くだらなさがたまらない、戦車も登場するセクシー・アクション巨編/「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS」

マッハ! エンジェル MACH! ANGELS/Dangerous Flowers(Chai-Lai)


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 セクシー・コメディー・アクション作品。ボス(ペッターイ・ウォンカムラオ)以外のメンバー(ボンコット・コンマーライ、スパクソン・チャイモンコン、ケーサリン・エークタワットクン、ブンヤーワン・ポンスワン、チンタラー・プーンラープ)が女性だけという、秘密機関エンジェル(Chai Lai?)の活躍を描く。日本人(佐野ひろ)が所有する「アンダマンの女王」とよばれる真珠を守る任務に着くが、真珠のありかを知る日本人の娘ミキ(ナワラット・テーチャラタナプラスート)を誘拐されてしまう。エンジェルたちは、ミキを取り戻そうと画策するが…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。この作品をタイ版「チャーリーズ・エンジェル」と例える人もいるが、それは違う。こちらの方は、かなりナンセンスな作品に仕上がっている。ストーリーはどうでもいい内容で、とにかく五人のエンジェル+悪人たち+ミキが最初から最後まで暴れまくっている。
 では、アクションがすごいかというと、そういうわけでもない。少女アクション女優のナワラット・テーチャラタナプラスーとテコンドーの経験があるケーサリン・エークタワットクン以外は、おそらく普通の人たちなので期待してはいけない。しかし、ワイヤー・アクションが多用されているのだが、これに関しては俳優たちの苦労が容易に想像できる。そして、エンジェルたちが水中を泳ぐシーンがあるのだが、これは本当に本人たちが泳いで演技をしているようでちょっと感動ものだ。
 セクシーさという点では、裸という意味でのセクシーさはない。しかし、タイの二大セクシー・スター(ボンコット・コンマーライとスパクソン・チャイモンコン)の競演で、そこにケーサリン・エークタワットクンが加わり、健康的?なお色気は全編に流れている。とにかく、ボンコット・コンマーライとスパクソン・チャイモンコンの迫力あるバストは脱がなくてもすごい。完全に、ケーサリン・エークタワットクンがかすんでしまっている。しかも、当時はまだ年齢的にも若いので、とてもみずみずしい感じがする。水中シーンでの二人のバストは圧巻である。町中のロケ・シーンで、女優たちがバス・タオル姿でアクションを繰り広げるシーンがあるのだが、あのような撮影ができるとはさすがにタイである(もちろん、バス・タオルの下は裸ではないであろうが)。
 ボンコット・コンマーライがボーイ・フレンドにプロポーズされ、うれしさのあまり自分の部屋で踊りながらストリップ(服を脱いでいく)をするシーンがあるのだが、これが実にセクシーで楽しくていい。タイ映画史に残る名シーンと言えるのではないかと思うのだが。
 全体的にかなりくだらなさを感じさせる作品だが、適度なユーモアとセクシーさがあって憎めない作品だ。だが、タイ的なナンセンス・コメディーについていけないと、この作品は楽しめないに違いない。
 主演のボンコット・コンマーライは、日本で公開された「トム・ヤム・クン(Tom Yum Goong/The Protector)」<2005年>、「アイ 3(the Eye 10)」<2005年>、DVD化された「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>や日本のAV女優西野翔が出演した「チャンダラー(Jan Dara)」<2012、2013年>などに出演している。本作ではさすがに似合わないが、おさげ髪で学生服姿を披露している。
 スパクソン・チャイモンコンの出演作は、日本の映画祭で上映された「手あつく、ハグして(Handle Me with Care)」<2008年>、日本でもDVD化された「マッハ!ニュー・ジェネレーション(Bangkok Knockout)」<2010年>、「ターイ・ホーン (ダイ・ア・バイオレント・デス/Tai Hong/Die a Violent Death)」<2010年>の中の「ソップ・ナイ・テーン・ナム」、「ブレイブ・ファイターズ(Brave)」<2007年>、「アート・オブ・デビル(Art of the Devil)」<2004年>、「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>、「ZODA ゾーダ(The Trek)」<2002年>と日本で紹介されている作品も多い。本作では、スチュワーデスの制服やウェディング・ドレス姿でも登場する。
 ケーサリン・エークタワットクンは、映画の出演本数はあまり多くない。なにせ二大セクシー・スターが出演しているのであまり目立たないが、この人もなかなかセクシーである。日本でDVD化された「マッハ! エンジェル くノ一 Mission(The Vanquisher/Final Target)」<2009年>では、主演を務めていた。チンタラー・プーンラープは、ルークトゥンの歌手で、今回が映画初出演。
 興行収入はUS$391,100。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、4.76点(満点は10点。投票数38。2014年3月現在)であった。
 ポット・アーノン監督には、「スパイシー・ビューティー・クイーン ・イン・バンコク 2(Spicy Beautyqueen In Bangkok 2)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 4 ヘーク・ムワークムワーク・コック(Hor-Taew-Tak 4 Haek Mak Mak Kok)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 3(Hor Taew Tak 3)」<2011年>、「アンボーン・チャイルド(The Unborn Child)」<2011年>、「ターイ・ホーン (ダイ・ア・バイオレント・デス/Tai Hong/Die a Violent Death)」<2010年>の中の「ソップ・ナイ・テーン・ナム(Haunting Motel)」、「オー・マイ・ゴースツ(Oh My Ghosts!)」<2009年>、「サシー・プレイヤー(Sassy Player)」<2009年>、「イン・ペー・レー・セーマクーテ(スリー・クリップルズ/Yen Pe Le Semakute/Three Cripples)」<2007年>、「バンコク・ラブ・ストーリー(Bangkok Love Story)」<2007年>、「ホー・テーオ・テーク(Hor Taew Tak)」<2007年>、スパイシー・ビューティークイーン・イン・バンコク(Spicy Beautyqueen in Bangkok)」<2004年>などがある。



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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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