一年間、大学受験を控えた四人の高校三年生を追ったドキュメント/「ファイナル・スコアー」

ファイナル・スコアー/Final Score


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 ドキュメンタリー作品。プー(スウィクロム・アムラナン)を中心に、ルン(ウォラパット・チットケーオ)、キティポン・ウィチットチャラットクン(ビックショー)、スラーウット・パンヤーティラ(ボット)の四人の受験を控えた高校三年生の一年間を追う。
 タイの大学入試制度はころころ変わるようだが、「A-Net(Advance National Education Test)」「O-Net(Ordinary National Education Test/2001年と2006年から導入との資料があるが)」といわる日本でいう大学入試センター試験のような制度の元で、一喜一憂する本人や家族、友人たちを追っている。
 ちょっと興味深かったのは、(その時々によって制度は変わると思われるが)試験結果がインターネットでしか公表されない?ために、本人らがパソコンで結果を見ようとするシーンがある。タイってそんなにパソコンの普及率が高いのか?しかも、この作品は2007年の作品である。主人公のプーは自宅にパソコンがあり試験結果を見ているのだが、彼の友人はネット・カフェのパソコンでそれを見ているのだ。これって、ちょっと不公平な気がする。いかにもタイの人が考えそうなシステムだが、日本では成立しないであろう。
 四人の高校生(メインはプーだが)を一年間カメラが追い続けたというのはすごい。一体どれだけ苦労したことか。そして、カメラが各家庭内だけでなく学校や試験会場へ入っているというのもすごい。
 驚くのは、人気俳優らによるラブ・コメを得意とするGTH社がこの作品を作ったということだ。GTH社は、創立当初は「ティン・マイン(The Tin Mine)」<2005年>のような社会派作品も作っている。決してラブ・コメが悪いというわけではないが、今やタイ映画界を引っ張っていく存在のGTH社。このような作品も手掛けて欲しいものだ。
 主題歌は、M-Thirtynine社の「ファット・チャン・ト(Fud Jung To)」<2013年>で使われている「カン・レ・カン(กันและกัน)」だ。
 興行収入はUS$737,533と、ドキュメンタリーとしてはすごい数字ではないだろうか?タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、9.03点(満点は10点。投票数66。2014年2月現在)と評価は高い。
 原題は「365日 受験生密着」というような意味か?原題の中のタイ語「エン(เอ็นท์)」という単語の意味が分からないのだが、英語の「エントランス(Entrance)」を指すらしい。

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いつもブログ楽しく拝見してます。
エン(เอ็นท์)はสอบと同じ意味ですよ。
どこから来てるのかと思ってましたがエントランスから来てたんですね。

Re: タイトルなし

こんにちは!えみさん。
 日本語にも外来語というか外国語の日本語化ってたくさんありますが、難しいですよね。先日もタイ人の友人が、メールで「ロック(ล็อค)」とか「モプ(ม็อบ)」などを使ってきたのです。「ロック(=lock)」は辞書に出ていたのですが、「モプ」は多分英語の「mob」のことだと思います。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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