学生による学校間抗争世代の家族愛、友情、恋愛/「デンジャラス・ボーイズ」

デンジャラス・ボーイズ/Dangerous Boys


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 ドラマ。学生による学校間の抗争を繰り広げる世代の家族愛、友情、恋愛等を描く。Phranakornfilm作品。
 現在、タイでは、学生の学校間抗争が深刻な社会問題となっている。その問題をバックにストーリーを描いたものだと思って観ると、肩透かしを食らってしまう。物語の中心は、家族愛ではなかろうか?で、学校間抗争の問題はどうかというと、描かれてはいるが作品の中心になっているとは言えない。
 この抗争シーンなのだが、結構暴力性のあるシーンもなくはない。しかし、金属バットを持ち出して来ているにもかかわらず、多少のけが人は出るものの死者はおろか骨折者も出ない。それに、抗争のシーンは冒頭だけ描かれているが、抗争が始まった次のシーンは傷を作って家へ帰って来たシーンなのだ。つまり、肝心の戦いのシーンがほとんどないのだ。
 抗争の手段は、基本的には体と金属バットと棒だ。一度だけナイフが出てくるが、銃は出てこない。実際に起こった抗争では、タイの場合銃も登場してくるのだが。
 また、作中の大きなエピソードが少ない。そして、音楽と結びつけるのであれば、もっとそういうストーリーにすればいい。この作品のやり方では、最後に音楽を取って付けたような感じになってしまっている。ところどころにコメディー・シーンが出てくるが、これに関してはセンスは悪くない。だが、ホモセクシュアルのシーンは不要だろう。しかし、どうしようもないのはラスト・シーンだ。どうしてああなるのだ。信じられないような終わり方であった。
 ちょっとすごかったのは、大通り上での抗争シーンだ。特撮でないとすると、どうやって撮影したのか?バンコクの中心、サヤームにあるMBK(マーブン・クロー・センター)前でのシーンなのだが、片側の交通を遮断し(もしくは、信号で車が来ない瞬間を狙った?)、もう片側は一般車両が停まっている状態で撮影を行っている。日本では、こんな撮影は許可されない。
 興行収入は、16.8百万バーツ。ポット・アピルット監督には、日本でもDVD化された「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers)」<2006年>や「モー6/5 パーク・マー ター・メー・ナーク(Mo 6/5 Pak Ma Tha Mae Nak)」<2014年>、「モー6/5 パーク・マー ター・ピー(Mo 6/5 Pak Ma Tha Phi(Make Me Shudder)」<2013年>、「スパイシー・ビューティー・クイーン ・イン・バンコク 2(Spicy Beautyqueen In Bangkok 2)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 4 ヘーク・ムワークムワーク・コック(Hor-Taew-Tak 4 Haek Mak Mak Kok)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 3(Hor Taew Tak 3)」<2011年>、「アンボーン・チャイルド(The Unborn Child)」<2011年>、「ターイ・ホーン (ダイ・ア・バイオレント・デス/Tai Hong/Die a Violent Death)」<2010年>の中の「ソップ・ナイ・テーン・ナム(Haunting Motel)」、「オー・マイ・ゴースツ(Oh My Ghosts!)」<2009年>、「サシー・プレイヤー(Sassy Player)」<2009年>、「イン・ペー・レー・セーマクーテ(スリー・クリップルズ/Yen Pe Le Semakute/Three Cripples)」<2007年>、「バンコク・ラブ・ストーリー(Bangkok Love Story)」<2007年>、「ホー・テーオ・テーク(Hor Taew Tak)」<2007年>、スパイシー・ビューティークイーン・イン・バンコク(Spicy Beautyqueen in Bangkok)」<2004年>などがある。

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No title

ラストシーンには激しく脱力しました。

両ボスの 2人は、先月のモーホック 3作目も競演でしたが、そこそこ人気なんでしょうね。
いずれも公開直後、大箱で席は過半数が埋まっていました。

Re: No title

このプラナコーンフィルムの男の子たくさん出演シリーズ?は、最近はヒットこそしていないものの固定ファンがいるようです。本当に、この作品のラストには拍子抜けしてしまいました。なんでそうなるのよ。そんなことあり得ないだろう。物語としておかしいだろう、という感じですね。

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asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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