タイにおける映画興行収入の数字について

タイにおける映画興行収入の数字について


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「アイ・ファイン サンキュー ラブ・ユー(I Fine Thank You Love You)」


 タイの興行収入の数字に関しては、とても泣かされます。第一に、映画協会などの公的機関による集計が行われていないらしいのです。そのため、様々な会社等が独自に集計している関係で、微妙に違う数字が複数種類出てくるのです。そして、その数字が、映画雑誌や芸能関係のウェブ・サイトなどで発表されたとします。ところがその数字は、そのメディアが独自で集計したものなのか、それともどこか他に情報ソースがあるのかが記されていないのです。まあ、数字が大きく違うことはないようですが、情報の出どころの記載がないと記録としての価値は低くなってしまいます。
 さらに、もっと厄介な問題があります。タイにおいて、通常、「興行収入」として紹介されているものは、タイ全土の数字ではないのです。バンコク都及びその周辺地区とチェンマイ県のものなのです。何でも、集計システムの問題で、全土の数字は出るまでにはかなり時間がかかり速報が出せないのだそうです。そのために、一般的には、上記の数字が作品の興行収入として紹介されているのです。
ですので、雑誌に「タイ映画史上興行収入ベスト30作品」というタイトルで記事に取り上げられる場合も、通常は上記の数字が使われます。しかし、です。ごくまれに、タイ全土の数字が使われることがあるので、紛らわしいことこの上ないのです。しかも、その数字が、タイ全土の数字なのかどうかの断り書きはありません。その数字を見た人が、判断するしかないのです。
 先に「様々な会社等が数字を出しているが大差ない」と言いましたが、これが古い作品になるとそうでもないのです。かなりの違いが出てきてしまいます。そして、昔から今日に至るまで集計を取り続けている会社等などないのでしょうから、古い作品と新しい作品の数字を素直に比べていいものかどうか悩みます。
そんな時、日本でしたら、「観客動員数」で比較するという手があるかもしれません。「興行収入」というのは金額です。映画鑑賞料は時代とともに上がっていきますので、当然新しい作品の方が有利になります。ですが、知る限り、タイには観客動員数の資料は存在しません。ならせめて、当時の平均映画鑑賞料の資料があれば逆算できます。でも、そんなものあるはずありませんよね。
 結論から言うと、古い作品から今日に至るまでの作品を比較できないのがタイ映画なのです。困ったものです。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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