東京国際映画祭 「先生の日記」インタビュー

東京国際映画祭 「先生の日記」インタビュー


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 先日開催された東京国際映画祭 「先生の日記」のインタビューです。インタビューさせていただいたのは、ニティワット・タラトーン監督です。
(インタビュアー: 原智子/アジア圏映画探求ライター、長島文雄/(有)アジアネットワーク 協力: 東京国際映画祭)


◆過去の作品について
--監督の過去の作品は、ファンタジーな作品が多い気がしますが?

[監督] 何かしらの夢を持っている人が好きなんです。


◆『フェーンチャン ぼくの恋人』
--監督の過去の作品(共同監督)『フェーンチャン ぼくの恋人(マイ・ガール/Fan Chan/My Girl )』<2013年>で、チアップが引っ越して行くノイナーを延々と自転車で追って行くシーンがありますが、あの「延々と」追うというのは脚本にあったのでしょうか演出だったのでしょうか?

[監督] 脚本には、「ずっと追っていく」とだけありました。


◆今回の作品について
[監督] 作品全体が実話だというわけではありませんが、今回の作品は二つの実話を基にしています。その一つは、タイ北部のラムプーン県にある水上学校に勤務する男性教師がいたということです。作中のキャラクターは、実在の人物のものとは違います。
 もう一つ、日記自体も実在のものです。ただし、水上学校に日記があったわけではありません。プロデューサーの知人男性が教師で、赴任した学校で使うことになった机の中に前任の女性教師の日記が入っていたのです。彼はその日記を読んで彼女のことが気になり訪ねて行き、その後、実際に結婚したのです。ちなみに、日記の中身はどんなものなのかは知りません。
 また、嵐で学校が壊れた、死体があった(なんでも、本当に毎年のように死体が発見されるのだそうです)、水道がない、電気がない、携帯電話が通じない等も本当のことです。


◆撮影地
--作品上映終了後のQ&Aで、撮影地はペッブリーとおっしゃっていましたが

[監督] 実際の学校があったのはラムプーン県ですが、撮影はペッブリー県で行いました。学校等は、全てセットです。


◆キャスティングについて
--今回の主演二人のキャスティングは、どなたがされたのですか?

[監督] 脚本執筆時には、特定の俳優は念頭にありませんでした。プロデューサーから、スクリット・ウィセートケーオとチューマーン・ブンヤサックでどうかと言われ、二人に会ってそれで決めました。

--一部のうわさでは、大人気歌手&俳優のスクリット・ウィセートケーオを映画デビューさせるために、GTH社が彼のためにとっておきの脚本を用意したのではとの話がありますが?

[監督] (大笑いして。この質問、監督に大いに受けました)違いますよ。脚本は、特定の俳優を念頭に置いて書いたものではありません(脚本もニティワット・タラトーン監督が共同で書いている)。
(※[編集部] 確かに、脚本執筆時には特定の俳優を意識していなかったかもしれませんが、おそらく、GTH社はスクリット・ウィセートケーオのためにこの作品を選んだのではないでしょうか?)


◆主演男優のスクリット・ウィセートケーオについて
--ソーン先生役のスクリット・ウィセートケーオはどんな方なのでしょうか?

[監督] 彼はチェンマイの出身で、歌手コンテストで勝ち抜いてスーパー・スターとなった人です。実は、今回の作品の彼の演技は、演出というよりも彼の天然度が大きいのです。作中でも、彼のアドリブの部分が多いです。特に、ギャグ的シーンは彼の天然的なものです。


◆ラスト・シーン
--主人公の二人の関係がどうなるのか、とてもドキドキして観ていましたが

[監督] この作品のエンディングの後、主人公の二人がどうなったかは観客の皆さんの想像にお任せします。ただ、一番最初に、この物語のラスト・シーンは、水上学校で「ソーン先生こんにちは」「エーン先生こんにちは」という二人が会話を交わすシーンにすることは決めていました。

[インタビュー後記]
 とてもとてもニコニコとされた、優しそうな方でした。なので、あまり監督らしくないかな?楽しいインタビューでしたよ。

[ 参 考 ] タイ映画ライブラリー

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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