洪水で、家も家族も失った三人の子供たちの運命は・・・/「ラック・ニー..ボリスット」

ドラマ。洪水で、姉弟ともう一人の男の子が家も家族も失ってしまった。そこへボランティアでやって来た女性二人が。哀れみそれぞれ一人ずつ姉ともう一人の男の子を引き取りチェンマイへと戻って行った。弟は一人残されるが、大きくなりチェンマイで姉らを探し当てる。しかし、姉は、恵まれた生活はしていなかった。そしてある日、使いに出かけた姉は、見知らぬ男たちに強姦されてしまう。やがて、姉は妊娠していることが分かる。弟は、父親はもらわれていったもう一人の男性だと信じていたが…というストーリー。
結構、どろどろとした人間ドラマだ。当時としては、センセーショナルな内容であったかもしれない。だが、不思議な点がいくつかある。なぜ、孤児三人の内二人だけを連れて行ったのか? 孤児を引き取るような親切な女性が、なぜ引き取った子を大切にしないのか? そして、今にも死にそうな瀕死の重傷を負った人間を放り出し、恨みのある相手にけんかを吹っ掛けるのはいくらなんでもおかしいであろう。
古い作品なのであまり深くはストーリーが描かれていないが、ちょっと驚きの結末であった。
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