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愛情、そして友情、シビアな愛の物語

ラスト・モーメント/The Last Moment


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 ラブ・ストーリー。大学からの親しい友人であったパーユ<พายุ>(アーラク・アモンパシリ)とファー<ฟ้า>(パッタラサヤー・クルーアスワンシリ)、ナム<น้ำ>(ラッチャウィン・ウォンウィリヤ)の男一人と女二人の三人組。ファーはパーユのことが好きであった。ナムもパーユのことが好きであったが、ファーが好きなのを知っていたので自分を押さえていた。大学を卒業し社会へ出るが、ファーは自分が命にかかわる重い病気にかかっていることを知る。そんな時、ファーはナムがパーユのことを以前から慕っていることを知り・・・というストーリー。
 ユッタルート・シッパパーク監督だけあって、映像は見事だ。しかし、作品はいきなり葬式のシーンから始まるだけあって、終始重い空気が流れている。ストーリー展開としては、突き詰めていくと?な部分もあるのだが、ちゃんとひとつのある「愛の物語」になっているので合格点を出してもいいであろう。よくある三角関係の愛情物語ではない。なかなか味のある作品となっている。
 もちろん、この作品にタイお得意のコメディー的要素は入っていない。結構シビアな愛の物語である。だんだんとタイもこのような内容の作品を作るようになってきたのだという、ある種の感慨のある作品となっている。あまり深く扱われていないが、「妊娠」「パーユとナムの愛の行方」もありきたりの内容とはなっていない。
 主演の三人(アーラク、パッタラサヤー、ラッチャウィン)がなかなかいい味を出している。ラッチャウィン・ウォンウィリヤは、日本の映画祭で公開されている「10月のソナタ(October Sonata)」<2009年>や「フェーン・マイ(Fan Mai)」<2010年>などの出演作があり、本作ではスパンナホン賞の主演女優賞を受賞している。彼女は「10月のソナタ」でもノミネートされたので、二年連続のノミネートという快挙を成し遂げている。大学の卒業パーティーのシーンでは、ダンスも披露してくれる。
 受賞したラッチャウィンを越えてよかったのが、パッタラサヤーだ。彼女は「ベッドサイド・ディテクティブ(Bedside Detective)」<2007年>がデビュー作で、本作が二作目。他に「バンコク・トラフィック・ラブ・ストーリー(Bangkok Traffic Love Story)」<2009年>「クール・ジェル・アタックス(Cool Gel Attacks)」<2010年>などに出演している。「バンコク・トラフィック・ラブ・ストーリー」に出演している?どこに出演していたのかと思い調べてみると、作品の初めの方で、主演のクリット・ホーワン(クリス・ホーワン)がへとへとになって仕事から帰宅すると家族がTVのメロドラマを観ている。そのドラマの主演女優が彼女だった。アーラク・アモンパシリは、人気バンドSlurの元メンバーである。
 「18歳超視聴可」という年齢制限が付いているのだが、これは妊娠が要素として扱われているからだろうか?それとも、ナムが自分に言い寄る会社の同僚にあることをしたからであろうか(このシーンはちょっとショッキングでびっくりしましたが)?興行的には、US$1,298,000とヒットを飛ばしている。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、日本でもDVDが発売されている「キラータトゥー」、「609(Buppha Ratree)」<2003年>や「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>などの作品がある。原題は「愛 三人 悲しみ」という意味。

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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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