北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」/シリーズ第四作目「ラートリー・リベンジ」

北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」
シリーズ第四作目「ラートリー・リベンジ」


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 北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう(ブッパー・アーリカート/Buppaarigato)」が、タイで5月5日に公開予定です。それを祝して、「ブッパー・ラートリー」シリーズを第一作目から紹介します。
 第四作目ともなると、内容は末期的症状を呈していました。それに、主役もブッパーではなくなっているような感じで。シリーズも、このあたりが限界でした。

 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第四作目。シリーズ最終作。ホラー漫画家のラン(マーリオー・マオラー)は、ブッパー(チューマーン・ブンヤサック)との再会の喜びに浸る。しかし、なぜか彼女はつれない。そして、アパート内では少女プラー(ナットタワン・サックシリ)の幽霊がたびたび出現し、残酷な殺人事件が・・・というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。ストーリーは第三作目の続き。前作と同じ流れなのだが、今作の方がはるかにおもしろい。全体的に、こちらの方がテンポがいい。ただ、ブッパーとプラーの関係、ブッパーとランの関係が理解できないわけではないが、正直少々?だ。このあたりがもっとクリアになっていれば、より感動を呼んだと思うのだが。
 本作では、ブッパーの秘密?が明らかにされる。ブッパーとプラーの関係が良く分かったとはいいがたいのだが、監督によるとブッパーとプラーは体ではなく心を共有しているとのことだ。だが、なぜブッパーが復活したのかは語られていない。より分からないのは、ブッパーとランの関係である。ブッパーが、なぜ子供であるランに恋心を抱くのか?これは理解できない。
 劇場公開時は不明だが、DVDには「18歳超視聴可」の年齢制限がかかっている。今作も暴力描写があるので、これは当然であろう。
 「3.1」では登場しなかったお巡りさんコンビ゛が復活している。監督によると、前作ではたまたま出番がなかったとのこと。偉くなった呪術師役のソムチャーイ・サックディクンは、本作では背中に剣が刺さった状態では出てこなかった。シリーズを通じて使用されている哀愁を帯びた音楽が、作品に合っていていい感じだ。実際にはどこでロケを行っているのかわからないが、作品の舞台となっている609号室のあるオスカー・アパートメントは、物語の設定ではバンコクのペッチャブリー(ペッブリー)ということになっている。
 新しいキャラクターの中では、愉快な僧侶役をやったラッパーのチョーイ・ボーイがおもしろい。闇カジノの客役であるンエーンナー・チュアンチューンとトゥアレ・チューンイムに関しては、もうコメディアはお腹一杯という感じだ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.35点(満点は10点。投票数43。2014年8月現在)であった。興行収入はUS$518,044と伸びなかった。「3.1」の出来が良くなかったので、それが影響したのではないだろうか?監督のことばを聞いていると当初は次作の予定もあったようだが、作られてはいない。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、本シリーズ全作の他に日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。
 原題の「ブップパー・ラートリー」とは、主人公の名前。原題が「4」ではなく「3.2」となっているのは、「3」が長くなり二本に分けて上映することになったので「3.1」と「3.2」になったのだそうだ。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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