2017年、第1四半期のタイ映画界

2017年、第1四半期のタイ映画界


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「ミスター・ハート」


 今期のタイ映画界で一番の注目は、なんといってもGDH社とサハモンコン・フィルム以外の作品でヒット作が出たことです。トランス・フォーメーション・フィルムズの「ミスター・ハート(Mr. Hurt)」が71.73百万バーツを上げ、同社としては初のヒット作となりました。トランス・フォーメーション・フィルムズは、タイの映画会社としてはGDH社(旧GTH社)とサハモンコン・フィルムに次ぐ第三極になるかもしれないと思われた時もあったのですが、思うように数字を上げられないでいました。はたして、これで上昇気流に乗ることができるでしょうか?
 もう一つ、話題になった作品があります。イサーン映画の「タイバーン・ザシリーズ(ThiBaanTheSeries)」で、7.56百万バーツを上げました。数字だけ見るとたいしたことないと思うかもしれませんが、この作品は当初イサーン(タイ東北部)を中心に公開され、その後徐々に公開エリアを広げるという手法を取った作品です。それで、この数字はたいしたものです。この作品は、タイでも話題になりました。
 「イサーン映画」というのはイサーン語(タイ東北部の方言)による作品で、上映画面にはタイ語の字幕も出てきます。この手の作品は以前からありますが、最近、少しずつ注目度が上がっているような気がします。ですが、イサーン映画の全てのクオリティーが高いかというと、そうではないところが頭が痛いです。
 今期公開されたタイ映画の中で、標準以上(標準、つまり普通も含みます)の数字を上げた作品は、「ミスター・ハート」のたった一本だけでした。あとの作品は、全て低調な数字に終わりました。低予算作品や小品もありますので、数字が小さいから作品がコケたとは言い切れませんが、全体的に見るとどうしようもない数字です。日本の北海道で撮影された「プレゼント・パーフェクト(Present Perfect)」は、0.21百万バーツに終わりました。
 外国映画は、全体的にはやや物足りない内容でした。「LOGAN/ローガン(LOGAN)」<2017年/アメリカ>が125.92百万バーツを上げ大ヒットしたものの、「バイオハザード: ザ・ファイナル(Resident Evil: The Final Chapter)」<2016年/アメリカ>は86.47百万バーツ、「xXx 3(xXx 3: The Return of Xander Cage)」<2017年/アメリカ>も68.73百万バーツで、いずれもヒットはしたものの大ヒットとはなりませんでした。

 最近は毎回同じことを言っていますが、タイ映画界のどん底状態は変わらず、明るい兆しもほとんどありませんね。

[ 参 考 ] タイ映画ライブラリー

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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