ハート・ウォーミングな弟と幽霊となった兄の物語/「素晴らしいとき」

素晴らしいとき/My Wonder Year


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 「福岡市総合図書館映像ホール シネラ」で10月に上映される作品です。

 ドラマ。突然、受験を控えた弟トーン(パティパーン・パタウィカーン)の前に、幼いころに亡くなった仲の良かった兄の霊が現れる。兄は父親と対立し、バイクに乗って出て行った時に事故を起こし亡くなったのだった。そして、トーンも父親と対立し…というストーリー。
 ライト・コメディー・タッチの青春映画という感じだ。決して脚本はよく練られたものではないのだが、全編にノスタルジックでハート・ウォーミングな感じがあふれておりいい感じの作品に仕上がっている。
 霊となった兄は弟にしか見えないのかと思ったら、そういうわけではない。タクシーの運転手には見えないのに、道路の花売りには見える。そして、最後には、知人全員に見えてしまうという統一性のない設定だ。それに、トーンは湖へ行ったとき、唐突に沖に泳ぎだす。そして、おぼれかけているところをいとも簡単に兄に救われる。こういった点はもう少しどうにかしてほしいが、1990年代の作品なので許せるといえば許せる。
 ノスタルジックさを醸し出している最大の要因は、映画だ。ものすごく古い木造の映画館や広場での映画上映会の場面も出てくる。ちなみに、冒頭で主人公らが観ている映画は「プレー・カオ」(何年の作品かは分からないが)である。そして、作中に何本かの映画が映し出されるが、その中にアメリカ映画「ターミネーター2(Terminator 2: Judgment Day)」<1991年>もある。アーノルド・シュワルツェネッガーも登場し、そのシーンのパロディー?まで使用されている。たぶん、使用許可はとっていないと思うが。
 ソムチン・シースパープ監督は、なかなかおもしろいTVドラマの「チャオ・サーオ・ムー・アチープ(Jao Sao Mue Ah Cheep)」<2001年>を演出した人だ。また、女優マミー・ナパックパパを起用した「メー・ビア(Mae Bia)」<2001年>では、タイ映画のセクシーさの基準を打ち破り大旋風を巻き起こした。日本でDVD化された「アフロサッカー(Sagai United)」<2004年>や「ファビュラス 30(Fabulous 30)」<2011年>などの作品がある。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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