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"タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!"した???という「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」が日本公開

"タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!"した???という
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」が日本公開


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 タイで大ヒットした、「バッド・ジーニアス 危険な天才たち(頭脳ゲーム/バッド・ジーニャス/Bad Genius)」<2017年>が、22日(土)より、東京の新宿武蔵野館より順次全国で公開されます。この作品、日本人の間でもものすごく評判がいいので驚きです。絶賛の嵐といった感じです。ここまで評判がいい作品は、めったにないと思います。東京地区は1館だけの公開なのですが、ここまで評判がいいと1館だけでさばけるかどうか。この作品の内容については、後日、取り上げることにします。


 さて、今日の話題は、「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」ということに関してです。インターネット上では、この言葉が飛び交っています。先日、当ブログでも取り上げましたが、結論から言うと、この作品は「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」した作品ではありません。タイの人に聞けば、すぐに分かることです。

 「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」した作品は、日本でも公開された「愛しのゴースト(ピー・マーク/ピー・マーク プラカノーン/Pee Mak Phra Kanong)」<2013年>です。興行収入は、半永久的に破られないとも思えるような約597.5百万バーツ($18,161,322)というとてつもない数字を挙げています。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」はどうかというと、111.93百万バーツでした。日本で公開されたタイ映画の「すれ違いのダイアリーズ(先生の日記/ティーチャーズ・ダイアリー/キトゥン・ウィタヤー/Teacher's Diary)」<2014年>が100.7百万バーツでしたので、これと同じくらいと言えますね。

 では、なぜこの作品が、「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」した作品という情報が流れているのでしょうか?おそらく、その発端は、日本での配給会社の宣伝コピーにあると思われます。作品の公式ホームページを見ていただくと分かるのですが、「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」と大きく出ています。そして、よく読んでみると、その上に小さな文字で、「中国、香港、台湾、マレーシア、フィリピン、ベトナム・・・8つの国と地域で」と書かれているのです。つまり、これらの地域で公開されたタイ映画としては史上歴代No.1のヒットということなのです。
 昨今は、SNS時代なのはご承知の通りです。たくさんの人たちが、この「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」という部分だけをコピーした情報が瞬く間にSNSで広がってしまったのです。そのために、この作品が「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」した作品と勘違いする人たちが続出してしまいました。TAT(タイ国政府観光庁)までもが、(おそらく勘違いしているらしく)「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」という情報を流していました。
 何人かの方には正しい情報を伝えたのですが、もうここまで間違った情報が広まってしまうと何をやっても無駄です。映画ライターらしき方までも、間違った情報発信をしているのを見つけてしまいました。映画ライターの方とはいえタイ映画には詳しくないでしょうから、これだけ間違った情報があふれていたらこうなってしまうでしょうね。配給会社のキャッチコピーが悪いとは思いません。SNS時代の怖さですよね。有名なサイトが間違って発信してしまうと、多くの人がそれをコピーして再発信してしまうので、とんでもないことになってしまいますね。

 というわけで、何人かの方から当ブログあてに質問をいただきましたが、「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録」した作品は、「愛しのゴースト」です。

◆「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」公式ホームページ

[参考] タイ映画ライブラリー

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ひどいですね

この映画は去年見損なってしまったので日本でのDVD化を期待しています。まるで日本の移動販売のフルーツ屋の「ョㇼ」並みの広告ですね。もう日本もこの手の誇大広告は規制すべき時代だと思うのですが。それから「愛しのゴースト」とか「すれ違いのダイアリーズ」とかのあんまりな邦題が多いのも気になります。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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