部屋を舞台にしたオムニバス・ホラー /「ルームズ」

ルームズ/The Rooms


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 ホラー作品。Logo Motion Pictures作品。三人の監督による、三つの作品のオムニバス。監督が違うのでそれぞれ作風が違っていて当然なのだが、その違いがおもしろい。タイのホラーらしからぬ、ちょっと変わった作品だ。原題は「部屋 だます 霊に取り憑かれる」という意味。

【グリーン・ソナタ】 ★★★
 男性バイオリニストの恋人が倒れ、意識不明になってしまう。彼は彼女を愛していたが、他の女性と関係を持ってしまい…というストーリー。
 ホラーとしての怖さはともかく、映像がきれいだ。作品としても、短い時間内でよくまとまっている。出演しているヨーコ・タカノは、詳細は不明だが日本人の父親とタイ人の母親を持つタイと日本のハーフらしい。たぶん、金持ちのマダム役がこの人だ。日本でDVD化されている「プリズン・アイランド(Final Detention)」<2003年>の主演女優である。


【17 ナーリッカー<17:00/17 นาฬิกา>】 ★★★
 ホテル内のある部屋で、17:00に向かって不思議な出来事が…というストーリー。
 ホラー的な怖さはほとんどないといってもいいのだが、コメディーぽい不思議なストーリー感覚がとてもおもしろい。ラストは、えっ、こういう終わり方なの?と思ったら、さにあらず。サプライズが待ち受けていた。だが、この実は隣の部屋と関係があったというサプライズのアイデアは面白いのだが、もう少しひねらないといけない。ちょっと惜しいラストの出来だ。


【ハネムーン・スイート】 ★★
 観光に来た若いプーン(サーウィカー・チャイヤデート)ら女性三人組が、あるホテルのハネムーン・スイートに泊まる。三人は観光に出かけ、内二人はショッピングに夢中になる。一人別れたプーンは、マイク(Atila Arthur Apichart Ganjous)という青年と知り合い・・・翌日にデートの約束をするが、マイクはなぜか現れなかった…というストーリー。
 ホラーなのかラブ・ストーリーなのかはっきりしない展開が、退屈さを感じてしまう。これ、ラストのある落ちに結び付けるためにこのような内容になっているのだが、もっと工夫しないといけない。ラストは、サプライズのつもりなのであろう。しかし、観ていてこういうラストにしないとまとまらないかも?と思っていたら、その通りになってしまった。これでは、あまりサプライズにはなっていない。やはり、ここまでもっていくための過程の描き方が力不足だ。それと、このラストの内容とハネムーン・スイートとは、別に関係ない気がするのだが。
 主演のサーウィカー・チャイヤデートは、「チャンダラー・ザ・ビギニング(Jan Dara the Beginning)」<2012年>で主人公チャンダラーの恋人役をやった人だ。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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