殺されたカップルの霊が復讐に・・・/「ヒドゥン・ラス」

ヒドゥン・ラス/Hidden Wrath


 ホラー作品。村長の息子(オームシン)を中心とした三人組は、悪事を重ねていた。そしてある日、言葉を話せない女性プア(Nis Hawj)とその恋人のYod(ชยพล (เเบงค์ ) อัครกุลจิรา)を殺してしまい、森に埋め証拠を隠した。その後、三人の身の回りに次々と不思議なことが起こり…というストーリー。
 全体的に演出と脚本が…という感じ。ものすごくありふれた、殺された人間が霊となって復讐するというストーリーかと思ったら、最後にちょっとしたサプライズがあるにはあった。だが、演出等、もう少し工夫しないとという感がある。せっかく主人公の女性を言葉が話せない女性に設定したのだから、もう少しそのあたりを利用した内容が欲しい。不良青年たちの怖さはあったが、霊的な怖さはない。
 だが、出演者陣は悪くない。悪役のオームシンは、ものすごい悪役振りで迫力があった。主演女優のブア役であるNis Hawjは、タイ人なのであろうか?
 イタリアのミランで開催された「The International Filmmaker Festival of World Cinema 2015」で上映されている。原題は「残酷」という意味。

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タイの驚くべき?旅客機ホラー「ゴースト・フライト407便」、GYAO!で無料放映中

タイの驚くべき?旅客機ホラー「ゴースト・フライト407便」
GYAO!で無料放映中


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 タイの驚くべき?旅客機ホラー「ゴースト・フライト407便(407 ダーク・フライト/407 Dark Flight)」<2012年>が、GYAO!で無料放映中です。

 ホラー作品。キャビン・アテンダントのニウ(マーチャー・ワタナパーニット)は、10年前フライトで恐怖の霊体験をしていたために休職していた。その復帰後、初のフライトが霊体験をした時と同じ機体であったのだ。そして、今回もプーケットへと向かうフライト中に霊たちが次々と襲いかかり・・・というストーリー。
 「タイ初の完全3Dホラー」をうたい文句に宣伝された。この作品より少し前に公開された「メー・ナーク 3D(Mae-Nak 3D)」<2012年>も、「タイホラー初の3D」をうたっている。「メー・ナーク 3D」の方が公開が早いのだが、完全ではなかったということなのであろうか?「完全」ではない3Dというのはどういうことなのか?作品の一部だけが3Dという意味なのであろうか?本作の舞台は狭い飛行機内。3Dというのは最低二方向からのカメラが必要なので、撮影がかなり大変だったようだ。この作品を劇場では観ていないので、3Dの効果のほどは不明なのだが。
 さて、内容はというとかなりの感動ものである。これほどの作品はそうはない。イタリアの三流ゾンビ映画でも、もっとちゃんと作っている。あまりのこっけいさに、おもしろく最後まで観れてしまう不思議な作品だ。おそらく、この作品を観て「なんだこの作品は!」と怒った人は多いと思うが、結構楽しめるのだ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.73点(満点は10点。投票数41。2012年7月現在)ととても低いものだ。しかし、興行成績は興行収入US$1,133,343とヒットを飛ばしている。ファイブ・スター社の作品としては、久々のヒットとなった。これは主演のマーチャー・ワタナパーニットの人気ゆえか?「3D観たさ」ではないはずだ。なぜなら、この作品よりもちょっと前に公開された「メー・ナーク 3D」はコケてしまっているので。マーチャー・ワタナパーニットは、全盛期は過ぎたもののとても人気のある歌手&女優である。
 タイ映画の旅客機ものというのは非常に珍しい。というより、この作品以外に長編作品は知らない。機内の撮影はもちろんセットなのだが、この機内の様子はかなり突込みどころがあるお粗末なものだ。エコノミー席のはずなのに、席間距離(ピッチ)がかなり広いのだ。前後の席の間隔のことではなく、隣の席との間のことである。なにしろ、席間にある肘掛の幅がビジネス・クラス並みに広いのだ。そして機内の通路は、二台のカートがすれ違えるというすばらしい広さなのだ。こんな飛行機見たことがない。この機体の外観の撮影には、本物の飛行機が使われている。やや小さな飛行機だが機種は何なのだろうか?エンジンの形が違うのでB737ではない。エア・バスでもなさそうな気がするのだが。
 霊がパイロットの目を手で隠しているシーンがあるのだが、あれは何の意味があるのか?目隠しをしても、自動操縦で飛んでいるので何も問題は起こらないはず。そして、霊に占領されたと思われる操縦室のドアを斧で穴を開けて入ろうとするのだが、その時、穴が小さいからといって怖がる少女(パッチャリー・タップトーン)を説得して入らせる。なぜ少女に?穴が小さければ、もっと大きくすればいいだけの話である。DVDによる小さな画面で観ると分かりにくいのだが、劇場の大画面で観ると、実はこの穴はかなり大きく大人でも十分に通れるほどだなのだ。
 (ここからちょっとネタバレあり)作品のクライマックス、この少女がものすごいことをする。彼女、普段からフライト・シュミレーション・ゲームで遊んでいるのだが、彼女が飛行機を操縦して着陸することに・・・そんなバカな!それに、飛行機の機種が違えば操縦席の仕組みはまったく違うはず。ゲームと乗っている機種が同じでなければ、操縦は不可能なはずだ。いくら映画といってもこれはひどすぎると思っていたら…。そして、素人があんな簡単に着陸できるはずないではないか。だいいち、滑走路へどうやってまっすぐに進入したというのか?作中では自動操縦で着陸するということになっているのだが、実際にはそのようなことはできない。それに、地上を走る乗用車のように急ブレーキをかけるのだが、飛行機であれは無理でしょう。とにかく、すごい驚きのストーリー展開なのだ。
 また、あとから考えてみると、いろいろと疑問点が出てくる。10年前の事故で、主人公のニウは一人だけ生き残ったことになっている。だとしたら、10年前には誰が飛行機を着陸させたというのか?ニウが着陸させたということか?。それに、10年間この飛行機はさまざまな航空会社の手に渡り使われ続けていたことになっている。そして、その間も事故を起こし続けていたという。まあ、映画ですのでね。
 飛行機が飛び立つとすぐに非常時の説明が行われるが、これがとても愉快だ。キャビン・アテンダントたちが、音楽に乗って踊りながら説明するのである。これって、実際にどこかの航空会社がやってますよね。そう、フィリピンのセブパシフィック航空が2010年から始めたもの。でも、その踊るキャビン・アテンダントの中に、主演のマーチャー・ワタナパーニットがいないのはがっかり。さすがに、大スターの彼女にそんなことはさせられないということなのだろうか?だが、キャビン・アテンダント役のトランスジェンダー歌手として有名なベル・ナンティターは、メインで踊っていた。
 そうそう、この作品の大きな特徴のひとつでもあるのだが、出演者が突然消えるのだ。ストーリー展開上消えるのではなく、本当に作品の中から突然消えてしまうのだ。その一人がベル・ナンティターなのだが、気が付いた時にはもういなくなっていた。彼女殺されてしまったのであろうか?だとしたら死体はどうしたのだろう(途中、顔の見えない二人のキャビン・アテンダントの倒れている姿があったので、たぶんあの片方が彼女だったのであろう)?
 出演者の中では、少女キフ役のチョーイが叫びまくっていてB級ホラーにはもってこいの演技だった。また、その父親のプラーイは、やさしさがにじみ出ていて良かった。だが、この作品の中でベスト演技賞は母親役のエーだ。意地の悪い女性を熱演していた。映像の中では分かりにくいが、この人、意外に美人だ。
 第22回スパンナホン賞・メーキャップ賞を受賞している。Room39が歌う主題歌「サタニースット・ターイ(สถานีสุดท้าย)」が、ムードがあってなかなかいい。とにかく、他人にはとてもお勧めできないが、それなりにおもしろい作品となっている。感動ものである。
 イサラー・ナディー監督は「世界一怖いホラー映画の製作」を目的とした7人の監督によるユニット「ローニン・チーム(Ronin Team)」のメンバーで、本作が単独で監督する初めての作品。共同監督の一人として、「アート・オブ・ザ・デビル 2(Art of the Devil 2/ลองของ)」<2005年>を監督している。原題は「霊フライト407便」という意味。



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「すれ違いのダイアリーズ」主演女優プローイ出演作品(7) /「フォウビア」

「すれ違いのダイアリーズ」主演女優プローイ出演作品(7) /「フォウビア」


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 日本で劇場公開されたタイ映画「すれ違いのダイアリーズ(先生の日記/ティーチャーズ・ダイアリー/キトゥン・ウィタヤー/Teacher's Diary)」の主演女優チューマーン・ブンヤサック(ライラー・ブンヤサック/プローイ)の出演作品紹介です。 第7回目は、「フォウビア(Phobia)」<2008年>です。この作品の中で、彼女はキャビン・アテンダントを演じています。

 四人の監督による四つのホラー・オムニバス。第一話「Loneliness」(監督はYoungyut Tongkontund)は、この作品の中では映像に迫力があり一番出来がいい。とはいっても、ラストの部屋の中にいた女性とタクシーの中にいた女性の関係が理解できない。また、セリフは全くなく、ストーリーの進行は映像と携帯メールの文章だけで進められる珍しいスタイルだ。携帯メールなので文章は簡潔なのだが、もちろん文字はタイ語。
 第二話「Deadly Charm」(監督はPhavee Purijidpanya)はストーリーのアイデアはいいのだが、ラストに至るまでの展開がいまひとつ。惜しい作品だ。第三話「The Middle Man」(監督はBanjong Pisanthanakun)はラストでどんでん返しを狙ったのだろうが、そこに至るまでがまるでダメ。第四話「Last Fright」(監督はパークプーム・ウォンプーム)は、超低予算で作った一人芝居みたいな内容。悪いがどうしようもない内容だ。
 作品全体としては苦しい出来と言えよう。ヒットしたのだろうか?この作品の翌年に続編「フォウビア 2(Phobia 2)」<2009年>ができている。この出来でよく続編ができたと思うが、なぜかこの続編の出来は結構すばらしいものがある。

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女性寄宿学校での男性先輩霊とのロマンスと事件と・・・ 「シニアー(ルン・ピー)」

シニアー(ルン・ピー)/Senior


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 ホラー。修道院系の寄宿学校で学ぶ女学生ニン(ヤーンニーン・パーラウィー・ワイケーン)。彼女は、男子学生の霊ルン・ピー(先輩の霊?)が見え、話すこともできた。そんな学校の中で、彼女の友達が自殺してしまい…というストーリー。
 M-Thirtynine社作品。例年だと、同社は年末に作品を公開するのだが、「スター・ウォーズ(Star Wars: Episode VII - The Force Awakens)」が公開されるためか12月の頭に持ってきた。大不振にあえぐ同社だが、今回は映画界では無名?のヤーンニーン・パーラウィー・ワイケーンを主演に起用してきた。これは、予算がなかったのであろうか?新鮮さを狙ったのであろうか?興行収入は、23.34百万バーツとコケはしなかったが普通の成績に終わった。
 作品に、コメディー的な要素はない。主人公が物のにおいをかぐと、そのものに関することが分かるという設定には面白さがなかった。また、作品の怖さもほとんどない。それと、霊が物を持ち上げたり手で本のページをめくったりすることができるという設定には大きな疑問が残る。全体的に、企画とストーリー展開がいまひとつ。それに、怖さも不足している。
 主演女優のヤーンニーン・パーラウィー・ワイケーンは、映画出演は「キータラーチャニポン ボット・プレーン・ナイ・ドゥアン・チャイ・ラート(Keetarajaniphon Bot Pleng Nai Duang Chai Rat)」<2015年>の中の「スマイルズ(Smiles)」に続きこれが二本目で初の本格的主演作品。映画公開年で、まだ15歳の歌手だ。
 ウィシット・サーサナティアン監督は、日本で公開された「カメリア(Camellia)」<2010年/韓国、日本、タイ>の中の「アイアン・プッシー(Iron Pussy)」、「シチズン・ドッグ(Citizen Dog)」<2004年>、「怪盗ブラック・タイガー(Tears of The Black Tiger)」<2000年>、日本でDVD化された「レッド・イーグル(Red Eagle)」<2010年>や「サワッディー・バンコク(Sawasdee Bangkok)」<2009年>の中の「サイトシーイング(Sightseeing)」、「見えざる者(アンシーアブル/The Unseeable)」<2006年>などを手がけている。原題は、「先輩(上級生)」という意味。

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船内の箱から若い女性の死体が「ゴースト・シップ」

ゴースト・シップ/Ghost Ship


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 ホラー作品。船が出港して間もなく、船員たちは室内の箱の中に女性の死体があることに気付く。しかし、その死体は忽然と消えてしまう。その後、霊が出現し出し、船内はパニックに…というストーリー。
 ファイブ・スター・プロダクション作品。とにかく、おかまさん役のポンサトーン・シーピンターが作品をひっかきまわしている。彼が、騒いで叫びまくっていたことだけが強く印象に残る作品だ。前半は、ストーリーがはっきりとしない。特に、作品の冒頭のシーンには何の意味があるのだかまったくの不明だ。
 中盤あたりで、なぜこの船に霊が現れるのか謎解きがあるのだが、それならなぜ、乗員全員が霊に追いかけられるのか?そしてそして、ラストが大問題。最後はめでたしめでたしで終わっている。このラストは、かなりズッコケてしまう。それだったら、最初から…。
 タイ映画で、本作のようにほとんど船の中だけで作品が展開する作品というのは珍しい。外観はあまり大きな船には見えないのだが、船内シーンではいろいろな場所が出てくるのでそれなりの大きな船のように感じる(実際の撮影は、セットかどうかは不明)。
 残念ながら、脚本力不足。霊の怖さは、タイ映画としては標準レベル。興行収入は11.51百万バーツと振るわなかった。

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北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」/シリーズ第四作目「ラートリー・リベンジ」

北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」
シリーズ第四作目「ラートリー・リベンジ」


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 北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう(ブッパー・アーリカート/Buppaarigato)」が、タイで5月5日に公開予定です。それを祝して、「ブッパー・ラートリー」シリーズを第一作目から紹介します。
 第四作目ともなると、内容は末期的症状を呈していました。それに、主役もブッパーではなくなっているような感じで。シリーズも、このあたりが限界でした。

 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第四作目。シリーズ最終作。ホラー漫画家のラン(マーリオー・マオラー)は、ブッパー(チューマーン・ブンヤサック)との再会の喜びに浸る。しかし、なぜか彼女はつれない。そして、アパート内では少女プラー(ナットタワン・サックシリ)の幽霊がたびたび出現し、残酷な殺人事件が・・・というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。ストーリーは第三作目の続き。前作と同じ流れなのだが、今作の方がはるかにおもしろい。全体的に、こちらの方がテンポがいい。ただ、ブッパーとプラーの関係、ブッパーとランの関係が理解できないわけではないが、正直少々?だ。このあたりがもっとクリアになっていれば、より感動を呼んだと思うのだが。
 本作では、ブッパーの秘密?が明らかにされる。ブッパーとプラーの関係が良く分かったとはいいがたいのだが、監督によるとブッパーとプラーは体ではなく心を共有しているとのことだ。だが、なぜブッパーが復活したのかは語られていない。より分からないのは、ブッパーとランの関係である。ブッパーが、なぜ子供であるランに恋心を抱くのか?これは理解できない。
 劇場公開時は不明だが、DVDには「18歳超視聴可」の年齢制限がかかっている。今作も暴力描写があるので、これは当然であろう。
 「3.1」では登場しなかったお巡りさんコンビ゛が復活している。監督によると、前作ではたまたま出番がなかったとのこと。偉くなった呪術師役のソムチャーイ・サックディクンは、本作では背中に剣が刺さった状態では出てこなかった。シリーズを通じて使用されている哀愁を帯びた音楽が、作品に合っていていい感じだ。実際にはどこでロケを行っているのかわからないが、作品の舞台となっている609号室のあるオスカー・アパートメントは、物語の設定ではバンコクのペッチャブリー(ペッブリー)ということになっている。
 新しいキャラクターの中では、愉快な僧侶役をやったラッパーのチョーイ・ボーイがおもしろい。闇カジノの客役であるンエーンナー・チュアンチューンとトゥアレ・チューンイムに関しては、もうコメディアはお腹一杯という感じだ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、5.35点(満点は10点。投票数43。2014年8月現在)であった。興行収入はUS$518,044と伸びなかった。「3.1」の出来が良くなかったので、それが影響したのではないだろうか?監督のことばを聞いていると当初は次作の予定もあったようだが、作られてはいない。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、本シリーズ全作の他に日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。
 原題の「ブップパー・ラートリー」とは、主人公の名前。原題が「4」ではなく「3.2」となっているのは、「3」が長くなり二本に分けて上映することになったので「3.1」と「3.2」になったのだそうだ。

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北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」/シリーズ第三作目「ラートリー・リボーン」

北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」
シリーズ第三作目「ラートリー・リボーン」


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 北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう(ブッパー・アーリカート/Buppaarigato)」が、タイで5月5日に公開予定です。それを祝して、「ブッパー・ラートリー」シリーズを第一作目から紹介します。
 第三作目は、今日ではタイを代表する男優となったマーリオー・マオラー(オー)が新キャラクターとして登場します。大根役者だと思っていた?彼が、セリフをしゃべらないと味がある演技を見せてくれることを知った作品でした。ですが、ストーリー的にはかなり破たんしています。

 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第三作目。かつてブッパー(チューマーン・ブンヤサック)が住んでいたオスカー・アパートメント(オートカー・アパートメーン/ออสการ์ อพาร์ทเมนต์)は、前女性オーナーが亡くなりリノベートされていた。ブッパーは復活し609号室に住んでいたが、エークはいなかった。そのアパートに、ホラー漫画を描いているラン(マーリオー・マオラー)という青年が引っ越してくる。彼は子供の頃、ブッパーに会っていた。その頃、オスカー・アパートメントに、霊が出現しだし…というストーリー。
 サハモンコン・フィルム作品。前作から四年の歳月を経て、あのブッパーが蘇った。ストーリーは、第ニ作目の続きといえば続き。だが、作品の雰囲気はがらりと変わり、このシリーズの特徴でもあった「哀愁」はほとんど漂っていない。シリーズ通して出演している有名なコメディアンのソムチャーイ・サックディクンが演じている呪術師くらいまではいいのだが、今作ではやはり有名なコメディアンのコーム・チュアンチューンまでもが出てきてしまっているので、コメディー色がかなり強くなってしまった。しかも、彼は上はスーツで下は色パンツといういでたちで登場してくるのでたまらない。
 コメディー色が強くなった分だけ、つまらなくなってしまった気がする。哀愁も漂っていないので、ただのコメディー・ホラーという感じになってしまっている。おまけに、本シリーズの看板でもあるブッパーの出番が少な過ぎる。本シリーズのメイン・キャラクターというか主人公なのに、これではあまりにも少な過ぎだ。そして、今回はなぜか追う方ではなく追われる方になっている。まあ、続編があるので、作品の終わりが尻切れトンボになっているのは仕方ない。
 ただ、暴力性は健在で、相手が女性であろうが子供であろうが殴る蹴るとものすごい。また、カミソリでめった切りにするシーンもある。それにしても、どうして前作では成仏したはずのブッパーは復活したのでしょう?なぜ、エークはいなくなってしまったのでしょう(この疑問については、監督が「エークの出番は終わったので」と答えている)?
 前作から引き続き出演しているのは、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサック、セキュリティー(以前はアパートの従業員)役のストーン・ウェートカマー、呪術師コン役のソムチャーイ・サックディクン、そして同一人物かどうかは分からないがエークの母親くらいだ。新しいキャラクターで一番の中心人物は、少女の霊役のナットサワン・サックシリ。毎回違った内容のメイクで登場してくる。また、冒頭のこっくりさんをやっているシーンでは、アーラク・アモンパシリ、ラッチャウィン・ウォンウィリヤといった有名どころがゲスト出演している。また、「ブンチュー(Boonchoo)」シリーズで有名な、サンティスック・プロムシリの鬼のような形相をした少女の父親役がすごい。普段は穏やかな感じの役が多いと思うのだが、彼の演技は見ものだ。
 とにかく、全てが新しくなってしまっている。アパートのシーンはロケだと思われるが(おそらく、実際にビルがリノベートされている)、あの609号室が近代的な内装になってしまっている。あのぼろアパートが、本シリーズの大きな魅力であったのに。
 さすがに、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサックが、大人の色香が漂い学生服が似合わなくなってしまった。おかっぱ頭で学生服は、かなり無理がある。彼女は、第一作目の時は20か21歳。今作では26か27歳だ。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、6.27点(満点は10点。投票数67。2014年8月現在)であった。興行収入は、US$1,039,707とそこそこヒットした。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、本シリーズ全作の他に日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。
 原題の「ブップパー・ラートリー」とは、主人公の名前。原題が「3」ではなく「3.1」となっているのは、「3」が長くなり二本に分けて上映することになったので「3.1」と「3.2」になったのだそうだ。シリーズ最終作の「3.2」は、本作と同年に公開されている。

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北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」/シリーズ第二作目「ラートリー・リターンズ」

北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」
シリーズ第二作目「ラートリー・リターンズ」


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 北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう(ブッパー・アーリカート/Buppaarigato)」が、タイで5月5日に公開予定です。それを祝して、「ブッパー・ラートリー」シリーズを第一作目から紹介します。
 第二作目は、かなり残酷性が増していました。そして、主役のブッパーは作品の最後に成仏してしまうのですが…。

 コメディー・ホラーの「ブッパー・ラートリー(ブップパー・ラートリー)」シリーズ第二作目。ブッパー(チューマーン・ブンヤサック)とエーク(クリット・シプームセート)は、オスカー・アパートメント(オートカー・アパートメーン/ออสการ์ อพาร์ทเมนต์)の609号室で暮らし続けていた。アパートは幽霊騒ぎで寂れ、609号室以外は管理人夫婦を除きだれも住んでいなかった。だが、そんなある日、盲目の若い女性が部屋を借りに現れ、続いて男たちが部屋を借りに来たのだ。盲目の女性は自殺しようとするが、エークに止められる。そして、主治医に犯されそうになるところも助けられる。それを見たブッパーは嫉妬し…。一方、部屋を借りた男たちは銀行強盗で…というストーリー。
 ストーリーは、第一作目の続編。サハモンコン・フィルム作品。前半は、前作同様哀愁を帯びたスタートになっている。この部分は悪くないのだが、残念ながら後半のコメディー&ホラー中心部分がパワー・ダウンしてしまっている。このあたりがもう少しどうにかなっていれば、前作には及ばないがそれなりにいい作品になっていただろうにと思う。
 要素的には、前作同様盛りだくさんだ。やはり、再びエークはブッパーの愛を裏切り、僧侶(小僧)、呪術師、銀行強盗、SWAT、強姦、ホラー、コメディー等々てんこ盛り状態。エンド・ロールでは観客に受けなかった銀行強盗をしたコメディアンの四人組が、ある場所で大受けしているシーンが描かれているのが結構おもしろい。
 そして、エークの裏切りの結果も前作では足を切断されたのだが、今作でもすごいことになっている。子供には見せたくないほど残酷な内容だ。ブッパーと呪術師の戦いで意外なのは、ラストでブッパーが成仏してしまうことだ。だが、シリーズはまだまだ続くのだが。
 新しいキャラクターとしては、銀行強盗のコメディアン四人組(デーン・ドークプラドゥー、Phan Rojanarangsri、Supakorn Srisawat、ソムチャイ・スックチャイ)、盲目の女性(ピチャナート・サーカコーン)とその主治医、ネーン(少年僧)等が出てくる。前作から引き続き出ているメンバーの状況が変わっている(進んでいる?)のもおもしろい。エークは、足を切断されたので車いす生活。アパートの管理人のおばさん(Sirisin Siripornsmathikul)も、なぜか車いす生活になってしまっている。お粥屋の娘(チョムプーヌット・ピヤパニー)は精神に異常をきたし、笑えるのは呪術師(ソムチャーイ・サックディクン)の背中には剣が刺さったままなのだ。
 前作から二年しか経っていないのだが、ブッパー役のチューマーン・ブンヤサックが大人ぽくなっている(といっても、もうそれなりの年齢なのだが)。あと、タイトルバックでの彼女の英語表記の綴りが「Boonyasak」ではなく「Poonyasak」になっているのはどうしてなのだろうか?タイ語表記の発音は「Boonyasak」なのだが。主演女優なので、誤植ということはあり得ないはず。作中では、彼女の首が日本のろくろ首のように伸びるシーンがある。タイでは、こういう霊のシーンは珍しい。
 また、ネーン(少年僧)の袈裟の色が緑色なのが不思議だ。また、彼の持っている経典?のカバーが、ドラえもんなのがほほえましい。
 盲目の女性役であるピチャナート・サーカコーンは、日本でDVD化された「ブラックナイト(Black Night)」<2002年/香港、日本、タイ>の中の「The Lost Memory」にも出演している。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、7.38点(満点は10点。投票数8。2014年8月現在)であった。興行収入はUS$1,708,500とヒットした。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、本シリーズ全作の他に日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。原題の「ブップパー・ラートリー」とは女子大生の名前。

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北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」/シリーズ第一作目「609 (ロク マル キュウ)」

北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう」
シリーズ第一作目「609 (ロク マル キュウ)」


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 北海道ニセコで撮影されたタイ映画「ブッパーありがとう(ブッパー・アーリカート/Buppaarigato)」が、タイで5月5日に公開予定です。それを祝して、「ブッパー・ラートリー」シリーズを第一作目から紹介します。
 この第一作目はコメディー・ホラーなのですが、哀愁が漂っていて怖かったです。コメディーとホラーの要素のバランスが秀逸でした。そして、大女優となった若き日のチューマーン・ブンヤサック(ライラー・ブンヤサック/プローイ)の魅力を感じた初めての作品でもありました。日本でもシリーズ中で唯一DVDが発売されていますので、ぜひご覧になってください。

 コメディー・ホラー。金持ちの息子である大学生のエーク(クリット・シプームセート)は、友人との間で、同じ大学の医学部に通う物静かな女性ブッパー<ブップパー>(チューマーン・ブンヤサック)を抱けるかどうかの賭けをした。ブッパーは、古いアパート(オスカー・アパートメント)の609号室に住んでいた。ブッパーはエークの攻勢についに落ち、関係を結んでしまう。しかし、その後、エークからの連絡は途絶えてしまった。二ヵ月の月日が経ち、ブッパーは妊娠していることが分かる。すると、突然エークが現れたのでそのことを話すと、将来結婚すると約すがお腹の子供をおろすように頼まれ承諾する。闇医者でおろし、エークとブッパーはアパートへと戻って来た。そして、エークは「お粥を買いに行ってくる」と言い残し外へ出て行ったきり帰っては来なかった。その後、彼はイギリスへ留学してしまう。やがて、アパートの609号室には幽霊が出るとのうわさが…というストーリー。
 この作品はシリーズ化され、全部で4作品が作られている。全作とも同じユッタルート・シパパーク監督がメガホンを取っている。コメディー・ホラーといっても、おちゃらけではなく結構怖い。作品の中には、ホラー、コメディー、恋愛、男の浮気性、セクシーさ、映画、宗教、麻薬問題などなど盛りだくさんにかなり多くの要素が含まれている。
 作品の冒頭には霊は出てこないが、静かで暗い陰鬱なムードが漂うドラマになっている。ある意味、この部分の映像が作中では一番怖いかもしれない。そして、主演女優であるチューマーン・ブンヤサックの暗い影のあるかわいらしさがたまらない。
 中盤は、霊が登場したというのにコメディー色が強くなる。だが、タイ映画お得意のどうしようもないドタバタではなく、結構笑える適度のドタバタなのだ。ちょっとだけセクシー・シーンも出てくるが、この程度なら(特に毛布の中のシーン)なくてもいい。後の人気セクシー女優であるチューマーン・ブンヤサックが肌を見せてくれたのは、ベッドの中のシーンで肩から上のみ(毛布の中のシーンは、本人ではないであろう)。それでも、何だか色っぽさを感じてしまうのだが。
 ブッパーが霊となった後、彼女はいろいろな姿で登場してくる。人間の姿、半分霊の姿、完全な霊の姿と場面場面で使い分けているが、霊のメイクがタイ映画にしては少し怖いものになっている。どのタイ・ホラーも、せめてこの作品くらいメイクをしてくれたらホラーとして成立するのだが。
 終盤は、コメディー的要素もあるもののホラー性が中心となる。チョムプーヌット・ピヤパニーのセクシー・シーンもあるのだが、肌は見せていない。だが、映画館で男女の行為を行うというのは、タイ映画にしてはちょっとすごい。そして、のこぎりを使った残酷シーンも登場する。最後はどうやってストーリーをまとめるのかと思ったら、ラストは少々アッと驚かされる細工が用意されていた。ただ、エークが○○だとするとちょっと話のつじつまが合わないのだが、ちょっとしたサプライズでおもしろい。
 作中には、三本の映画名が登場してくる。部屋番号の関係で、日本でも公開されたタイ映画のヒット作「シックスティナイン(6ixtynin9)」<1999年>が。そして、セクシーものの「シン・シスターズ(Sin Sisters)」<2002年>。また、「エクソシスト(The Exorcist)」<1973年/アメリカ>は、名前だけでなく主演のリンダ・ブレアーが神父に悪態をつくシーンが再現されている。
 詳細は分からないが、カンヌ国際映画祭では上映できなかったと(「パート2」の)DVDに書かれている。Toront International Film Festival 2004等で上映されている。
 この作品は、出演者たちの演技が魅力のひとつでもある。それぞれの役どころで、魅力ある演技を見せてくれている。主演のブッパー役であるチューマーン・ブンヤサックは、少し影がある感じの美人でいい。彼女は、今やタイを代表するセクシー女優である。この作品に出演時には既に多くのTVドラマには出演していたので正確なことは分からないが、本作品が彼女の出世作ではないだろうか?出演時、20か21歳なので、見た目よりも年を取っている?日本で公開された「ミウの歌(ラブ・オブ・サイアム/サイアム・スクエア/The Love of Siam)」<2007年>、「地球で最後のふたり(Last Life in the Universe)」<2003年>、日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、日本でDVD化された「ザ・パーク(The Park)」<2003年/香港>などに出演している。
 相手役のクリット・シプームセートは、日本でDVD化されている「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers/Chai-Lai/ไฉไล)」<2006年>にも出演している。エークと関係を持ったお粥屋の娘を演じたチョムプー・ピヤパニーは、日本でDVD化された「パラサイト・デビル(Body Jumper/ปอบ หวีด สยอง)」<2002年>などに出演している。
 警官役で出てくるアディレーク・ワッタリラーともう一人(名前不明)は、タイを代表する警官役者だ。いろいろな作品に警官役で出ている。おそらく、本作で人気が爆発?したのであろう。アディレーク・ワッタリラーは、有名なコメディアン&監督である。
 お粥屋の娘を演じたチョムプーヌット・ピヤパニーは、日本でDVD化された「パラサイト・デビル(Body Jumper)」<2002年>にも出演している。ちょっとグラマーな感じのかわいい子だ。
 また、ダウン症の男優サーヤン・ムアンチャルーンが、出番もセリフも多くおもしろい。ダウン症の俳優は世界でも数少ないそうだが、彼は2008年12月14日に亡くなっている。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、7.20点(満点は10点。投票数5。2014年8月現在)であった。
 ユッタルート・シッパパーク監督には、日本でもDVD化されている「キラータトゥー(Kiiler Tatoo)」<2001年>や「チェン・カーン・ストーリー (トゥッケー・ラック・ペーン・マーク/Chiang Khan Story)」<2014年>、「ウォンチョーンピット(Wogchonpit/Heaven and Hell)」<2012年>の中の「第三話/ナロック・チャン 8」、「バンコク・カン・フー(Bangkok Kung Fu)」<2011年>、「フライデー・キラー(Friday Killer)」<2011年>、「サタデー・キラー(Saturday Killer)」<2010年>、「サーム・ヤーン(Sarm Yan)」<2010年>、「ラスト・モーメント(The Last Moment)」<2008年>、「イーティム ターイ・ネー(E-Tim Tai Nae)」<2008年>、「テンズ・エンジェル(Tengs Angel)」<2008年>、「ゴースト・ステーション(Ghost Station)」<2007年>、「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>、「パタヤー・マニアック(Pattaya Maniac/Sai Lor Fah)」<2004年>などの作品がある。この監督、いい作品と悪い作品が見事に混ざっているのが特徴だ。原題の「ブップパー・ラートリー」とは女子大生の名前だが、「夜の花」という意味がある。



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一時は上映中止に追い込まれた破戒僧ホラー「アーパット」/อาปัติ

アーパット/Arpat


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 ホラー作品。出家したばかりのネーン(少年僧)のサン(チャーリー・トライラット)は、仏門に入った後でもたばこを吸ったり女の子(プローイ・ソナリン)に興味を持ったりと戒律に背く行為を続けていた。彼のいる寺院がある村には、頭のおかしい男性(ソラポン・チャートリー)がいて・・・。
 サハモンコン・フィルム配給。2015年10月15日に公開予定であったが、文化省によって上映中止命令が出た。見習い僧が、女性とある種の関係を持つシーンがあるのが原因らしい。急遽、再審査を受け、公開予定日の翌日である16日の夜から上映が開始された。審査にかけた版は、元の作品の2分間分のシーンをカットしたものとのこと。年齢制限は、「18歳超視聴可」となっている。上映中止によって話題性が高まったせいであろうか?興行収入は52.17百万バーツを上げ、ヒットとなった。
 日本人から見れば、内容はそれほどショッキングなものだとは思わない。しかし、敬虔な仏教国であるタイにおいて、よくこのような内容の作品が公開できたなというのが一番の感想だ。もちろん、「表現の自由」という問題はあるものの、タイでこのような内容のものを公開していいのであろうか?と思ってしまう。作品全体には、怖いホラー的なムードが漂っている。だが、プレート(餓鬼)などの表現はいまひとつ。
 スパンナホン賞では、作品賞、主演女優賞(プローイ・ソナリン)、助演女優賞(ピムパン・チャラーヨンクップ)、メーキャップ賞、特殊効果賞、録音賞にノミネートされた。
 本作の見どころの一つは、男優人ではないだろうか?スパンナホン賞にノミネートされた女優陣よりも、作品の怖さを盛り上げていた男優人の演技が光っている。主演のチャーリー・トライラットは不良少年僧を好演していたし、いわくありげな僧侶役のダナイ・チャールチンダーとアッタポーン・ティーマコーンがよかった。ダナイ・チャールチンダーは、本作が映画初出演。それにベテラン俳優のソラポン・チャートリー、この人は超有名男優にもかかわらずどんな役柄でも演じる人だ。感心してしまう。
 主演男優のチャーリー・トライラットは、日本で公開された「フェーンチャン ぼくの恋人(マイ・ガール/Fan Chan/My Girl)」<2003年>の主人公でチアップという男の子役を演じた男優。その他、日本でDVD化された「コメディ学園(ハサート/Ha-Zard)」<2011年>、「夏休み ハートはドキドキ!(ホルモンズ/Hormones)」<2008年>などにも出演している。
 相手役の女の子役のプローイ・ソナリンはどこかで見たことがあると思ったら、戦場にかける橋を舞台にしたTVドラマ「ブンポーン(Boonpong)」<2013年>の主人公の娘役の子だ。映画は初出演。ピムパン・チャラーヨンクップは、日本でDVD化された「ボア(Boa...Nguu Yak)」<2006年>、「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>などに出演している。原題は、「罪」「戒律を破る」「悪い行い」という意味。

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 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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