金持ちの家出身の人気男優の生活を描く「ハイソ」

ハイソ/Hi-So


HiSoPoster4.jpg


 ドラマ。有名男優のアナンダー(アナンダー・エバリンハム)は、津波の被害に遭った?リゾート・ホテル跡で映画の撮影をしていた。そこへ、アメリカからガール・フレンドのソー(シーリース・リエン)がやって来る。しかし、彼女は、人気男優としてのアナンダーとしっくりといくことができなかった。そして、映画撮影の終了後、アナンダーはバンコクで映画会社のスタッフであるメー(サチー・アピウォン)と付き合い始めるが…というストーリー。
 アナンダーという俳優のドキュメンタリー作品のような進行の仕方なので、観客としては冒頭部で戸惑ってしまう。そして、最後までストーリーの大きな展開はない。ある意味、淡々とアナンダーという人物の生活ぶりを描き続けていく。
 人物設定や作品の背景も、多くは語っていない。アメリカから来た外国人のガール・フレンドは大学時代の元ガール・フレンド(作品の公式HPでは、「his American girlfriend from University」となっている)であるということを、映画祭側の解説で初めて知るほどだ。そして、突然、彼女の姿がなくなるのだが、映画の撮影が修理したので帰国したことを、やはり、映画祭側の解説で初めて知ることになる。そして、ラスト・シーンだが、なんとなく意味は分かるが映画祭側の解説でなるほどなと思う始末。
 正直、全体的には、この作品が何を描きたかったのかは分からない。しかし、ストーリー的にはかなり消化不良なのだが、映像的には退屈せずに観ることができた不思議な作品だ。知人に、この作品はおもしろかったのでぜひ観てみたらと勧めることは難しいが、ある種の魅力がある作品ではある。
 主演のアナンダー・エバリンハムは、日本で公開された「心霊写真(Shutter)」<2004年>、日本の映画祭で上映された「コンクリートの雲 (コンクリート・クラウズ/Concrete Clouds)」<2014年>、「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、「レッド・イーグル(Red Eagle)」<2010年>、「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>や日本でDVD化された「メモリー(Memory)」<2008年>、「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>などに主演し、「元カノ Death (フェーン・マイ/Fan Mai/My Ex 2 Haunted Lover)」にも少し出演している。
 映画撮影の場面で出て来るアーナンダーの相手役女優プローイは、プローイ・チンダーチョートだ。この人は、日本でも公開された津波映画の「インポッシブル(The Impossible)」<2012年/スペイン、アメリカ>に看護婦役で出演していた人である。
 第21回スパンナホン賞では、撮影賞にノミネートされた。音楽は、清水宏一とのクレジットがある。
 本作は、2010年の第23回東京国際映画祭で上映された作品。アーティット・アットサラット監督には、「サワッディー・バンコク(Sawasdee Bangkok)」<2009年>内の「バンコク・ブルース(Bangkok Blues)」などの作品がある。本作は、この作品の関連作品?原題の「ハイソー」とは、「ハイ・ソサエティー」のことか?

[ 詳 細 ] タイ映画ライブラリー

にほんブログ村 映画ブログ 華流・アジア映画(韓国以外)へ
にほんブログ村



テーマ : アジア映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

タイ映画のDVDなら by eThaiCD .com

タイからDVDなどの取り寄せが可能です
プロフィール

asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

AD by AdMax
AD by AdMax
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
タイ映画 by Amazon
月別アーカイブ
ランキング
検索フォーム
リンク
ニュー・リリース作品       by Amazon
twitter
RSSリンクの表示
twitter(タイ映画)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ