日本人モデルが主演のウタイタニー県観光誘致ムービー「デスティニー・ダイアリー」

デスティニー・ダイアリー/Destiny Diary


RayThai93T.jpg
タイ版「Ray」の表紙を飾った紺野ゆり


 ドラマ作品。ウタイタニーへとやって来た日本人女性ライターのマサミ(紺野ゆり)が、(事故で?)直近の記憶をなくしてしまった。手元には絵日記があり、醤油(ショウユ)という女性が記憶の鍵を握っているようであった。その日記をたよりに、記憶を取り戻すためにウタイタニーを巡る旅に出ようとする。ナムプラー(タナー・イアムニヨム)という自分を知っているというタイ人男性と巡り会い、一緒にウタイタニーを巡ることに…というストーリー。
 タイ北部にあるウタイタニー県の観光誘致用ショート・ムービー。上映時間43分。とても美しく描かれており、スロー・トラベル向きなウタイタニーのローカルな様子がよく出ている。作品の言語は、日本語が基本。これは主人公であるマサミが日本語を話しているためで、タイ人のナムプラーと話すときは英語だ。そして、常にタイ語の字幕が付く。この作品を観た時、どこの国の人に観てもらうためのものであろうかと疑問に思った。日本語が主なので日本人?ところが、ウタイタニーの名所の名前はタイ文字でしか出て来ない。基本的に、セリフの中にも名所の名前は登場してこないので、日本人に寺院の名前などは伝わらないのだ。しかし、日本人に向けたものということだ。もちろん、他に流用することもあるであろうが。
 それにしても、ウタイタニーのプロモーション動画というのはすごい。ウタイタニーは、バンコクから北へ219km程の場所に位置する自然豊かな場所だ。だが、日本人でこの地名を知っている人はほとんどいないに違いない。タイ人の間でさえ、観光地としては有名ではない。はっきり言ってしまえば、超マイナーな場所(県)だ。そんな県が、なぜプロモーション動画を作ったのであろうか?不思議だ。
 主演は、日本人モデル兼女優(自身のブログで、今回が初めての演技と語っている)の紺野ゆり。この方、日本の雑誌「Seventeen」「Ray」で活躍していたモデルで、現在(2014年6月現在)ではタイに住みタイ版の「Ray」ではレギュラーを務めているとのこと。同じくタイを拠点として活躍する、日本人男優の大関正義も出演している。彼は、「山田長政(サムーライ・アヨータヤー/Yamada/Yamada The Samurai of Ayothaya)」<2010年>で、主演の山田長政役を演じた人だ。紺野ゆりの相手役を務めたのはタナー・イアムニヨム。この人は、若き日のカーラバーオ(カラバオ)を描いた「ヤング・バオ(Young Bao)」<2013年>の主演男優。あと、日本のAV女優辰巳ゆいが出ていた「ラブ・サマー(Love Summer)」<2011年>でも、メイン・メンバーとして出演していた。
 この作品、出演者の紺野ゆり、ナムプーラー役のタイ人男優、醤油役のタイ人女優がはつらつとしていていい感じになっている。物語は、記憶をなくしているという設定が唐突ではあるものの、おもしろい内容だ。絵日記の絵が、なかなか素敵であったのが印象的。また、役名の「醤油」と「ナムプラー」、気付く人は気付くでしょうね。
 観光プロモーション用とのことだが、あまり観光地を押し付けていないの所が作品的には好感が持てる。しかし、プロモーション的にはもっと観光地を出さなくていいのか?という気もしてしまう。ちょっと笑ってしまったのは、エンド・タイトルの協力先として、町中のロータリー名が出て来た時だ。まあ、確かにこの作品に協力してはいるが。
 とにかく、きれいな作品に仕上がっている。だが、ウタイタニーには空港もなく行くには不便な場所。この動画を見て、果たして何人がウタイタニーへ行くであるうか?10人?それとも・・・。

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Re:日本人モデルが主演のウタイタニー県観光誘致ムービー「デスティニー・ダイアリー」

冒頭モノローグによると、主人公は頭上の棚に置こうとした鞄が落ちて頭に当たり記憶がトんだようですね。

タイ人にも外国人にも人気の観光地カンチャナブリ(タイ中部)等に隣接してること、また自県にユネスコ世界遺産があることなどから、ウタイタニが観光収入にフォーカスするのは自然の流れですね。バスなら短時間ですし、まあインフラ等は要応ということで。

さてこの作品、「日本人女性(タイ人に人気)」 「日記(今春観たヒット映画でも主要アイテム)」 「記憶喪失(タイ TV ドラマ等でたまに使われる、過去ポーラ出演の映画等あり」 などタイ人が好むエッセンスを盛付けて、またタイ字幕等を鑑みると、タイ人からの興味関心に期待しているともいえます。まずはタイ人の国内旅行での需要喚起を目的としてる、というと果たして読みすぎでしょうか?

Re: Re:日本人モデルが主演のウタイタニー県観光誘致ムービー「デスティニー・ダイアリー」

> 冒頭モノローグによると、主人公は頭上の棚に置こうとした鞄が落ちて頭に当たり記憶がトんだようですね。
→最初に観た時、漫画の説明が分かりませんでした。なにせ、突然「記憶が飛んじゃった」と言われてもね。それに、バッグ?が頭にぶつかったくらいで…(笑)

 もちろん、タイ人に対してもこの映像使うでしょうね。お金かけているみたいですので。乾季になったら、ウタイタニーへ行ってみましょう。でも、中途半端な遠さです。バンコクからロット・トゥーで行くにはちと大変。
 やはり、日本人はウタイタニーへは行かないと思うな。この映像を観て、50人が行けば大合格では?でも、この映像公開していないし…。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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