泰緬鉄道建設に関わった連合軍捕虜と日本軍通訳の物語/「レイルウェイ 運命の旅路」

レイルウェイ 運命の旅路/The Railway Man


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 ノンフィクション、2013年作品。エリック・ローマクスによる自叙伝が原作とした実話の映画化。エリック・ローマクス(コリン・ファース)は第二次世界大戦中日本軍の捕虜となり、タイとビルマ(現ミャンマー)を結ぶ泰緬鉄道の建設に従事させられたつらい思い出を持っていた。戦後、妻のパトリシア(ニコール・キッドマン)と暮らしていたが、当時の日本人通訳であった永瀬(真田広之)がまだ生きていることを知り…というストーリー。
 第38回トロント国際映画祭GALA部門正式出品。日本では、Kadokawaが配給して劇場公開された。また、劇場公開以前に、第26回東京国際映画祭(2013年)で上映されている。
 どこまで史実に忠実に描かれているかは分からないが、全編に重いどんよりとした空気が流れている。イギリスの天気も、そのどんより感を盛り上げている。また、戦時中の永瀬に関しても、ちょっと微妙な内容で描かれている。彼が、虐待を行っていたことになるのかどうか・・・(ある意味、虐待していなかったわけではないだろうが)。それと細かいことだが、空挺部隊が降下して来て捕虜収容所が解放されたということなのだろうか?
 やはり史実なので、ある種の感情なしでは見ることができない。ただ、それほど多く残酷シーンは出てこない。拷問などのシーンよりも、作品全体の空気の方が悲壮感が強い。そして、エリックの友人が自殺してしまったことには、かなりのショックを受ける。
 本作に登場してくる日本兵通訳である永瀬隆氏は、2011年に93歳で亡くなっている。また、主人公であるエリック・ローマクス氏も、2012年に亡くなっている。
 映画公式サイト(日本版)に「現にクワイ河というのは存在しない河なので、クワイ河にかかる橋も存在しない。」とあるが、「クワイ河」というのは実在する「クウェー川(Khwae River/แม่น้ำแคว)」ではないのであろうか?また、映画は、スリランカで撮影されたともタイのカーンチャナブリーで撮影されたとも書かれている。両方で撮影されたということなのか(公式サイトの書き方がよくないのだが、イギリス・アメリカ映画の「戦場にかける橋(The Bridge on the River Kwai)<1957年>」がスリランカで撮影されたと言いたいらしい)?予告編を観る限り、カーンチャナブリーのナムトック線を走るタイ国鉄の列車は登場してくるので、タイでも撮影されていると思うのだが。どうも、公式サイトの内容には疑問が残る。



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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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