タイ社会で生きる、山岳少数民族アカ族が抱える問題を描く/「ロークカー」

ロークカー/LogurKaq


 ドラマ。ある山岳少数民族であるアカ族の家に、Bugeu(Yaesawqma Burjav?)とBuga(Cemeeqma Burmiq?)という双子の女の子が生まれた。しかし、アカ族の間では双子は不吉なものとして忌み嫌われ、もしも双子が生まれたら殺さなければならないというおきてがあった。しかし、この家族は双子が生まれたことを隠し、Bugaを村からだし町にいる親戚に預けた。やがて15歳となったBugeuは、町へのあこがれが募っていた。彼女は同じアカ族の知り合いの女性に頼み込み、友人Miju(Cemeeqma Ardzavq?)と共に町で働くことになった。しかし、町へ行ってみると、その仕事というのは…というストーリー。
 UNESCO Bangkokの作品。アカ族の習慣と、現在、少数民族であるがゆえに抱えている問題を描いている。UNESCOのホームページには、「Messages on the risks of human trafficking, drug use and HIV and AIDS are woven into the story.」と記されている。アカ族役は、アカ族の人たちが演じているようだ。会話も、アカ語で行われている。
 UNESCOの作品なので、風俗習慣よりもアカ族が抱えている社会問題が中心となっている。アカ族の習慣についてもたくさん出てくるのだが、それらの説明はほとんどなされていないのが残念。作中には、双子の問題、アヘンの吸引や会話の中でしか出てこないが村の門に置かれている人形、ブランコ祭りなどのアカ族の風俗習慣が紹介されている。撮影は、チェラーイ周辺で行われたようだ。
 アカ族の俳優たちが、この手の作品によくありがちな素人っぽさがなくなかなかいい味を出している。BugeuとMiju役もかわいらしい。
 本作では少女二人がだまされて町の水商売の店に働きに行くが、実際には現金が欲しい実の親に娘たちが売り飛ばされる方が多いのではないだろうか?また、最後はストーリーはこれで終わりかと思ったら、IDカードやらエイズの説明場面が出てくる。このあたりは、娯楽作品ではないゆえか?これも仕方ないのかもしれないが、最後は絵に描いたようなハッピー・エンドになっている。とにかく、ラストは少々甘いが、興味深い作品となっている。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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