「男は人間、女は水牛」と言われていた時代の女性の物語/「ムアンとリット」

ムアンとリット/Muan and Rid(Amdaeng Muen Kab Nai Rid)


MuanAndRidPoster1.jpg


 「福岡市総合図書館映像ホール シネラ」で10月に上映される作品です。

 実話に基づいたドラマ。タイ国において、初めて女性の権利を主張した女性と言われているムアンの物語。農家の娘であるムアン(チンタラー・スッカパット)。彼女は、溺れかけたところを助けてくれた青年層リット(サンティスック・プロムシリ)にほれてしまう。そんな時、父親によりばくちの借金のかたにプーの家へ売られてしまう。しかし、彼女はプーの屋敷を逃げ出し、やがて還俗したリットと一緒になる。だが、プーがムアンは自分の妻であるということを主張したために、ムアンは姦通の罪で囚われの身に・・・というストーリー。
 日本では大映が配給。この作品が、日本において初めて一般に劇場公開された記念すべきタイ映画だ。1994年の第4回アジアフォーカス福岡国際映画祭でも上映された。
 描き方が古いが、なかなかいい作品になっている。だが、ラストは王室作品みたいで、あまりにも簡単に扱い過ぎ。作品のクライマックスなので、もっと何か工夫すべきであったろう。これが、史実だと言われてしまうと仕方ないかもしれないが。作品の中で、不思議なサボテンだらけの土地が出てくるのだが、あれはどこなのであろうか?今でもあるのなら行ってみたい。
 主演のチンタラー・スッカパットとサンティスック・プロムシリは、当時、共にタイのスーパー・スターであった。特に、チンタラーは国民的スターだ。作品撮影当時、チンタラーは28か29歳。ショート・カットがとても似合っている。
 驚いたのは、作品の冒頭に女性のヌード・シーンがあることだ。乳房が大きくアップとなっている。90年代の作品でヌード・シーンがあること自体にも少々驚いたのだが、その裸が国民的スターであるチンタラーであったから驚き以上のショックであった。映像で観る限り、代役ではなく彼女自身であろう。彼女は、完全に乳房を露わにして正面を向いている。右胸に大きなほくろがあるのだが、他のシーンでもちゃんとほくろは付いていたので・・・。たしかに、チンタラーは「ユア(Yua)」<1987年>ではセクシー・ショットも見せてはいるのだが、なにせ、タイにおいてこれほど人気がある人が脱ぐというのは聞いたことがない。この作品には「18歳超視聴可」の年齢制限が付けられているが、理由はこれであろう。
 知る限り、タイの人気女優で映像の中で完全なヌードを披露しているのは、他にボンコット・コンマーライ(タック)とチューマン・ブンヤサック(プローイ)の二人しかいない。
 チェート・ソンシー監督には、日本の映画祭で上映された「絵の裏(Behind the Painting)」<2001年>、「深海の宝石(プロイ・タレー/Ploy Talay)」<1987年>、「傷あと(The Scar)」<1977年>などの作品がある。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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