本日、日本で公開予定のタイ映画「アタック・ナンバーハーフ デラックス」

本日、日本で公開予定のタイ映画「アタック・ナンバーハーフ デラックス」


TheIronLadies2014Poster3.jpg


 本日、日本で公開予定のタイ映画「アタック・ナンバーハーフ デラックス(The Iron Ladies)」<2014年>です。しかし、よくこの作品を日本で公開にこぎつけたものだと思います。2001年に日本で「アタック・ナンバーハーフ (アイアン・レディース/サトリーレック/The Iron Ladies/Satree-Lex)」<2000年>が公開された時には、かなり話題になったらしいです(私は、当時のことは記憶にありません)。しかし、その時に観た人たちは、もうすでに劇場に足を運ぶ年齢ではなくなっています。つまり、過去の栄光は通用しないということですね。この作品、果たしてどれくらいの数の人たちが劇場に足を運んでくれますかどうか?

 コメディー作品。オカマさんとゲイさんのメンバーが、バレーボールの国際試合「タイ対Japen」の試合を観戦しかつての感動が蘇る。そして、再びタイ国内での優勝を目指すために、ラムパーン県チームとして結集した。しかし、メンバーのそれぞれには様々な問題が…というストーリー。
 プラナコーン・フィルム作品。この題材は、過去に「アタック・ナンバーハーフ(The Iron Ladies/Satree-Lex)」<2000年/監督:ヨンユット・トーンコーントゥン>、「アタック・ナンバーハーフ 2 全員集合!(Iron Ladies 2)」<2002年/監督:ヨンユット・トーンコーントゥン>の二回映画化されている。日本でも劇場公開されタイで大ヒットした、実際にあったオカマのバレー・ボール・チームを描いた迷作「アタック・ナンバーハーフ(The Iron Ladies/Satree-Lex)」<2000年>のリメイクかと思ったら、その後日談であった。
 本作が前二作と最も違うのは、120%コメディー作品として作られていることだ。意外であったのは、バレーボールのことがあまり出てこないということである。前半には少し出てくるのだが、中盤以降は全くといっていいほど出て来ない。その後、やっと出て来たのは、ラストの優勝決定戦だった。
 前二作はただのスポーツ・コメディーではなく、人間ドラマが描かれていたことが最大の魅力であった。しかし、本作にはそれがない。と思ったら、中盤以降はバレーそっちのけで人間ドラマだけというか、オカマさんとゲイさんたちの愛情物語になってしまっている。そして、その愛情物語も薄っぺら過ぎるきらいがある。あまりにも軽過ぎる内容となっている気がする。
 また、コメディー・センスのバカバカしさがかなりすごい。日本人がついて行くのは難しいかもしれない。それから、どぎついものではないが、キス・シーンや絡みのシーン(はっきり言ってしまえば、裸にはなっていないがSexシーン)がたくさんあるのもちょっと考え物だ。
 前作(「パート 2」)もバレーボールの試合の面白さという点では力不足であったが、本作はそれ以上に力が足りない。ただただ、ラリーをやっているだけという感じになっている。それに、最後の決勝戦では、オカマさんチームがめちゃくちゃやられていたにもかかわらず、なぜか突然マッチ・ポイントのシーンになってしまう。いつ、オカマさんチームは得点を挙げたのであろうか?ちなみに、今回の最大のライバル・チームは、いままでのチェンマイ県ではなくスパンブリー県であった。
 出演者の中で一番有名な俳優は、オカマさんらのチームの監督役を演じたトゥッキー・チンローイ。タイでは超人気者のコメディエンヌだ。主演ではないが、数多くの日本で公開された作品やDVD化された作品に出演している。
 全体的には、かなりのパワー不足を感じる。有名作のリメイク(正確には本作はリメイクではないが)を作るのは難しい。それにあえて挑戦するのはいいのだが、これでは・・・。タイ公開版の上映時間は125分だが、日本公開版は111分と14分短い。タイ本国での興行収入は、21.29百万バーツとまあまあの数字であった。。
 ポット・アーノン監督は、非常に多作な人だ。「バンコク・ラブ・ストーリー」のような硬派な作品もあるが、ほとんどの作品がおふざけコメディーである。そして、その多くの作品に、オカマさんたちが大勢登場してくる。そのため、日本の観客には、あまり作風が合わないかもしれない。
 この監督の最高傑作は、日本でもDVD化されている「マッハ! エンジェル」であろう。かなりふざけたお色気アクションであったが、バカバカしくて楽しめる作品であった。だが、同監督の作品は、かなりくだらない作品が多いのも確かである。
 ポット・アーノン監督には、日本でDVD化された「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers)」<2006年>、「チアリーダークイーン(I'm Lady/Cheerleader Queens)」<2004年>や「ゼアズ・サムシング・アバウト・トット(There's something about Tott)」<2015年>、「モー 6/5 パーク・マー・ター・ピー 3(メイク・ミー・シャダー 3/Mo 6/5 Pak Ma Tha Phi 3/Make Me Shudder 3)」<2015年>、「ターイ・ホーン ターイ・ヒアン(Taihong Taihien)」<2014年>の中の「15」、「デンジャラス・ボーイズ(Dangerous Boys)」<2014年>、「モー6/5 パーク・マー ター・メー・ナーク(Mo 6/5 Pak Ma Tha Mae Nak)」<2014年>、「モー6/5 パーク・マー ター・ピー(Mo 6/5 Pak Ma Tha Phi(Make Me Shudder)」<2013年>、「スパイシー・ビューティー・クイーン ・イン・バンコク 2(Spicy Beautyqueen In Bangkok 2)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 4 ヘーク・ムワークムワーク・コック(Hor-Taew-Tak 4 Haek Mak Mak Kok)」<2012年>、「ホー・テーオ・テーク 3(Hor Taew Tak 3)」<2011年>、「アンボーン・チャイルド(The Unborn Child)」<2011年>、「ターイ・ホーン (ダイ・ア・バイオレント・デス/Tai Hong/Die a Violent Death)」<2010年>の中の「ソップ・ナイ・テーン・ナム(Haunting Motel)」、「ソーリー・サーランヘヨー(Sorry Saranghaeyo)」<2010年>、「オー・マイ・ゴースツ(Oh My Ghosts!)」<2009年>、「サシー・プレイヤー(Sassy Player)」<2009年>、「イン・ペー・レー・セーマクーテ(スリー・クリップルズ/Yen Pe Le Semakute/Three Cripples)」<2007年>、「バンコク・ラブ・ストーリー(Bangkok Love Story)」<2007年>、「ホー・テーオ・テーク(Hor Taew Tak)」<2007年>、スパイシー・ビューティークイーン・イン・バンコク(Spicy Beautyqueen in Bangkok)」<2004年>、「サティ・テーク スット・クア・ローク(Sati Tek Sut Kua Lok)」<1995年>などがある。原題は、「鉄の女 世界をはたいて割る」と訳すのか?

[ タイのDVD販売サイト ]


[ 詳 細 ] タイ映画ライブラリー


にほんブログ村



テーマ : アジア映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

タイ映画のDVDなら by eThaiCD .com

タイからDVDなどの取り寄せが可能です
プロフィール

asianet

Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

AD by AdMax
AD by AdMax
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
タイ映画 by Amazon
月別アーカイブ
ランキング
検索フォーム
リンク
ニュー・リリース作品       by Amazon
twitter
RSSリンクの表示
twitter(タイ映画)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ