バンチョン・ピサンタナクーン監督の日本公開作「心霊写真」/「愛しのゴースト」特集5

バンチョン・ピサンタナクーン監督の
日本公開作「心霊写真」
「愛しのゴースト」特集5


ShutterThaiPHJ1.jpg


 「愛しのゴースト」特集5。「愛しのゴースト」のバンチョン・ピサンタナクーン監督による日本公開作「心霊写真(Shutter)」です。この作品、とても評判がいいのですが・・・。

 ホラー作品。カメラマンのタン(アナンダー・エバリンハム)とその恋人のチェーン(ナッタウィーラヌット・トーンミー)は、車の運転中に人身事故を起こす。二人は怖くなりその場から逃げてしまうが、その後、二人の周りには不思議なことが起こり出す。やがて、その原因がタンの大学生時代に付き合っていた恋人のネート(アチタ・シカマナーに)あることを突き止める。タンと三人の友人には大学時代の秘密があり、…というストーリー。
 製作はGTH社とPhenomena Motion Picture社。GTH社は配給も行っている。脚本も二人の監督が担当している。タイのホラー映画史上に残る人気作品。ハリウッドでは、日本人の落合正幸が監督、奥菜恵の主演により「Shutter」<2008年>という同タイトルでリメイクされている。
 日本においてもものすごく評判のいいホラーなのだが、タイ・ホラーとしては並のレベルだ。特別に出来のいい作品だとは思えない。怖いかと聞かれれば、それほど怖くはない。この作品の中で一番怖いのは、ネートの母親役の女優(名前不明)の演技だ。どうして、この作品がこれほどまでに評価が高いのであろうか?
 霊の動きからして、Jホラー「リング」<1998年>の貞子の影響を受けているのは間違いないであろう。全てかどうかわからないが、本物の心霊写真が使われているとのこと。タイ映画お得意のオカマさんネタ、トイレネタも登場してくる。蛇足だが、作品中、心霊写真について雑誌社で会話をしているときに、白いものが画面を横切ったのに気付きました?煙草の煙かな?
 主演男優のアナンダー・エバリンハムは、日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>や日本でDVD化された「レッド・イーグル(Red Eagle)」<2010年>、「メモリー(Memory)」<2008年>、「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>などに主演し、「元カノ Death (フェーン・マイ/Fan Mai/My Ex 2 Haunted Lover)」にも少し出演している。
 主演女優のナッタウィーラヌット・トーンミーは、今作が二本目の作品。彼女は、元司会者から女優に転身した。本作でのアチタ・シカマナーはイメージが違うが、彼女はコメディエンヌとして多くの作品に出演している。
 興行収入はUS$2,584,600とヒットした(この数字を大ヒットと紹介している資料も多い。「大」ヒットかどうかはちょっと微妙だが、当時の映画観賞料を考えれば大ヒットか?)。これは、この作品が公開された2004年においてタイ映画の中では最高の記録となった。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、9.03点(満点は10点。投票数32。2014年9月現在)であった。
 バンチョン・ピサンタナクーン監督は、日本の映画祭で上映された「愛しのゴースト(ピー・マーク/ピー・マーク プラカノーン/Pee Mak Phra Kanong)」<2013年>、「アンニョン! 君の名は(Hello Stranger)」<2010年>や「フォウビア 2(Phobia 2)」<2009年>の中の「In The End」、「フォウビア(Phobia)」<2008年>の中の「The Middle Man」、「アローン(Alone)」<2007年/※共同監督>などを手がけている。
 また、パークプーム・ウォンプームは、「フォウビア 2」の中の「Salvage(廃物)」、「フォウビア(Phobia)」の中の第四話「Last Fright」、「アローン(Alone)」<※共同監督>などを監督している。



[ 詳 細 ] タイ映画ライブラリー

◆愛しのゴースト

にほんブログ村 映画ブログ 華流・アジア映画(韓国以外)へ
にほんブログ村



テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

タイ映画のDVDなら by eThaiCD .com

タイからDVDなどの取り寄せが可能です
プロフィール

asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

AD by AdMax
AD by AdMax
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
タイ映画 by Amazon
月別アーカイブ
ランキング
検索フォーム
リンク
ニュー・リリース作品       by Amazon
twitter
RSSリンクの表示
twitter(タイ映画)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ