タイのアカデミー賞「スパンナホン賞」でインディーズ作品が選ばれた件

タイのアカデミー賞「スパンナホン賞」でインディーズ作品が選ばれた件


ConcreteCloudsPoster3.jpg   TangWongPoster31.jpg
左: 「コンクリートの雲」   右: 「タン・ウォン ~願掛けのダンス~」


 先日、3月1日にタイのアカデミー賞ともいえる「第24回スパンナホン賞」の発表がありました。見事に最優秀作品賞を受賞したのは、東京国際映画祭でも上映された「コンクリートの雲(Concrete Clouds)」でした。
 この結果を聞いて、「ありゃりゃ」と思ってしまったのは私だけではないようで、タイの英字紙「Bangkok Post」にもそのことが載っていました。「ありゃりゃ」というのは「がっかりした」という意味ではなく、文字通り「ありゃりゃ」という気持ちだったのです。「Bangkok Post」の記事もこの選考に否定的ではなく、やはり「ありゃりゃ」という感じのようです。
「コンクリートの雲」はインディーズ作品なので、タイでも観たことがある人はあまりいません。ですので、多くの人が「この作品って???」なのです。どんなマイナーな作品が映画賞を取ってもおかしくはありません。ただ問題なのは、この賞がタイ最大の映画賞であるということです。そして、多くの人が、「ありゃりゃ」と思ったことは間違いないということなのです。
スパンナホン賞の作品賞は、昨年も「タン・ウォン ~願掛けのダンス~(タン・ウォン/Tang Wong)」というインディーズ作品でしたので非常に目立ちます。しかし、かといってインディーズ作品ばかりが選ばれているわけではありません。2013年は大手サハモンコン・フィルム配給のラブ・ストーリー「ホーム(Home)」、2012年はGTH社配給のホラー「ラッダー・ランド(Ladda Land)」、2011年は(エロティック)文芸大作「イターニティー(Eternity)」、その前は不倫?ラブ・ストーリー「オクトーバー・ソナタ(October Sonata)」でした。それ以前には、アニメーション作品も受賞したことがあるというバラエティー振りです。ですが、ノミネート作品を見ていると、インディーズ作品が選考される確率は高いと思います。
 どこの映画賞も同じかもしれませんが、賞の選考委員と一般観客のギャップをうまく処理していかないと映画賞は続いて行かないと思います。一般観客の意見を取り入れた、「人気作品賞」なるものを創設してもいいのではないかとも思ったりしますが(そのような賞がある映画賞もあります)。さて、来年はどんな作品が選ばれるのでしょうか?

 蛇足ですが、今年の作品賞を受賞した「コンクリートの雲」と昨年の作品賞を受賞した「タン・ウォン ~願掛けのダンス~」は、昨年の東京国際映画祭で上映されました。「タン・ウォン ~願掛けのダンス~」は二回上映された内一回は満席になりましたが、「コンクリートの雲」はガラガラ?でした。まあ、その時点では、作品賞を取るなんて誰も思っていなかったかもしれませんが。そして、その際に来日された監督と俳優さんへのインタビュー申し込みも、ほとんどなかったようです。

[ 参 考 ] タイ映画ライブラリー

にほんブログ村 映画ブログ 華流・アジア映画(韓国以外)へ
にほんブログ村

(※画像をクリックすると拡大されます)


Bangkok Post
6 Mar 2015




















テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

タイ映画のDVDなら by eThaiCD .com

タイからDVDなどの取り寄せが可能です
プロフィール

asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

AD by AdMax
AD by AdMax
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
タイ映画 by Amazon
月別アーカイブ
ランキング
検索フォーム
リンク
ニュー・リリース作品       by Amazon
twitter
RSSリンクの表示
twitter(タイ映画)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ