この愛(不倫)は罪なのか、それとも許されるのか/「シン」

シン/The Sin



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 ドラマ。青年Dhep(ワチャラ・タンカプラスート)は小さい頃家出をして父の元を去ったが、十数年振りに実家を目指していた。実家は、南部の孤島にある。その途中、町の市場で出会った若い女性リアム(ヘーレン・ニマー)に一目ぼれしてしまう。実は、彼女はDhepの父(ソラポン・チャートリー)の若き後妻であった。リアムは、命を助けてもらったために妻となっていたのだ。しかし、Dhepとリアムの間には愛の炎が燃え上がり…というストーリー。
 RSフィルム作品。この作品、ただのエロティックものかと思ったらさにあらずだ。1972年にも同名の作品「チュー(Chu/ชู้)」が映画化されている。内容は、同じではないとのこと。脚本や演出に若干安易な部分もあるのだが、タイ映画としては珍しく全体がしっかりと作られている。これだけしっかりと作られていれば、十分に鑑賞に堪えられる。
 撮影はなかなかすばらしい。自然豊かな南部地方の美しさもさることながら、主演女優のヘーレン・ニマーのエロティックさを追いかけた映像がよかった。ヘーレン・ニマーは映画出演はこれが二本目で、この作品後は出演していない(2013年現在)。美人でグラマーだ。ウエストのくびれもなかなかで、美しいすばらしいボディーをしている。ヌード・シーンもあるが、全てかどうかは分からないが本人が演じているようだ。また、タイ映画ではお目にかかれないような大胆なキス・シーンもある。そして、口元もアップで映してくれている。ちょっと気になったのは、ほとんどのシーンで、同じようなデザインの服を着ていることだ。もう少し、観客にファッションを楽しませてくれても良かった気がする。
 主演男優のワチャラ・タンカプラスートも、なかなかのハンサムだ。夫役であるベテラン俳優のソラポン・チャートリーは最近ではいい役に当たることが少なくなってきた気がするが、今作品ではいいところを見せてくれている。
 撮影は南部で行われたと思うのだが、エンド・ロールにはチョンブリー県(中部地方、パタヤーのある県)の名がたくさん並んでいる。どうも年齢制限が付いていないようだが、それはどうしてなのだろう?
 細かいことだが、気になったところはある。Dhepとリアムが初めて出会う、町の市場のシーン。二人の手が偶然触れ合うのだが、意図的にでなければああはならない。そして、父と息子との再会のシーン。少年だった頃別れて以来の十数年振りの再開なりに、一目見ただけで父が自分の息子だと分かるのは変では?他にも、いくつか不自然な点があった。
 ラストはみごとに決まったとは言えないが、なかなか見ごたえのある作品に仕上がっている。興行収入はUS$105,500。オンアート・シンラムポーン監督には、「マイ・ダディーズ・ソング(My Daddy's Song)」<2012年>などの作品がある。英題は「(宗教上の)罪」、原題は「浮気相手」という意味。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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