霊に愛された男が、殺人事件?に巻き込まれる/「ボーン・サラン・オーン」

ボーン・サラン・オーン/Bong Srolanh Oun


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 ホラー作品。ドン(レイ・マクドナルド)が住むアパートの部屋にやって来た女性が、連続して不審死を遂げる。彼は、その場には居合わせてはいなかった。そして、彼は、その謎を追ってカンボジアへ…。
 Eau Cinema co.,ltd.作品。前半は、物語がほとんど動かない。しかも、物語の舞台は、ほとんどが会社とドンの部屋の中だけだ。それが中盤、突然、カンボジアのプノムペンへと移る。物語の内容からすれば、わざわざカンボジアでなく国内のどこかでもよかったと思う。そして後半、再び舞台はタイへと戻って来る。
 全体的には、怖いムードは漂っている。コメディー的要素は全く入ってはいない。画面の色彩も抑えられているので(夜のシーンが多く、会社内の照明もなぜか暗いせいもある)、よけいに怖い。しかし、霊は例によって普通の人間なので、怖いとは言い難い。それに、冒頭から、霊が出るぞ出るぞという音響効果の連続で、どうしても作り方の古臭さを感じてしまう。これが、タイ・ホラーの特徴でもあるのだが。
 ところでストーリーなのだが、なぜ死んでしまった女性は自らスーツケースの中へ入ったのであろうか?そして、それがなぜ、四ヵ月もの間見つからなかったのであろうか?また、細かいことだが、霊がベッドに自分の髪の毛を残していくというのも筋が通っていないような気がする。このあたりの筋作りをもっとちゃんとしないと、観客は満足しないであろう。
 霊役のサラーイ・サックカナーは、カンボジアの女優。だから、作品の舞台が、突然カンボジアへ移ったのか?彼女、霊なので、基本的にはセリフはほとんどなかった。
 チェム役のアピサター・クラーイウドムは、日本の映画祭で上映された「ジェリーフィッシュの恋 2 (イエス・オア・ノー 2/Yes or No 2)」<2012年>の準主演者だ。
 アパートの管理人役で出ている人は、監督として有名なタンワーリン・スカピシット。彼女?は、日本の映画祭で上映された「すご〜い快感(フィン・スゴイ/Fin Sugoi)」<2014年>、「愛なんていらない (イット・ゲッツ・ベター/It Gets Better)」<2012年>や「ロードー・カオ・チョン・ピー(Ror Door Khao Chon Pee)」<2015年>、「ター カオ ラオ ピー(スリーサム/Tha Khao Rao Phi/Threesome)」<2014年>、「タイ・ロム・ユッティタム(Tai Rom Yuttitham)」<2014年>の中の「コン・ディー」、「ハック・ナ サーラカーム(Hug Na Sarakham)」<2011年>、「ターイ・ホーン(Tai Hong)」<2010年>の中の「ソップ・ナイ・テーン・ナム」、「イン・ザ・ネーム・オブ・シン(In the Name of Sin)」<2006年>などの作品を監督している。
 監督のシワポーン・ポンスワンは女性で、今作が初監督作品。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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