爆音映画祭2016で上映されるタイ映画の名作「東北タイの子」

爆音映画祭2016で上映されるタイ映画の名作「東北タイの子」


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 「爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン」で上映される、タイ映画史に残る名作「東北タイの子(Son of the Northeast)」<1982年>です。日本人が知らないイサーン(タイ東北部)の農民の生活を垣間見ることができる、貴重な作品です。

 タイのイサーン(東北部)の生活風景を描いたドラマ。原作は、有名なカムプーン・ブンタウィーの小説「東北タイの子」。貧しく生活が苦しいエリアのイサーンに留まり、何とか生活していこうとする人々がいた。彼らの乾期における生活と、雨の降り出す雨季の前に川まで魚を獲りに旅に出かけるまでを追った物語。
 原作はとても有名な作品で、作家のカムプーン・ブンタウィーはローラ・インガルスの「大草原の小さな家」に感銘を受け、自分の幼年時代の体験を描いたのだそうだ。1979年に、東南アジア文学賞を受賞している。また、彼自身もカーおじさん役で作品中に出演している。
 ウィチット・クナーウット監督は、脚本、編集も担当している。また、監督自身、カーおじさん役で出演もしている。タイでは公開当時大ヒットしたそうで、タイの映画賞であるスラサワディー賞では作品、監督、脚本、助演女優賞の4部門、スパンナホン賞では作品、監督、脚本、編集、音楽、録音、主演男優、助演男優賞の8部門で受賞している。
 知られざるイサーンの生活風景が描かれているところがとても興味深い。この作品の一番の特徴は、苦しいであろう生活を苦しさをあまり感じさせずに描いているので悲壮感がないことだ。しかし、生活の大変さは伝わってくる。少々おもしろいのは、性の問題がたくさん出てくることだ。女性の水浴び姿をのぞいたり、男癖が悪いと母親が娘を全裸にして部屋に閉じ込めたり、その娘が全裸で外へ逃げ出したり。画面が暗いので胸は見えないが、裸や男女の絡みを連想させるシーンはたくさんある。現在ではこの内容ではエロティックさは感じないが、当時は十分過ぎるほどセクシーだったのではないだろうか?でも、映画とはいえ少年に女性の水浴び姿をのぞかせてもいいのか?
 また、タイにもマングースがいるとは思わなかったし、巨大な食用のクモがいるのも知らなかった。その他、ウズラ捕りの仕掛け等さまざまな珍しいイサーンの生活風景が見られておもしろい。作品中では「ムーン川」へ魚獲りの旅へ出かけているので、ウボンラーチャタニー県の近くという舞台設定であろうか?日本では、1990年の国際交流基金アセアン文化センター主催の「タイ映画祭」で上映されている。また、日本でも日本語字幕付きのビデオ(VHS)が発売された。原題は「タイ東北部の子供」という意味。

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◆爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン

[ 参 考 ] タイ映画ライブラリー


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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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