしまう一因だ。アダルトものではなく社会派作品なので女性の裸を見せる必要はないが、あれだけたくさんの半裸(タオルを体に巻いただけの姿)のレイプ・シーンがあるのに、裸姿にならないというのは逆に不自然さを感じてしまう。
 この女性を演じた主演のピムパン・チャラーイクップは、日本の映画祭で上映された「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>、DVD化された「マッハ! エンジェル くノ一 Mission(The Vanquisher)」<2009年>、「ボア(Boa...Nguu Yak)」<2006年>、「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>や「コリック(Colic)」<2006年>などに出演している。
 マーノップ・ウドムデート監督には、日本の映画祭で上映された「一度でたくさん(Once is More than Enough)」<1987年>や」DVD化された「マッハ! エンジェル くノ一 Mission」、「トカゲ女(Lizard Woman)」<2004年>などの作品がある。原題は「罪の夜 プロームピラーム」、英題は「気味の悪いプロームピラームの事件」という意味。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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