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明日、東京国際映画祭で上映予定の「36のシーン」

明日、東京国際映画祭で上映予定の「36のシーン」


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 明日、東京国際映画祭で上映予定の「36のシーン(36)」<2012年>です。上映は、日本橋で18:20からです(要確認)。監督も登壇の予定です。

◆第27回東京国際映画祭

 ドラマ。サーイ(コラミット・ワッチャラサティアン)は、映画会社でロケハンをする係りとして働いていた。ウム(ワンロット・ルンカムジャット)も、同じ会社で美術係りとして働いていた。二年後、サーイのパソコンが壊れ保存してあった画像データーが全て消えてしまった。その中にあった、すでに転職してしまったウムの顔写真と共に…というストーリー。
 インディーズ作品。バンコクでは、House RCAで単館上映された。上映時間は1時間8分と短い。作品は、1から36までの番号が付けられたシーンで展開する。原題の「36」とは、36のシーンがあるという意味とフィルムの36枚撮りというのをかけているらしい。
 内容は、ただひたすら主人公の女性サーイがロケハンのために写真を撮るというものだ。その他にも若干違う要素はあるものの、ほとんどがロケハンだ。作中で、ウムがサーイに「フイルムでは撮らないの」と聞くセリフがある。また、パソコンが壊れてデーターが消失することから、アナログとデジタルについて何か語りたいのかなとも思ったのだが、作品全体として作者が何を語りたいのかが分からない。同監督の「マリー・イズ・ハッピー」も出だしはその感があったが(ひたらすら卒業アルバム制作の準備をするだけであった)、個々のシーンにストーリーがあり全体としておもしろさがあった。だが、本作はとにかく分からない。
 監督の言によると、「これは36枚の写真が詰まった1本のフィルムのようなものです」(「CROSSCUTASIA #01 Thai Fascination 魅惑のタイ」より)とのこと。
 主題歌は、Yellow Fangが歌っている。日本では、2014年の第27回東京国際映画祭で上映された。2012年の第17回釜山国際映画祭では、ニューカレント賞を受賞している。
 監督のナワポーン・タムロンラタナリットは、2pmのニックンが映画デビューして話題となった「セブン・サムシング(Seven Something)」<2012年>(この作品の中の「14」)の脚本を共同で担当した人だ。また、「ホーム(Home)」<2012年>の中の第三作目も書いており、「トップ・シークレット 味付のりの億万長者(Top Secret )」<2011年>、「バンコク・トラフィック・ラブ・ストーリー(Bangkok Traffic Love Story)」<2009年>なども共同執筆している。監督作品としては、日本の映画祭で上映された「マリー・イズ・ハッピー(Mary Is Happy, Mary Is Happy)」<2013年>などがある。本作は同監督の長編第一作目で、プロデュースと脚本も担当している。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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